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嫌いだという感情


 それらが溢れているのだと思う。

 久しぶりに書ける機会を手に入れた。
 最近、PCを家族が持ち出しているので、二ヶ月近く何も書けていない。
 小説どころか、ブログすら書いていなかった。
 なもんで、久しぶりに書いている今がとても楽しい。
 アウトプットは大事だ。誰かに話すことも大事だけどね。

 友人が昔住んでいたという場所へ連れていってもらい、楽しく過ごした後だった。
 その子が何度か話に出してきた人があまり好きじゃなくて、どう反応していいのか解らなかった。もっと言えば、話をしてほしくなかったのだと思う。
 FF14絡みで知り合った人で、精神的に脆い部分がある人だから理解できるだろうと友人は踏んで、僕にその人を紹介してくれたようだった。
 その人自身と僕とは話したことがない。いつもその友人か、後にその人の恋人となる人を入れてしか、遊んだことがない。
 だから、僕はその人がどんな人なのか知らない。解っていない。

 解っていないなかで、その人は度々病んで約束を反故にすることがあった。今日遊べると言った数時間後に「体調が悪くて」と、自分の思い通りに動けないようだった。
 最初はそれも辛かろうと心配していたけど、やがてその人がインしなくなり、元々僕が進めたかったコンテンツをクリアする計画はやっぱり頓挫した。
 人数不足を補い、あわよくば仲良くできればということで知り合った人だったけど、ものの一ヶ月で不信感を抱くことになるとは。

 でも、その人の恋人も、友人も、その人と今でも変わらず遊んでいる。そこに僕は居ない。祖の人も僕と遊ぶのは気まずいだろうと思う。
 僕は二人から事情を聞いただけで、本人から直接の謝罪や説明はされていない。
 そんな状態で何ヶ月か過ぎ、友人がその二人と遊んでいることがあると知り、友人と遊びに行った際にその人の話をされて、かなり苛立ってしまった。

 僕のその人に抱く印象は極めて悪い。精神的に脆いとはいえ、ドタキャンはやはり嫌な気持ちになるし、説明はあって然るべきなんじゃないかとも思う。
 その人との間に知人よりも進んだ関係性があれば、ここまで苛立つことはなかったかもしれない。周りの人間がどう言おうと、僕にとっての評価の軸は僕の感じたことだけなのだから、そこで躓いたなら、その人が挽回しようとしない限り、僕から歩み寄ることはできない。
 約束を反故にして悪いと思っている、薬をのんで怠いから起きていられない、それらを本人から聞いていれば、違ったのではないか。
 そこまで説明する義理が無いと言われれば、やはりその人とは関わらないようにするだろう。
 共通の知り合いが居るから、僕が一人でモヤモヤすることになる。

 ドタキャンは昔によくやられた。その友人もやはり余裕が無くて、「ドタキャンされて辛かったんだよ」と言った時に「でも君も季節の変わり目とかに来てたよね」と返されたことがショックだった。
 季節の変わり目だから本人やその子どもが熱を出してもしょうがない、とでも言いたげだった。僕はただその時のことを「あの時は余裕が無くてね、ごめん」とか言ってほしかっただけなんだけど、その謝罪ってのはこんなにも難しいことなのか?

 加えて、現在僕を苛立たせるその人と、友人が仲良くしている恋人の仲など、僕にとっては何の関わりも無い。
 だけど、友人からその話が出てくる。出てくる度に、ヘテロは嫌だなと嫌悪感が頭をもたげる。聞くに値しないと思っているのだろう。
 無礼者が誰とどう付き合っていこうと、僕に謝罪してくれなかった時点で、遠い国の出来事のようなものだ。現実味が無い。
 というか、恋人に誠実に在る前に、こっちに誠実に在れよ。僕は友人ですらないのに、貴女を許容しようとしたんだぞ。

 結局、僕は自分を蔑ろにされて怒っているだけだ。
 そして、友人にそのことを伝えられず、持て余している。
 僕は友人と仲良くしたくて、僕のことを解ってほしいとまで思っているけど、友人にとっての僕はその他大勢とあまり変わらないのだ。
 変わった関係性をまた誰かに期待している自分に、心底、嫌気が差した。というか、馬鹿だろう。本物の馬鹿だ。
 あれだけ痛い目に遭っても誰かとの稀有な関係を望む、その頭の中は大層なお花畑だろう。僕の愚かな希求が、僕自身の首を絞め上げている。

 こっちを蔑ろにしている人間にまつわる全て、気に入らない。関わりなど持てない。
 恋人を大事にするけど、それ以外は踏み台とでも無意識に考えているんじゃないか、恋愛主義の異性愛者は。無礼者。
 友人が憶えているかは解らないが、僕は大事なものを失う羽目になったから、恋愛感情も異性愛者も蛇蝎の如く忌み嫌っている。
 その感情が揺さぶられる。自分にとってそれは苦しいものだ。
 だけど、それらは友人にも、例え無礼を働いたその人や、その人を支える恋人には関係のないことだ。だから、僕は強い理性で以て対応する。

 そうだ、僕は精神的に脆いけど、病んでいるけど、そんじょそこらの人間とは潜った修羅場の数が違う。
 思考する能力も、どれだけ自分が辛くても他者を優先できるだけの理性を、僕は持っている。
 かつてドタキャンした上に言い返してきた友人や、今回のその人にはそれらが無い。自分が辛くなれば周りを犠牲にし、他責思考であることを厭わず、恋愛やその時の友人関係へと逃げ込み、不義理を働く。そして、それらを忘れる。

 僕の根底にあるのは、恋愛感情と異性愛者への嫌悪、自己愛、自分の苦痛を抑えられるだけの理性と思考能力、自責の念が転がっている。
 特に自責の念は強く、どれだけ他者の所為にしようとしても「そんな人間を信じた自分が悪いのだ」と返っていく。
 他者を馬鹿にすることで、卑下することで、何とか自分を保っている。そんな僕を周りは馬鹿にするし、大事にできないだろう。だから僕は僕だけを愛する。

 とにかく、疲れた。危うく今日の遊びの場に二人を呼ばれるところだった。
「次は二人も呼べるかもね」と言われて、上手く答えられなかった。僕は黙っていてもいいかな、なんて思った。そんなの、成人して十何年も経った人間の対応じゃないよね。

 でも、気を遣ってしまうんだよ。自分に余裕なんて無いのに、嫌なのに、気を遣ってあげようとするんだよ。
 そこに感謝してくれる人も、「お前が辛いんじゃないのか」て気付いてくれる人も居ないのに。僕を保護できるのも、庇護できるのも、僕だけなのに。

 嫌いだ。異性愛者は嫌いだ。恋愛感情で幸せいっぱいに笑う人間どもも嫌いだ。早く生命の本分を果たして朽ち果てろ。僕から大事なものを奪っていくな。
 友人にそういう本音を吐けないのは何故か? 友人は、その二人と仲良くやっているから。そこに余計なものを挟みたくなかった。
 ほらな、気を遣っている。僕は僕のことが話せない、それだけでこんなにも辛くなるというのに。馬鹿だ。馬鹿だ。

 僕の居場所を奪うのは、いつだって異性愛者の恋愛感情だった。
 傷付けてくるのも、約束を破るのも、全部そうだったじゃないか。
 もう近付くな。
 それから、僕自身もよく弁えろ。特別な人間など、居ないんだよ。
 セレナ達みたいな存在でもなきゃ、義理に厚い関係なんてできないんだよ。
 人間に多くを求めるな。そうしなくていいように、僕は僕だけを愛し、信じ切るしかない。

 ルーンが出したハガルは、ここに掛かっていたみたいだ。
 つくづく当たるよな、ルーンは。
 なら、僕が話し合いをする日は来るのかな。唯一無二の関係は作れるのかな。
 さっきと言っていることが違うね。結局はどんな時でも頼れる人が欲しいんだね。

 お願いだから、目を醒ましてくれ。そんな希望は持つんじゃない。

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2026/01/13 日常 Comment(0)

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