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  <title type="text">嗄れた卯月</title>
  <subtitle type="html">ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録</subtitle>
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  <updated>2013-09-24T21:50:58+09:00</updated>
  <author><name>ふらみい＠とうか</name></author>
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    <published>2026-08-13T00:13:37+09:00</published> 
    <updated>2026-08-13T00:13:37+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>｢またね｣と勝手に言ってしまう</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
田舎の祖母が他界した。<br />
緊急入院の後、肺炎に罹ったとかで予断を許さぬ状況が続き、意識のレベルが低下してそのままという感じだったようだ。<br />
これで父方も母方も、祖父母は皆が居なくなった。<br />
会わずに何年も経った側のことも、最後に会いたかった側のことも、昔のことで鮮烈に憶えていることがそれなりある。<br />
だから、死に顔を見ても、寝ているようにしか見えない。<br />
涙は浮かぶが、それは彼女の生き様を称賛するものであって、同情などではない。<br />
<br />
あ、でも、祖父が他界してから、祖母は随分と落ち込みがちだった。<br />
それを押して生きていたのは、孫二人の行く末を憂いてのことだ。<br />
結婚したか、子どもはできたか、毎度話す度に聞かれたが、彼女なりの気遣いだったのだろう。<br />
祖父が居なくなったら話を聞いてくれる人がおらず、祖母は寂しい思いをしてきていた。<br />
やっとそれが報われて、祖父の魂が迎えにきたろうと、こっちも安堵する。<br />
<br />
田舎に帰るのが当たり前な上、関東から抜け出せるその旅路が昔から好きだった。<br />
東北の空気や気配などが好きだった。<br />
小さい頃はきょうだいと二人で先に行かされ、祭りを見たり、海に行ったりしたものだ。<br />
祖父は冗談やキレのある一言がよく出てくるタイプで、あの浜辺には幽霊が出るぞと脅してきたりもした。<br />
それでも海に行くのは好きだった。<br />
そこで売っている、ちりんちりんアイスが好きだった。<br />
<br />
祖母は健脚を誇り、大抵の場所へはバスと歩きでほいほい進んだ。<br />
僕らが小さい時も引き連れてバスに乗り、遠いデパートまで買い物に出ていた。<br />
ボケかツッコミかでいえばボケだが、言いたいことはすぐに言う早さもなかなかのものだった。<br />
買い物帰りに僕らが公園で遊びはじめ、巻き込まれても楽しそうに笑っていた。<br />
<br />
僕は昔の家こ窓から見えた隙間の空を、未だに憶えている。<br />
家と家との間、本当に狭いところだったんだけど、そこから見た空が好きで、手元に書いていた聖剣の話も筆がのってきていた。<br />
数年後、古い家や小さな畑は取り潰され、駐車場になった。<br />
<br />
次に引っ越した家は二階建てで、周りにも家があるのに静かな住宅街だった。<br />
タンスやカーテンの隙間など、どこか気になる場所がいくつもあった。<br />
能力に目覚めてからは、何でもない路地に生じる妙なゲートを垣間見たりもした。<br />
あと宗教施設から来る音が規則正しかった。朝早くの方はやめてほしかったがな。<br />
<br />
田舎に帰省して、そこで小さな頃の思い出がある。<br />
これはとても贅沢で、結構なことだと感じている。<br />
僕が死ぬ時の走馬灯に、きっとこの時期のことは出るだろう。<br />
僕が楽しかった時、嬉しかった時として、この頃の細かな思い出、どうでもよい瞬間を思い返す、体験する、それだけで僕は満足できる。<br />
<br />
整えられた祖母の死に顔は寝ているようだった。<br />
祖父が亡くなった時も、親戚の方に「病気で苦しんだりすると、死に顔も苦しそうになるんだって。でもそうならなかったのは不幸中の幸いよね」と言われて、なるほどなぁと思った。<br />
まぁたとえ苦悶に満ちた表情だったとしても、綺麗にするもんなんだろうが&hellip;<br />
<br />
この年齢になってくると、死はまた身近な隣人として近付くから、対抗して自分の死に様をきっちり決めておきたい。腹を括りたい。<br />
終活を少しずつ始めて、一番泣くであろう人との交感に咽ぶ。<br />
でも、死なないことには異変が生じる。人間は不老不死用の生き物ではないから。<br />
<br />
コロナが流行ってから、まったく行けなかった。<br />
でも、それで行かなかったことを責めたりはしない。自分で考えて決めたんだもの。<br />
今回も、その日のうちに田舎まで行って、次の日の朝に帰るっていう慌ただしい日程になったけど、これで良かった。<br />
<br />
祖母が居なくなったことは悲しい。<br />
でも、思い出がいっぱい。忘れているだけで、もっとたくさんの話をしたの。<br />
思い出があるから平気。寂しくはない。<br />
視えていふから。あそこの椅子に座って、ぼんやりしている。<br />
祖父に迎えに来てもらえて、やっと終わったんだ。<br />
本当によくがんばったと思う。<br />
おちゃめで、おしゃべり好きで、激情家の祖母だった。<br />
そんな祖母と、ここぞって時に庇ってくれる祖父と、きょうだいで祭りに行ったのは、今でも憶えている。<br />
<br />
好きなんだよ、ここ。<br />
また来たい。また会いたい。<br />
じぃにも言った、またねと。<br />
だから、明日の朝出発する時も言う、またね。<br />
<br />
本当に寝ているみたいなんだもの。<br />
話しかけたら目を瞬いて、起き上がそうな。<br />
頬は冷たく、少し柔らかさがあった。<br />
<br />
夏の日っていうと、スーパーまで一緒に行った道。<br />
公園に寄って、大きなブランコに三人揺れた。<br />
何もかも大事な思い出。<br />
振り返られるだけのものを手に入れていたことを、僕は自分に誇りたい。<br />
だから、またね なんだよ。<br />
<br />
]]> 
    </content>
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
        </author>
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    <published>2026-08-05T00:38:26+09:00</published> 
    <updated>2026-08-05T00:38:26+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>居心地</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
自分でも気持ち悪いなぁとは思う。<br />
それはただ感じたことというだけで、それ以上でも以下でもないのだが、痛い目を見た自分に対しては少し呆れた。<br />
まだ人間に期待しているのか、縋りたい気持ちがあるのか、仕方のない奴だ。<br />
<br />
先日、オンラインゲームで知り合った友人らに愚痴を零したばかりだった。<br />
自分が仲良くしているフレンドを、別の人らに取られたような気がして落ち着かない。<br />
だけど、そもそもそんな気持ちを持っていること事態が可笑しい、僕はフレンドの何者でもないのに。<br />
そんなふうに話して、とりとめのない内容ながらも友人らは｢そう感じるのはべつに変じゃないよ｣と言ってくれた。<br />
<br />
その次の日、誘おうかと思っていた矢先に、件のフレンドから遊びの誘いが入った。<br />
正直、僕とコンテンツに行くより、周りの人間と行った方が効率としては良いと思うが。<br />
でも、その人は効率より何より、ただ楽しく遊びたいだけなのであった。<br />
<br />
僕はその人の特別になりたいと思っているわけではない。<br />
そうなれたら、それはそれできっと楽しいことだけど、いろんな問題や価値観によって為されないことだと理解している。<br />
無論、恋愛など差し挟む余地は無い。それ以上の何かに近付けるなら、代償を払う甲斐もあるというものだが、そうはならないだろう。<br />
その人がそんなことを望まず、誰かを自分の中に招くのも嫌だから。何となくそう感じていた。<br />
<br />
僕はその人に勝手に親近感を抱いている。<br />
感性が似ているし、好きなものも嫌いなものも方向性が被ることが多い。<br />
誘い誘われのタイミングも似ていて、細やかな気遣いや、あっけらかんとしているようで壁が厚いところも気に入っている。<br />
だけど、それだけだ。同じ気持ちではないことも解っているから、それだけなんだ。<br />
友人に言われた、どこかの本にあった｢私はあなたのことが好きだけど、それはあなたには関係のないこと｣という内容そのままの思いで、その人と遊んでいる。<br />
<br />
僕は基本的に二人で遊びたいし、話したい。<br />
そのなかで、その人と遊ぶ時間は穏やかだった。自分でも不思議なほど。<br />
辛いことや苦しいことを分かち合う必要は無く、話せば聞いてくれるけど、話さずにいてもいい。<br />
どうでもいい話をしながらでも、黙ったままでもいい。<br />
そういったタイミングだとか価値観だとか、非常に近いものを感じる。<br />
だから僕はその人が好きだし、仲良くしていきたいと思っている。<br />
<br />
その人を他の人間に取られると感じた時、寒気がした。自嘲した。<br />
そんな勘違いや期待が、かつての喜劇を生み出したというのに、まだ懲りないのか？<br />
人間には無理なんだ、貫き通すことは無理なんだよ。<br />
そんな弱き者どもに縋らねばならんほど、僕は弱いのか？<br />
否。人間風情に、もっと言えば異性愛者風情に支えられるなど、一生の恥だろうに。<br />
<br />
なのに、居心地の良さを感じて、手放したくないと思っている。<br />
長年の癖のようなもんだ。あの子と居た時のような、淡い期待と深い絶望だ。<br />
<br />
勘違いするなよ、僕が勝手に抱いて、勝手に気に入っているだけなんだ。<br />
相手は同じにはなれないし、たくさんの関係を持っていて大事にしている。<br />
僕はどこかに留まっちゃいけない。相手も同じ気持ちにならない限り、留まれないんだからね。<br />
<br />
だけど、だけどと感じている。<br />
あの子と離れて4年ばかり、またこんな気持ちに浸れる日が来ようとは。<br />
僕はまた居場所を見つけたような気分で、その人の隣の居心地の良さに安心している。<br />
最近またあの子の夢を見るのは、そのへんの記憶が刺激されるからか。<br />
<br />
あの子との再会が遠くないとして、その人との付き合いは大事にしたい。<br />
でも、誰かの声が聞こえる。恋愛なんじゃないのって言う奴が。<br />
僕はあの子に対しても、その人に対しても、子孫を残したいなんて思ったことはない。だから恋愛ではない。<br />
<br />
僕は安心できる場所に居てはいけない。<br />
なのになぁ、何だか懐かしくて、安心もできて、週に一回は遊びたくなる。<br />
相手も同じ気持ちなら良かったのに、と思う時もある。<br />
そう思う度に、仄かな失意と4年前の辛苦が意識を苛むんだよ。<br />
<br />
でも、まぁ、こうしていろんな気持ちを感じられる人に逢えたこと自体は、幸運だった。<br />
もし同じでも同じじゃなくても、僕が勝手にその人のことを好きなことに変わりはなく、同じものが返ってこなくてもべつにいい。<br />
一緒に居ること能はずとも、僕の力にはなってくれる。<br />
<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ふらみい＠とうか</name>
        </author>
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    <published>2026-07-14T08:38:35+09:00</published> 
    <updated>2026-07-14T08:38:35+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>苦手な人間のタイプ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　というものを友人から訊かれて、上手く答えられなかった。<br />
　嫌いな人間のタイプはたくさん居ると思う。「君は人間嫌いだろう」と人から評価されて、「人間が嫌いなんじゃなく、嫌いな奴が人間に多いだけだ」と即座に答えるほど。<br />
　嫌いとまではいかないけど、苦手だからなるべく付き合いたくないタイプーーということでいいのだろうか？<br />
<br />
　それをずっと片隅で考え続けていたが、何となく解ってきた。嫌いじゃないけど、付き合わずに済むなら付き合いたくないタイプとでも言おうか。<br />
　細かな情緒のやりとりが声ないし対面でできない人間が、苦手だ。何を考えているのか解らないから、距離を取りたくなる。<br />
　正直、野生動物の方がまだ直感や本能に任せて感情を発露していると思う、そのレベルでこちらから見て感情が死んでいるようなタイプが苦手だ。<br />
<br />
　尤も、相手からすればちゃんと感情があるし、表に出しているのに、僕が全く感じ取れていないだけという可能性もある。<br />
　そこを阻害するのが、僕が自負として持っている感受性の高さだ。つまり、自分の感受性に引っ掛からないから、この人の感情は死んでいると、そのように認識しやすいのかもしれない。傲慢な話だが。<br />
<br />
　オンラインゲームでフレンドになった人はそこそこの数が居るけど、続いているのはごく微か。それも対面で遊んだことのある人に限られる。<br />
　元来、僕は筆まめな人が好きだ。それは誠実さの一種であり、ちゃんとこちらと関わろうとしているのだと思えるから、好感が持ちやすい。<br />
　反対に筆無精が苦手だ。こっちの時間を何だと思っているのだろうと、嫌悪感や忌避感を抱きやすい。<br />
<br />
　最近、フレンドになった人は、連絡すればちゃんと返信がある。だが、主体性は無いように見えた。それがこちらの不満や不安を煽るのだが、まずそういう考えに至らない部類の方のようだった。<br />
　いつメンというものに憧れ、筆無精な人間に辟易しているようだったから、それなら仲良くできるかもと思って、こちらから声を掛けた。<br />
　チャットを介して話をしてみた時、相手の感情があまり窺えず、振る話題に苦労した。というか、ほぼこちらが喋ってばかりだった。<br />
<br />
　二回目の遊びの時、通話しながら遊んでみた。聞かれたことには答えるけど、自分からあまり喋らない人だった。<br />
　それどころか、話題を膨らませることもなく、粛々とコンテンツを消化し、こちらは振る話題に窮して、終わった後に「ただの接待だなぁ」と疲労感を覚えた。<br />
<br />
　そこで思い出したのが、別のオンラインゲームで仲良くなったフレンドのことだった。<br />
　その人もやっぱり返事はちゃんとしてくれるけど、チャットではあまり自分のことは話さなかったし、こちらにも興味が無いようだった。<br />
　通話もしたことあったが、会話は弾まず、これでは疲れると思って僕はチャットに切り替えた。<br />
　しかし、戦闘中にボタンひとつで送れるスタンプ機能はよく活用する人で、こちらがナイスプレイを見せると、すぐさまスタンプで反応してくれて、そこは嬉しかった。<br />
<br />
　ここで疑問なのが、僕がどういうフレンドを欲しいかということだ。<br />
　これもまた生来の気質だが、僕は会える友人が欲しいと思う傾向にある。ネットを介して会った人でも、いつかは生身で喋りたいと思い、それをずっと実行してきた。<br />
　ネット上だけで完結する関係というものは、あまり自分に合わない。それは若い頃から理解していた。<br />
　「何でそんなに会わないといけないのか？」と訊かれたこともあるが、会った方が相手のことが解るからに決まっている。物理的な距離をすぐ覆すことはできないけど、生きている間に何度も会っておきたいのだ。<br />
　まぁ、この質問をしてきた友人も、文章と実際に会って話すのとでは印象が大きく変わる人なので、そういうタイプは僕みたいな会って話すタイプがあまり好きではないのかもしれない。<br />
<br />
　なもんで、スタンプで反応してくれるフレンドと遊ぶのは楽しかったけど、実際のチャットや通話で盛り上がれなかったのが残念だった。<br />
　後にこの話をカウンセリング先でして、「実際の細かなやりとりよりも、ゲームを通したやりとりの方がいいのかもしれないね」という意見を貰い、成程と合点がいった。<br />
　相手が欲しいのは、ゲームができるフレンドだ。それ以外で関わるつもりがない。リアルに居るような友人ではなく、ゲームを一緒にやるだけのフレンドが欲しかったのだろう。<br />
　だから向こうから誘ってきたことは無いし、こちらから別ゲームに誘っても反応が無かった。<br />
<br />
　･･････それは僕から見れば、ゲームフレンドbotでしかないが。<br />
<br />
　そして、今回のフレンドもそれに近い。スタンプ機能は無いから、意思疎通を取ろうとすると通話ありきになりがちだが、自分から話を振ることがあまり無ければ、相槌を打っても話を膨らませる気が無さそうと窺えるところが、とっても苦手だ。<br />
　事前に「話下手なので」とか何とか言ってくれれば、こちらも配慮できるんだけど、それが無い。相手が話しにくいかもとか、こう思うかもっていう予想や予測が立てづらいのかもしれない。<br />
<br />
　僕は感受性が人より優れていると自信を持って言えるし、細かな情緒のやりとりが得意だ。それは対面の時に最も発揮され、余裕があれば通話でも何とかなる。<br />
　だが、今の余裕の無い僕では、感受性ばかり過敏になって、相手の受け取らなくていいものまで受け取ってしまっている。<br />
　僕は自分の得意な分野で相手を知ろうとし、仲良くなろうとしていたが、それが相手にとっては重荷になっていたのかもしれない。こっちのペースに合わせなきゃいけなくなるからね。<br />
<br />
　･･････とはいえ、初対面の相手なら気を遣って、何が好きですかとか、これはどうですかってところを切り口に話を始めるもんだと思うけどな。<br />
　この辺は接客経験が無いとできないことか、そも相手に興味を持っていなければできないことか？<br />
　とにかく相手はゲームを通してでしか、こちらと関われないのかもしれない。<br />
<br />
　どうしよう、そういう人は僕に必要ない。<br />
<br />
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    </content>
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2026-06-07T22:34:57+09:00</published> 
    <updated>2026-06-07T22:34:57+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>初めて言われた</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　大学時代の友人と一年に一度は定期的に集まるようになって、何度目か。<br />
　今日もその会に行ってきたわけだが、そこで意外なことを友人に言われたので、整理するためにも書かずにいられなかった。<br />
<br />
　なにせ引っ越してからこっち、自分の部屋は無いし、家族とは扉一枚隔てているだけで、以前よりも物音はよく聞こえるし、独り言もばっちり聞こえる。<br />
　そんな環境で書けるかーいって、半年近くほぼ何も書かなかった。書けなかった。<br />
　もっと一人になれる場所で～なんて言っていたら、このまま書けずにいきなり死にそうだ。そんな焦りだけはあって、条件とか環境とか関係なく、とにかく書き出してみたかった。<br />
　そのきっかけとなったのが今日の会だったので、友人らには感謝せずにいられない。<br />
<br />
　僕は明暗で言えば、明らかに暗の方の存在だ。自分でも自覚はあるし、かつて友人だった人、或いは仕事先の人からも「ネガティブな方の人間だ」だの「あなたの話を聞くと暗い方へ引き摺られる」だの、好き放題言われたものだ。<br />
　僕は人の話を聞いて共感こそすれ、引き摺られることがあまり無かった。だから、かつて友人だった人の言う&rdquo;引き摺られる&rdquo;の意味が解らなかった。<br />
　今にして思えば、もう交友関係を続けていけるような間柄ではなかったのだろう。喧嘩したこともあったし、その際に相手を泣かせてしまったこともあって、そのわだかまりは解けたものだと思っていたが、相手の中ではそうじゃなかった。同じ次元でものを見ることはできなかったんだ。<br />
<br />
　そんな自分に対して、今日会った友人は「君と話すと元気になるし、表現も的確だ」と評価され、もう一人からも「こうした方がいいって押し付けてくることもないし、寧ろ話を聞いてもらって要点が整理できる」といった旨のことを聞いて、とても意外だった。<br />
　更に、先の友人は随分と昔に僕に対して「閉鎖的なんじゃないのか、勿体ない」と言ってきたことがあって、当時の僕はそれに反発したものだった。<br />
　そのことを憶えていた友人は「あの時はそう言ったけど、今にして思えば君はしっかり考えていた。閉鎖的なんじゃなくて、長く付き合える人を見抜いていた。それに比べれば自分らなんて、まだ子どもだ」と言って、「昔の友人が残っているということは、その時からブレていない」と再び評価してくれた。<br />
<br />
　意外や意外、僕は誰かに何かを与えられる存在になりたかったけど、実際にはなれないだろうと思っていた。<br />
　確かに、人によって場所によって、話すことや思考を柔軟にしていこうと心掛けてはいたが、自分の軸に沿わないことを話したことはない。八方美人ではない。<br />
　閉鎖的なんじゃないかって言われたことを、まさか二十年近く経って「自分の見方の方が誤りだった」みたいに言われるなんて、思わなかった。<br />
　その時の僕は図星を突かれて、こいつに何が解るんじゃいって怒って、それで反論していた気がする。<br />
　子どもじみた反抗だったのに、二十年近く経って友人は自分の認識を改めた。その一つの答えのようなものを聞けたということが、僕にとっては偉大な奇跡だ。<br />
<br />
　それに、もう一人の友人が言った「話を聞いてもらって整理できる」というところは、僕がよく会う友人に抱く感想そのものだった。<br />
　彼女は筆力もあるし、思考する力もあるし、僕なんかよりよっぽど読書家で、ゲーマーで、他人に左右されることはない。そんな彼女に自分に起きたことを話すと、客観的な視点からずばずば言ってもらえるので、僕の思考の組み立てにとても役立つのだ。<br />
　そんな役割を、まさか自分が誰かにしていたとは。話を聞けて良かった。<br />
<br />
　僕の存在価値なんて、友人によって認められるところがやっとだ。<br />
　家族も旦那もその他の人間も信用ならないところがあるけど、自分が選んだ友人達は今でも好きだし、できる限り関係を続けていきたい。相手の人生に関わることができなくなったとしても、その幸福を願える自分で在りたい。<br />
　ただ、この先を生きていれば別れは必ず来るだろうし、或いは予期せぬ訣別が待っているかもしれない。既にそんな訣別を経験した僕は心が壊れて久しいが、友人達のお蔭で生きていられる。多くを望まずに、彼、彼女らの幸福だけを願える。<br />
　そこは感謝するかな、訣別した奴に。でも、許すことはできない。また話したいけど。<br />
<br />
　僕も、誰かを元気にできるようなことを話せるんだ。<br />
　TPOを弁えてこそだし、もしかしたらそう言ってくれた友人だって僕の話をもっと深く聞いたら、自分の感覚をまた訂正することになるかもしれない。<br />
　だけど、今日聞いた話は間違いなく友人が感じたことだ。それを伝えてもらえるだけの成長を、僕はきっと遂げている。<br />
　それ自体はきっと喜ばしい。良いことだ。僕の糧になる筈だ。信じたい。<br />
<br />
　僕は彼らの死を見届けてから、死にたい。友人らの老いと魂の旅立ちを祝福したい。<br />
　最後にそんな我儘を言ってもいいと思う。僕だっていつ死ぬか解らないけど。<br />
<br />
]]> 
    </content>
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2026-03-25T12:30:24+09:00</published> 
    <updated>2026-03-25T12:30:24+09:00</updated> 
    <category term="(主に)映画感想文" label="(主に)映画感想文" />
    <title>温泉シャーク</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　怪獣映画をお勧めしてくれる友人に言われて、わざわざ探して観てしまったよ『温泉シャーク』。<br />
　名前からして以前観た『シャーコーン』とかと同じ類かと思っていたら、日本発のサメ映画なんだとか。しかし、中身はわりと怪獣映画と聞いて、物は試しじゃ観てみようぞと、マイシアター＋に登録までした。<br />
　余談だが、このマイシアターとはいったい何なのであろう･･････知らない間に知らない制度ができている。一週間は無料のお試しができるようだが、この手のものは解約し忘れるので、忘れないようにここに記しておかねば。<br />
<br />
　そんなことより、この映画の中身だが、多くは語れない。<br />
　というのも、僕自身がまだ怪獣映画に対する経験が浅くて、どう評価したらいいのかがさっぱりなのである。さっぱり、ほんと。<br />
　近年こそ怪獣映画の金字塔であるゴジラにまつわるものを観て、カッコイイだのカッコイイだの、果たしてカッコイイイだのと宣っているが、その前は怪獣映画をどう楽しんでいいのかが解らず、遥か昔に地上波で観たモスラが可愛いとか、その程度のレベルだった。<br />
　サメ映画は追っかけようとして手当たり次第観たから、多少はあれこれ言えるかもしれないけど、怪獣映画についてはまだまだ･･････<br />
<br />
　そんな僕でも楽しめたのがこれ、温泉シャーク。<br />
　現代らしい要素――インフルエンサーだの、配信だの、3Dプリンターだの――が盛り込まれていて、確かにサメも全貌が映りはしたけど、どこか怪獣映画を思わせる作りだと感じさせられたのは何故だろう。<br />
　ミニチュアで多くが表現されていることに気付けるようになったのは、ここ3年くらいで培われた眼なのだと思いたい。爆破シーンとかCGよりもリアルだもんね。<br />
　でもその陰で同じ友人に紹介されたダイコン版ウルトラマンがちらつくから、彼の罪は重いね。<br />
　で、温泉シャークは「そんなの無茶苦茶だよ！」という設定がありながらも、どこかで説得力を生み出す場面が存在する。それっぽいんだよね、物凄く。現代の説明と、映画の設定が上手く噛み合わさっているというか。海外のサメ映画ではやらないんじゃないかなって、何となく思いました。<br />
<br />
　暑海市ってあるけど、熱海市だよね、この道路見たことあるよ～って解ると面白くなってきちゃうね。<br />
　熱海市＝温泉って結びつきから生まれたこの映画、大切にしてください。聖地巡礼に向かいたいと思っています。<br />
<br />
　こういう映画って、ちゃっちい部分とツッコミ入れたくなるようなギャグと、途端に温度差が発生するシリアス展開と、塩梅がとても難しいと思うのよね。<br />
　その点、温泉シャークでは次々と人が襲われるし(サメの数はクラファンに左右されていたようで、劇中では400ものサメが出演しているんだとか)、主要キャラだと思っていた人が次々に死んでいくし、最終的に残った面子見ても「え、お前らなの？」と予想し得ない展開が続きました。<br />
　この疾走感っていうのかな、相手に考える隙を与えない怒涛の勢いってのは大事だと思う。煙に巻くんでなく、ちゃんと説得力を持たせて且つ相手を巻き込んで坂を転げ落ちている――ような感じ。<br />
　ツッコミたいんだけど、画面の向こうで次はこれ次はこっちって話が進んでいくから、笑いながらも囚われて観ちゃう。そして、どこかしらに感動ポイントのようなものが捻じ込まれる。<br />
<br />
　そこを盛り上げるのが、壮大なBGMの数々。いやー曲がみんなかっこよかった。<br />
　あとEDの『灼熱の戦歌』がすっごい好みで、覚えてカラオケで歌いたいなって思いました。<br />
　映画に限った話じゃないだろうけど、大事なのは物語を邪魔しないで引き立てる音楽なのだろうか。サントラ欲しいな。<br />
<br />
　そういえば、あのマッチョさんは実はサメの転生した姿とか、こっちが無茶なことを考えていたんだけど、最後まで解らなかったな。<br />
　街の復興も1ヶ月くらいで軌道に乗ったっていうし、暑海市の人達めっちゃ逞しいっすね。その中で、社会的な生活を送れるとは思えないマッチョさんは、是非とも万巻さんと手を組んで街の発展に貢献していってほしい。<br />
<br />
　あと、友人がこの映画を勧めてきた理由の一つとして、彼の平沢進が音響で参加しているという話があったから。<br />
　成程、確かにエンドクレジットには御大の名が。なにやってんすか、ヒラサワ。<br />
　大物のパターンを録ったということなんだけど、まったく気づきませんでした。何年か経った後に見直した時、そこを意識してみようと思います。<br />
<br />
<br />
　あらすじも、映画の評論らしいことも、何ひとつ言えません。言いません。<br />
　とにかく観てみるといい。圧倒されるといい。こういう映画が好きな人には堪らないんじゃないかな。その&rdquo;こういう&rdquo;の中身が言えないから、誰のための感想にもならないね。<br />
<br />
　にしても、あのサメたちの眼、ちょっと可愛く見えてしまったな。<br />
　エラが温泉マークなのもいい。かわいい。<br />
　画面の向こうから押し寄せる姿には、DB映画のメタルクウラを想起した。絶望感ね。<br />
<br />
<br />
]]> 
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2026-03-12T20:43:42+09:00</published> 
    <updated>2026-03-12T20:43:42+09:00</updated> 
    <category term="ゲーム" label="ゲーム" />
    <title>ポケモンZA</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　こちら無事にクリアできたので、簡潔にでも感想を残そうと思った。<br />
　Switch2が手に入ったのが昨年11月、そこから引っ越しやら何やらで元気が無くて、ちゃんと始めたのが今年に入ってから。<br />
　一ヶ月半で大体クリアできるだろうと思っていたが、サブミッションが多いのと、そのうち幾つかが面倒で放置していたのと、いろんなポケモンを捕まえて育てるのが楽しくて、長々とプレイしていた。<br />
　そして今もプレイしている。M次元ラッシュ買ったのだけど、まぁこれは後日に書くとして･･････まだクリアしてないし･･････クリアできるかどうかも解らないし･･････。<br />
<br />
<br />
　巷では良い噂を聞いていたので、ZAを始めるわくわくはそれなりにあった。<br />
　レジェンズの系列だから、アルセウスの時ほどではないにしても、きっと面白いだろうな、と。<br />
　レジェアルはプレイしたポケモンの中で一番好きなので、そこに追従する形で好きになれたらいいなぁという希望があった。<br />
<br />
　いやー、ちょっと操作に慣れるまでは難しかったけど、慣れると面白い。<br />
　アクション面が強化されていて、相手の攻撃を避けながら技を打つのが楽しかった。自分が避けるのに必死で、ポケモンや共闘している仲間に当たっていたけど。これはもはや肉壁。<br />
　子どもには難しい操作かもしれないとか聞いたけど、確かに。複雑なタスクだから、あちこち見ているうちにやられちゃうかもしれないね。序盤の自分が正にそうだったね。<br />
<br />
　それでも、懐かしいポケモンも出ていたので、初代直撃世代は大歓喜でしたよ。<br />
　アーボとかポッポが再び出てくれたのも嬉しい。それからミニリュウね。昔も必死に捕まえて育てて、ハクリューからカイリューの流れがぜんっぜん理解できねーなって啞然としたもんだ。<br />
　ピカチュウとイーブイはまぁどこにでもいるとして、ピッピとか、M次元だとプリンも出る様子。<br />
<br />
　このグラフィックで見たかったのはガーディやロコンなど。<br />
　というか、今作でほのおタイプ使おうと思ったらリザードンしか使っていなかった。<br />
　カエンジシはちょっと･･････だいちのちからで嫌な目に遭ったので、使う気になれなくて･･････。<br />
　バクーダのデザインが結構好きだったけど、メガシンカの姿には首を傾げてしまったので、使ったり使わなかったり･･････マフォクシーに至っては、どうしてキュウコン路線でいかないんだと更に首を捻り･･････。<br />
　そんなこんなでほのおタイプでもっと使いたくなる子が居れば良かったなぁ、なんて生意気にも思いました。<br />
　アローラライチュウがまた貰えたのも嬉しかったな。普通のライチュウも好きだけど、アローラ版も何だかふわふわしていて可愛らしい。<br />
<br />
　M次元で捕まえたい子は何種類か居るのだけど、もうミロカロスを手に入れられればそれでいいかもしれない。<br />
　それくらい本編には一部除いて満足したし、M次元でのドーナツ作りと異次元ミアレ探索が苦痛なのである。<br />
<br />
　本編についてはネタバレ回避しながら話したいところだけど、結構切羽詰まった状況だったんだなミアレって驚いた。<br />
　XYやっていないから、余計に大袈裟に受け取ってしまったのかもしれない。AZさん、座って接客してどうぞ。<br />
<br />
　そして、某箇所で言われていた「主人公はムショ帰り」という設定がツボに入った。というか、納得しかない。<br />
　いや、サビ組の事務所に行った時の態度といい、たまに見せる選択肢のきつさといい、こいつ只者じゃないだろ。ムショ帰りって言われたら全て合点がいくよ。<br />
　いつも女の子で始めるところ、今回は男女どっちにしようか迷ったけど、やっぱり女の子。この娘がムショ帰りって、ちょっと面白い。<br />
<br />
　好きになれたキャラか、うーん、ユカリ様だろうか。やべーけどおもしれー女ですね、あの方。<br />
　今回もそんなに嫌だなってキャラは居ない、あ、そんなことなかった、居た。<br />
　うちは女の子で始めたから、ガイでした。サビ組イベントと、タワー突入前のイベントで「なんだこいつ」って5回くらい言いました。<br />
　今作のライバルキャラ、物語での見せ場での言動、おかしいだろ。タウニーは画像でしか見ていないけど、もっとやばいだろ。<br />
　ガイもタウニーも外見が好みだっただけに、トンデモ言動で好感度ダダ下がりですわ。何であの台詞と流れでいけるって思ったんだろ。<br />
　別のところでも言われていたけど、これなら最終イベントで星になった方がまだ納得できたのでは？？？？<br />
<br />
　そんな疑問を残しつつも、ZAは面白かったと言えます。ポケモンみんな可愛い。ミアレはやばい街だが、きっと毎日飽きないと思う。<br />
　ムショ帰りの主人公には相応しい修羅の国ですね。オヤブンがホロの外でも活動できているの、大丈夫なんですかね。<br />
<br />
<br />
　来年にまた新しいポケモンが出るというので、それまでにやりたいゲームを幾つか終わらせます。<br />
　ぽこポケ、ドラクエ7リメイク、FF8、ライドウ、428など、積んでいるものは多い。じわじわ終わらせてはいるが、それより先にやりたいものが出てきてしまう。<br />
　あ、ベルセリアとエクシリアもやらなければ。買わなければ。<br />
<br />
　先ずはぽこポケを始めるためにも、M次元をキリのいいところで終わらせよう･･････<br />
<br />
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2026-03-06T01:36:43+09:00</published> 
    <updated>2026-03-06T01:36:43+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>光を</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
まさかこの歳まで生きていられるとは思わなんだ。<br />
更に、光を望むような考え方を保っていられるとも、思わなんだ。<br />
これまでの生き様に、どんなことを感じてきたろうか。<br />
十年前の自分はいったいどこまで予想できていただろうか。<br />
今となっては笑うしかない数々の出来事で、この十年はあまりにも長かった。<br />
<br />
その間にも、対人関係は深くなり、或いは離れていった。<br />
自分から繋ぎに行ったものもあるし、手放したものもある。<br />
二十年も信じて終に梯子を外され、それがきっかけで思考も生き方も洗練された。<br />
より強く、より孤独に、より逞しく、しかし戦い抜くだけの勇気は未だ持てない。<br />
半身となってくれるような存在を求め、人間以外の存在と懇意にしながらも、己の無力さや未熟さを痛感している。<br />
<br />
人間として、というか生命としての役目をひとつ終えることはできたが、生み出したものに最後まで責任が持てるかは解らない。<br />
自分にはできると思っていた当時こそ、マタニティー・ハイだったのでは？<br />
よくもまぁ分不相応なことを願ったものだ。<br />
だが、それを嗤うことのできる者がどれほど居るだろうか。<br />
<br />
自責思考の始まりと、諦観からの狡猾さを学んだ。<br />
やはり敵は敵のままだ。味方とする必要はあるが、最後まで信じず、気を抜かずに対峙することだ。<br />
稚い自分の過去から学んだ怒りと教えを無駄にする勿れ。<br />
兎にも角にも油断を見せてはならない、相手を喰らう程の覚悟で以て、人間とは関わらねばならない。<br />
<br />
傍らで、自分の証明を欠かさないようにしなければならない。<br />
即ち、書くことをやめてはならない。歌うこともまぁやめない方がいい。<br />
昨日観た銀魂の映画は魂が震えた。生き返った。<br />
こんなふうに誰かに何かをもたらすものを書きたいと、久しぶりに考えることができた。<br />
それは晩年になって達成されることかもしれないし、一ヶ月後にはできているかもしれない。<br />
今はまだ力が足りないし、誰かの為に書く気にもならない。<br />
この感動や情動を礎に、またひとつずつ積み重ねていけばよい。<br />
僕にしか書けないものを書く、それが至上の歓び。それは昔から知っている唯一の幸福の体現だ。<br />
<br />
僕はどれだけ僕を失わずにいられるだろうか。<br />
来年はまだ生きているだろうか。<br />
大事にしたいものをどれだけ持っていけるだろうか。<br />
来世に期待して死んだ時、目覚めるのはポポルの元だろうか。<br />
永い旅路の果てに得るものは、魂に刻み込まれるのだろうか。<br />
唯一無二の存在にいつ会えるだろうか、今の僕では役不足ではないだろうか。<br />
あのひとはいつまで待っていてくれるだろうか。<br />
<br />
僕は弱い、だから強がる。<br />
この世の何もかもを統べるかのように振る舞い、数多のものを下に見ながら、天を仰いで自由を描く。<br />
誰の追従も許さない。きっと辿り着いてみせる。<br />
セレナ達と生き残って、堂々とした死を迎えてみせよう。<br />
大いなる力に殺されるか、小さな怒りに殺されるか、そこもまた解らない。<br />
あとどれだけのものを生み出せるだろう？<br />
<br />
光だ。何もかもが輝いて見える。<br />
それは死のうとした時に見えた光景に似ている。<br />
何もかもくだらない。何もかも素晴らしい。<br />
空が飛べないなら翼は偽物だ。<br />
飛ぶためには今のままじゃ駄目だ。<br />
早く次にいきたい。僕はここにいる。失われて堪るかい。<br />
<br />
ランディに寄せて。紅弥の手を取って。<br />
まだ巫子でいられるだろうか。死の間際まで気高くいられるだろうか。<br />
ただの妄執、それとも真実か、もう一歩だけ世界の先をいきたい。<br />
僕には翼がある、脚がある、力がある、そう信じないと生きていけない。<br />
本当は疲れた。信じたくない。捨てられるのはもう嫌だ。<br />
そんな自分に何かが手を差し伸べてくれる瞬間を、まだ待っている。永遠に来ないかもしれないのに。<br />
<br />
ただ、光だけは射し込む。僕を焼き尽くすための光がそこにある。<br />
照らし出された輪郭も影も僕に違いない。<br />
すべて呑み込むほどの影と、灰の中から生まれ変わる奇跡をください。誰に頼めばいいのか。<br />
<br />
絶対に呑まれない。人間にはもう負けない。<br />
喰らってでも生きてやる。お前らに負けやしないからな、と啖呵を切りたい。<br />
お前らを焼く光を、きっと。<br />
<br />
この小ささが、醜さが、如何にも僕らしい。<br />
愛される悦びを、選ばれる歓びを、あなたが、どうか。<br />
<br />
]]> 
    </content>
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2026-01-13T01:05:05+09:00</published> 
    <updated>2026-01-13T01:05:05+09:00</updated> 
    <category term="日常" label="日常" />
    <title>嫌いだという感情</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　それらが溢れているのだと思う。<br />
<br />
　久しぶりに書ける機会を手に入れた。<br />
　最近、PCを家族が持ち出しているので、二ヶ月近く何も書けていない。<br />
　小説どころか、ブログすら書いていなかった。<br />
　なもんで、久しぶりに書いている今がとても楽しい。<br />
　アウトプットは大事だ。誰かに話すことも大事だけどね。<br />
<br />
　友人が昔住んでいたという場所へ連れていってもらい、楽しく過ごした後だった。<br />
　その子が何度か話に出してきた人があまり好きじゃなくて、どう反応していいのか解らなかった。もっと言えば、話をしてほしくなかったのだと思う。<br />
　FF14絡みで知り合った人で、精神的に脆い部分がある人だから理解できるだろうと友人は踏んで、僕にその人を紹介してくれたようだった。<br />
　その人自身と僕とは話したことがない。いつもその友人か、後にその人の恋人となる人を入れてしか、遊んだことがない。<br />
　だから、僕はその人がどんな人なのか知らない。解っていない。<br />
<br />
　解っていないなかで、その人は度々病んで約束を反故にすることがあった。今日遊べると言った数時間後に「体調が悪くて」と、自分の思い通りに動けないようだった。<br />
　最初はそれも辛かろうと心配していたけど、やがてその人がインしなくなり、元々僕が進めたかったコンテンツをクリアする計画はやっぱり頓挫した。<br />
　人数不足を補い、あわよくば仲良くできればということで知り合った人だったけど、ものの一ヶ月で不信感を抱くことになるとは。<br />
<br />
　でも、その人の恋人も、友人も、その人と今でも変わらず遊んでいる。そこに僕は居ない。祖の人も僕と遊ぶのは気まずいだろうと思う。<br />
　僕は二人から事情を聞いただけで、本人から直接の謝罪や説明はされていない。<br />
　そんな状態で何ヶ月か過ぎ、友人がその二人と遊んでいることがあると知り、友人と遊びに行った際にその人の話をされて、かなり苛立ってしまった。<br />
<br />
　僕のその人に抱く印象は極めて悪い。精神的に脆いとはいえ、ドタキャンはやはり嫌な気持ちになるし、説明はあって然るべきなんじゃないかとも思う。<br />
　その人との間に知人よりも進んだ関係性があれば、ここまで苛立つことはなかったかもしれない。周りの人間がどう言おうと、僕にとっての評価の軸は僕の感じたことだけなのだから、そこで躓いたなら、その人が挽回しようとしない限り、僕から歩み寄ることはできない。<br />
　約束を反故にして悪いと思っている、薬をのんで怠いから起きていられない、それらを本人から聞いていれば、違ったのではないか。<br />
　そこまで説明する義理が無いと言われれば、やはりその人とは関わらないようにするだろう。<br />
　共通の知り合いが居るから、僕が一人でモヤモヤすることになる。<br />
<br />
　ドタキャンは昔によくやられた。その友人もやはり余裕が無くて、「ドタキャンされて辛かったんだよ」と言った時に「でも君も季節の変わり目とかに来てたよね」と返されたことがショックだった。<br />
　季節の変わり目だから本人やその子どもが熱を出してもしょうがない、とでも言いたげだった。僕はただその時のことを「あの時は余裕が無くてね、ごめん」とか言ってほしかっただけなんだけど、その謝罪ってのはこんなにも難しいことなのか？<br />
<br />
　加えて、現在僕を苛立たせるその人と、友人が仲良くしている恋人の仲など、僕にとっては何の関わりも無い。<br />
　だけど、友人からその話が出てくる。出てくる度に、ヘテロは嫌だなと嫌悪感が頭をもたげる。聞くに値しないと思っているのだろう。<br />
　無礼者が誰とどう付き合っていこうと、僕に謝罪してくれなかった時点で、遠い国の出来事のようなものだ。現実味が無い。<br />
　というか、恋人に誠実に在る前に、こっちに誠実に在れよ。僕は友人ですらないのに、貴女を許容しようとしたんだぞ。<br />
<br />
　結局、僕は自分を蔑ろにされて怒っているだけだ。<br />
　そして、友人にそのことを伝えられず、持て余している。<br />
　僕は友人と仲良くしたくて、僕のことを解ってほしいとまで思っているけど、友人にとっての僕はその他大勢とあまり変わらないのだ。<br />
　変わった関係性をまた誰かに期待している自分に、心底、嫌気が差した。というか、馬鹿だろう。本物の馬鹿だ。<br />
　あれだけ痛い目に遭っても誰かとの稀有な関係を望む、その頭の中は大層なお花畑だろう。僕の愚かな希求が、僕自身の首を絞め上げている。<br />
<br />
　こっちを蔑ろにしている人間にまつわる全て、気に入らない。関わりなど持てない。<br />
　恋人を大事にするけど、それ以外は踏み台とでも無意識に考えているんじゃないか、恋愛主義の異性愛者は。無礼者。<br />
　友人が憶えているかは解らないが、僕は大事なものを失う羽目になったから、恋愛感情も異性愛者も蛇蝎の如く忌み嫌っている。<br />
　その感情が揺さぶられる。自分にとってそれは苦しいものだ。<br />
　だけど、それらは友人にも、例え無礼を働いたその人や、その人を支える恋人には関係のないことだ。だから、僕は強い理性で以て対応する。<br />
<br />
　そうだ、僕は精神的に脆いけど、病んでいるけど、そんじょそこらの人間とは潜った修羅場の数が違う。<br />
　思考する能力も、どれだけ自分が辛くても他者を優先できるだけの理性を、僕は持っている。<br />
　かつてドタキャンした上に言い返してきた友人や、今回のその人にはそれらが無い。自分が辛くなれば周りを犠牲にし、他責思考であることを厭わず、恋愛やその時の友人関係へと逃げ込み、不義理を働く。そして、それらを忘れる。<br />
<br />
　僕の根底にあるのは、恋愛感情と異性愛者への嫌悪、自己愛、自分の苦痛を抑えられるだけの理性と思考能力、自責の念が転がっている。<br />
　特に自責の念は強く、どれだけ他者の所為にしようとしても「そんな人間を信じた自分が悪いのだ」と返っていく。<br />
　他者を馬鹿にすることで、卑下することで、何とか自分を保っている。そんな僕を周りは馬鹿にするし、大事にできないだろう。だから僕は僕だけを愛する。<br />
<br />
　とにかく、疲れた。危うく今日の遊びの場に二人を呼ばれるところだった。<br />
「次は二人も呼べるかもね」と言われて、上手く答えられなかった。僕は黙っていてもいいかな、なんて思った。そんなの、成人して十何年も経った人間の対応じゃないよね。<br />
<br />
　でも、気を遣ってしまうんだよ。自分に余裕なんて無いのに、嫌なのに、気を遣ってあげようとするんだよ。<br />
　そこに感謝してくれる人も、「お前が辛いんじゃないのか」て気付いてくれる人も居ないのに。僕を保護できるのも、庇護できるのも、僕だけなのに。<br />
<br />
　嫌いだ。異性愛者は嫌いだ。恋愛感情で幸せいっぱいに笑う人間どもも嫌いだ。早く生命の本分を果たして朽ち果てろ。僕から大事なものを奪っていくな。<br />
　友人にそういう本音を吐けないのは何故か？　友人は、その二人と仲良くやっているから。そこに余計なものを挟みたくなかった。<br />
　ほらな、気を遣っている。僕は僕のことが話せない、それだけでこんなにも辛くなるというのに。馬鹿だ。馬鹿だ。<br />
<br />
　僕の居場所を奪うのは、いつだって異性愛者の恋愛感情だった。<br />
　傷付けてくるのも、約束を破るのも、全部そうだったじゃないか。<br />
　もう近付くな。<br />
　それから、僕自身もよく弁えろ。特別な人間など、居ないんだよ。<br />
　セレナ達みたいな存在でもなきゃ、義理に厚い関係なんてできないんだよ。<br />
　人間に多くを求めるな。そうしなくていいように、僕は僕だけを愛し、信じ切るしかない。<br />
<br />
　ルーンが出したハガルは、ここに掛かっていたみたいだ。<br />
　つくづく当たるよな、ルーンは。<br />
　なら、僕が話し合いをする日は来るのかな。唯一無二の関係は作れるのかな。<br />
　さっきと言っていることが違うね。結局はどんな時でも頼れる人が欲しいんだね。<br />
<br />
　お願いだから、目を醒ましてくれ。そんな希望は持つんじゃない。<br />
<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ふらみい＠とうか</name>
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    <published>2025-11-19T14:06:54+09:00</published> 
    <updated>2025-11-19T14:06:54+09:00</updated> 
    <category term="(主に)映画感想文" label="(主に)映画感想文" />
    <title>MaXXXine</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　前回観た『X』、『Pearl』の三部作の最後、これが動画サイトを覗いたらあったので、思わず観てしまった。<br />
　そう、自分はミア・ゴスの演技に心底惚れ込んでしまったようだ。ミア・ゴスを観たいがために観たと言っても過言ではない。<br />
<br />
　続き物だけど、『Pearl』はスピンオフというか、パールの若かりし頃の話であって、今作も『X』もマキシーンの話だ。<br />
　どれもミア・ゴスが主演だから、何となくこんがらがっている。どれを観てもいいけど、最後の作品はやっぱり前作二つを観た後の方が、「あーそういうことなの？」と納得できるかもしれない。<br />
<br />
　ネタバレ無しで語るならば、そういう終わり方するのか～っていう驚き。<br />
　展開がどうとかより、使われたネタに対して「え、そっち！？」という驚きだった。ネガティブなものではないが、ポジティブでもない。<br />
　あんまり言うとネタバレになるから明言が難しいけど、僕は正直、全然違う人がマキシーンを狙っていると思っていたので、黒幕の正体を明かされた時に「嘘でしょ！？(今更出てくるの？)」と二重で驚いた。<br />
　とにかく、意外性というか、そっちだと思わなかったっていうか･･････そう感じた人は結構多いのではないかと思う。<br />
<br />
　マキシーンがまた神経図太いもんで、あれだけの惨事に見舞われたのに、本名のまま女優を目指しているってのがまた･･････アメリカからどっかに移り住んだわけでもないし･･････。<br />
　徹頭徹尾、自分の願いのため、夢のために生きている姿は賞賛もんだと思うけど、いくら後見人みたいな人が居るとはいえ、本名のままで、事件のあった農場と同じ国内のままで、ポルノ映画からハリウッドスターに駆け上がるなんて、できるかな？<br />
　できるのがマキシーンなんだよ、と言われると頷いてしまう。それがこの映画の魅力なのかも。てきとうなこと言っているわけじゃないよ。<br />
<br />
　ミア・ゴスの演技には満足しているけど、設定については前作よりも気になったな。そこは不満かもしれない。<br />
　先述した後見人なんだけど、最初にどういう人間なのか解っていなくて、有力な大物に偶然拾われて(というか寵愛を受けて)、そこの養子にでもなったのかと思ったのよね。或いは愛人みたいな。<br />
　だけど、そういった男女の関係ってのは一切無さそうだったし、父親役を務めるってわりにはいつも一緒に住んでいるわけじゃないし、どこでどう出会って、どうマキシーンに惚れ込んで、こんな立ち回りをするに至ったんだ･･････？<br />
　そこも想像の余地が残っているっちゃそうかもしれないけど、劇中で補完してくれてもよかったのにー。<br />
　まぁ、マキシーンって自分のこと全然話さないし、謎を残したままの方が雰囲気あるでしょってことなのかねぇ？<br />
<br />
　映画も最後まで観ていると「こういう作りにしたのか～」て思えるから、んまぁ明かされない部分があっても納得できるような･･････いや、それは甘い評価と言われてしまうか？<br />
<br />
　映画の舞台が80年代のアメリカで、この時代の映画を観たことある方なら、ちょっと懐かしい気持ちになれるのかも。<br />
　僕はこの時代が終わる頃に産まれたから知らないものばっかりだけど、似た年代の映画を何本か観たことあったから、カラーにしろ、場面転換にしろ、何となく懐かしさを感じた。<br />
　前作でもそうだったけど、オマージュを大事にしているのかなぁ。そのものへの尊敬を感じられるオマージュは僕も好きなので、そういうところは観ていて気分がいい。<br />
<br />
　二つの前作を観て、尚もマキシーンの物語の顛末を知りたいって方にお勧め。<br />
　今回はマキシーンの暴れっぷりやエロは少ないので、そこを求めている方には物足りないかも。<br />
<br />
　ここまで凄いと、ミア・ゴスは台本貰った時に何を思ったのか聞いてみたくなっちゃうね。<br />
　どんな心理状態で演じられるんだ、これ。<br />
<br />
<br />
<br /><br /><a href="https://flammie16.kagome-kagome.com/%E6%84%9F%E6%83%B3%E6%96%87/maxxxine" target="_blank">続きはこっちで</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>ふらみい＠とうか</name>
        </author>
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    <id>flammie16.kagome-kagome.com://entry/375</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://flammie16.kagome-kagome.com/%E6%84%9F%E6%83%B3%E6%96%87/x-%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E6%96%B9-" />
    <published>2025-10-31T13:18:02+09:00</published> 
    <updated>2025-10-31T13:18:02+09:00</updated> 
    <category term="(主に)映画感想文" label="(主に)映画感想文" />
    <title>X(映画の方)</title>
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      <![CDATA[<br />
　友人からは「観なくてもいいよ！」と言われたけど、これの続編が面白かったから「一作目ってどんなだったんだろ」と興味本位で観たのがこれ。<br />
　ちなみにアマ●ラで観られるようだったから再契約したのだけど、本編の途中で広告入れるとかどういうことなの。月額払ってんのが馬鹿みたいじゃねぇか。頼むよほんと。<br />
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　あらすじもネタバレも割愛して、言いたいことだけ記しておきたい(単純に時間が無いのだ)<br />
　主演のミア・ゴスに『Pearl』でハマりつつあったのだが、今ではすっかり虜と言ってもいい。<br />
　彼女はすごく女性的、魅力的な立ち居振る舞いを見せるけど、内面の混沌としたものとか正視に堪えないものってのを上手に表現してくれる。その演技力に脱帽。この女優が凄い。<br />
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　劇中の老婆パールと、農場を訪れた性に奔放な若者の一人マキシーンのどちらも演じているとのこだけど、演じ分けとかサイコダイビングっていうのかな、演じるにあたっての心掛けとか、どういうふうに考えていたのだろう。<br />
　マキシーンは如何にも若さを謳歌している女性って感じで、野心もあるし、頭もきっと悪くない。自分を特別だと信じ込むことはできるのは、若さの特権なのかも。<br />
　対してパールは「いずれ私のようになる」と呪詛を吐き出すくらいには、自分の思い通りの人生を歩むことができなかった――と見える。続編を観た後だと、時代だね～とか、成程ね～と思うけど、ダンサーになれなかったことが一番効いているのかな？<br />
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　しかし、早々に自分の可能性に見切りをつけた側としては、老いても尚その光に縋り続けるパールの精神はすげーなと思えた。<br />
　若さを謳歌する、世間一般だと青春だとか何だとか言われているような種々様々なライフイベントなるものを一通りこなせず、そのまま老いていくのは口惜しかったことだろうよ。時代が影響しているなら尚更。<br />
　そういう人って自分が老いた時にまざまざと見せつけられると、いとも簡単に発狂するのね。或いは、老いた頃に手に入っても理想と現実の乖離が起きて、上手く活かすことができない。またはただの馬鹿になる。<br />
　僕はただの馬鹿になった人の方をたくさん見たから、若い間にできることを蔑ろにするってのは恐ろしいことだと思った。この年齢で学生時代に手に入らなかったものが手に入ると、人間はこうも蒙昧になるのだなと呆れたもんだった。<br />
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　ただ老いるっても、何十年も経たねばそうならないわけで、その間に一切の変化が無かったとすれば、そりゃ殺人犯せるほどになるでしょうね。これも続編を観た後だから言えることだけど。<br />
　ただ、僕はパールが殺人鬼になったとは続編を観た時に思わなかった。『X』の方では明確な羨望を持って、手慣れた感じで次々に殺していったけど、若い時のアレコレは殺人鬼への過程だと思えなかったんだよな。その辺は感情移入の差かな。<br />
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　やってきた若者達に特に何を思うってことはなかったけど、映画監督の青年が自分のカノジョがあぁなった後、シャワーを浴びながら泣いているのは少し不思議だった。<br />
　何もかもを犠牲にして自分の思う傑作を作りたい人なんだと思っていたから、「あ、そこで傷付くし、自分のカノジョはそういう娘じゃないって思っていたんだ」と驚いた。<br />
　何と言うか、この程度のことで傷付いて泣いちゃうほどの人なら、野心溢れる映画なんて作れないんじゃないかなぁ、なんて･･････偉そうに言ってしまった。<br />
　血眼になって何かを作りたいって人はどっかしらのネジが外れていることが多いから、そこは普通の感覚なのかよ！ と肩透かしを食らった気分だった。<br />
　愛とセックスは別物とマキシーンが言っていたけど、それはそうだと思う。お前も混ざれば良かったろ、と見当違いなフォローをしたくなったシーンだった。<br />
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　で、幾つかの感想を見てまわったけど、やはり皆様が一番のグロテスクさを感じたのが例のシーンだったみたい。<br />
　僕は「あぁこれも愛の形か」と思ったね。執着が愛と換言できるなら、ハワードとパールの間に起こったことも、パールからマキシーンにちょっかい出したことも、愛の形の一つと形容してもいいんじゃなかろうか。無理かな。<br />
　若い人しかそういうことしちゃいけないってわけじゃないって言われれば、それはそう。いくつになっても性に溺れたい人はそうなんでしょうよ。<br />
　でも、これが原因で後にハワードがあんなことになるとは･･････あまりにも･･････コメディホラーみたいな現象だったな。<br />
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　僕は女性嫌悪が酷い時もある人間だけど、女性の悦びとか哀しみを綴った作品は好きだ。リアルに存在する人から向けられる、そういった感情は迷惑だ。<br />
　どうしようもない渇望だとか羨望だとか、それが憎悪や怨嗟に転化する瞬間の生々しさと勢いにいつも圧倒される。どうしてこうなったのだろう、あぁそういうことだったのね、そしてぶちかます一撃は最高に輝いて見える。<br />
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　女ってのは業が深い生き物なんだろうか。<br />
　それとも、男が関わるからそう見えるだけだろうか。非常に面白く、厄介だ。<br />
　でも、僕はパールの考え方も、行動も気に入っているよ。<br />
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            <name>ふらみい＠とうか</name>
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