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温泉シャーク


 怪獣映画をお勧めしてくれる友人に言われて、わざわざ探して観てしまったよ『温泉シャーク』。
 名前からして以前観た『シャーコーン』とかと同じ類かと思っていたら、日本発のサメ映画なんだとか。しかし、中身はわりと怪獣映画と聞いて、物は試しじゃ観てみようぞと、マイシアター+に登録までした。
 余談だが、このマイシアターとはいったい何なのであろう・・・・・・知らない間に知らない制度ができている。一週間は無料のお試しができるようだが、この手のものは解約し忘れるので、忘れないようにここに記しておかねば。

 そんなことより、この映画の中身だが、多くは語れない。
 というのも、僕自身がまだ怪獣映画に対する経験が浅くて、どう評価したらいいのかがさっぱりなのである。さっぱり、ほんと。
 近年こそ怪獣映画の金字塔であるゴジラにまつわるものを観て、カッコイイだのカッコイイだの、果たしてカッコイイイだのと宣っているが、その前は怪獣映画をどう楽しんでいいのかが解らず、遥か昔に地上波で観たモスラが可愛いとか、その程度のレベルだった。
 サメ映画は追っかけようとして手当たり次第観たから、多少はあれこれ言えるかもしれないけど、怪獣映画についてはまだまだ・・・・・・

 そんな僕でも楽しめたのがこれ、温泉シャーク。
 現代らしい要素――インフルエンサーだの、配信だの、3Dプリンターだの――が盛り込まれていて、確かにサメも全貌が映りはしたけど、どこか怪獣映画を思わせる作りだと感じさせられたのは何故だろう。
 ミニチュアで多くが表現されていることに気付けるようになったのは、ここ3年くらいで培われた眼なのだと思いたい。爆破シーンとかCGよりもリアルだもんね。
 でもその陰で同じ友人に紹介されたダイコン版ウルトラマンがちらつくから、彼の罪は重いね。
 で、温泉シャークは「そんなの無茶苦茶だよ!」という設定がありながらも、どこかで説得力を生み出す場面が存在する。それっぽいんだよね、物凄く。現代の説明と、映画の設定が上手く噛み合わさっているというか。海外のサメ映画ではやらないんじゃないかなって、何となく思いました。

 暑海市ってあるけど、熱海市だよね、この道路見たことあるよ~って解ると面白くなってきちゃうね。
 熱海市=温泉って結びつきから生まれたこの映画、大切にしてください。聖地巡礼に向かいたいと思っています。

 こういう映画って、ちゃっちい部分とツッコミ入れたくなるようなギャグと、途端に温度差が発生するシリアス展開と、塩梅がとても難しいと思うのよね。
 その点、温泉シャークでは次々と人が襲われるし(サメの数はクラファンに左右されていたようで、劇中では400ものサメが出演しているんだとか)、主要キャラだと思っていた人が次々に死んでいくし、最終的に残った面子見ても「え、お前らなの?」と予想し得ない展開が続きました。
 この疾走感っていうのかな、相手に考える隙を与えない怒涛の勢いってのは大事だと思う。煙に巻くんでなく、ちゃんと説得力を持たせて且つ相手を巻き込んで坂を転げ落ちている――ような感じ。
 ツッコミたいんだけど、画面の向こうで次はこれ次はこっちって話が進んでいくから、笑いながらも囚われて観ちゃう。そして、どこかしらに感動ポイントのようなものが捻じ込まれる。

 そこを盛り上げるのが、壮大なBGMの数々。いやー曲がみんなかっこよかった。
 あとEDの『灼熱の戦歌』がすっごい好みで、覚えてカラオケで歌いたいなって思いました。
 映画に限った話じゃないだろうけど、大事なのは物語を邪魔しないで引き立てる音楽なのだろうか。サントラ欲しいな。

 そういえば、あのマッチョさんは実はサメの転生した姿とか、こっちが無茶なことを考えていたんだけど、最後まで解らなかったな。
 街の復興も1ヶ月くらいで軌道に乗ったっていうし、暑海市の人達めっちゃ逞しいっすね。その中で、社会的な生活を送れるとは思えないマッチョさんは、是非とも万巻さんと手を組んで街の発展に貢献していってほしい。

 あと、友人がこの映画を勧めてきた理由の一つとして、彼の平沢進が音響で参加しているという話があったから。
 成程、確かにエンドクレジットには御大の名が。なにやってんすか、ヒラサワ。
 大物のパターンを録ったということなんだけど、まったく気づきませんでした。何年か経った後に見直した時、そこを意識してみようと思います。


 あらすじも、映画の評論らしいことも、何ひとつ言えません。言いません。
 とにかく観てみるといい。圧倒されるといい。こういう映画が好きな人には堪らないんじゃないかな。その”こういう”の中身が言えないから、誰のための感想にもならないね。

 にしても、あのサメたちの眼、ちょっと可愛く見えてしまったな。
 エラが温泉マークなのもいい。かわいい。
 画面の向こうから押し寄せる姿には、DB映画のメタルクウラを想起した。絶望感ね。


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2026/03/25 (主に)映画感想文 Comment(0)

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