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インナーチャイルドというものが居るなら


 所詮、素人がネットで調べて「こういう事例に当て嵌まるかも」と思っているだけだが。

 鬱、不安障害、愛着障害、アダルトチルドレン等、自分に該当しそうなものはたくさんある。
 それらが環境による原因で育った根源的なもので、成長していく自分がどうにも消化できなかった成れの果てということも。
 原因は家庭にあっただろうけど、こうなった責任は自分にある。この世の不条理は全て当人の力量不足によるものだ。
 そう考えろと、遠回しに教わったのだから。

 だから、時々、他責思考なるものに依存している友人らを見て、羨ましいと思う時がある。
 人の所為にできれば、それを他者に伝えられれば、「私にも悪いところはあった」と言わずに済んだら、どれほどの救いが待っているのだろうか。
 自分の所為ではない、誰かのこういうところが悪かった、毎度その理屈で片付けることができたら、見たくないものを遠ざけて自分を休めることができたら、後の人生で笑うことができるのだろうか。罪の意識に苛まれずにいられるだろうか。

 でも、そういう友人らも陰では納得していない。だから他者を攻撃する。自分の所為だなんて思ったら、自分が壊れるし、全てから遠ざかってしまう。
 それを僕は見てきたし、実際に攻撃対象になって悲しい気持ちになったこともあるから、良くないよなぁと余計に自戒の念を強くした。

 だけど、もう自分の所為にするのにも疲れた。僕も誰かの所為にして、誰かに「もういいよ、頑張ったよ。逃げてきな」と言われたい。
 でも、人間はそう言って裏切るから、他者に甘えるよりも自分の命を終わらせた方がいいのかもしれないと、その可能性も捨てきれない。

 先日の親との口論以来、子どもが可愛いと思えなくなった。薬を増やすべきかもしれない。
 皆が皆、敵だった。あの場に居て、何も言わなかった母親も、解らないという顔をしている子どもも、普段から戸惑ってばかりの旦那も、皆が敵だった。勿論、父親も。
 冷静に見れば、父親の言うことは合っているけど、今の自分にとっては難しいことだ。そんなこと言われて支配されるのは御免だよ、と、これくらいのことが咄嗟に思えたら良かったのだが。
 真正面から受け止めて、深く傷付いたのだと知った。被害者が子どもなのだと言われた時、じゃあ僕の周りは敵ばかりだから、やっぱり僕のことは僕が救わなきゃ! と声がした。
 それから、現実の自分と内側の自分と、明らかに年齢の乖離がある。否、本当は内側の自分は成長していなかったのかもしれない。

 敵だ、敵だ、敵ばかりだ。だから、頑張った末にどうしようもなくなったら、逃げてもいい。全て捨てて逃げていい。死ぬくらいなら、そうしよう。だって、僕を大事にできるのは僕だけなんだから。子どもは僕が居なくても育つ。旦那も僕が居なくても生きていける。
 そう声がする。僕が言っている。そう理解した。
 ただ、友人らと離れるのは度し難い。彼、彼女らのお蔭で今の僕はまだ生きている。生きていけているのに、それらも捨てるのは今までの人生を捨てるに等しい。

 やはり家族とは救いにならず、僕の人生を縛り上げ、押し込め、圧壊させるものなのだ。
 だったら、責任に報いようと頑張って、頑張って、でも壊れそうだと自分で判断したなら、捨てよう。逃げよう。どこに逃げればいいのか解らないけど、死なずに済むのならそれでもいいじゃないか。
 だって、ちゃんと死ねるかどうか解らない。もうこれで終わりだと思った時に「本当は生きていたかった」と気付くのが、とても恐ろしい。だから一歩を踏み出せない。
 それに、僕はまだ書き上げていない。何も終わっていない。物語を続けたいと願って、迷いながらも書いてきたのに、それをこんな形で途切れるなど許してよいものか。

 解らない。疲れたから休もうと言っても、休んだところで治るかも解らない。
 それはたぶん、今後も頑張れる糧のある人が取るべき手段であって、僕のものじゃないな。そうだろう。
 休んだって、結局これだ。最初から分不相応なことに手を出していた。
 それでも手を出したのだから、最後まで何とかやりたいと思っていた。できるようにならなければと思っていた。

 できなかったら?
 実家と縁を切り、離婚し、子どもは養育施設に預けることになるのか?
 それで、自分の行く末は? あるだけの金を持ち出し、最低限の大事なものを持って、勇気を出して死ぬのか?

 死ぬくらいなら捨てて、どっかに行こう。それならできるよね? と、自分の声がまた聞こえる。
 ポポルじゃなくて、もっと小さい頃の自分を装った声。この胡乱な精神状態は、信じていた人間に絶縁された時のものに似ている。それだけ傷付いて、行き場が無い。

 その場凌ぎの関係を持つだけでは、もう誤魔化しようがない。そんなものはまた面倒なことになるに決まっている。
 あ、でも、こんな状態じゃあ唯一無二のものも、きっと近付いてきてくれない。どちらにしろ、僕には救いなど無いんだ。

 救われないのか。じゃあ、諦めてここに居るしかないか。
 それとも、物語を書くことに集中して、仮初の救済を試みるか。
 真の救済を何だと思っているのだ、肉体から後悔なく離れることか。
 その後は・・・・・・帰るんだ、世界に。居るべき場所に。ポポルの中に。

 そういう蒙昧なものを信じて生きるのも、人間を信じて生きるより、よほど良いのだろう。
 相変わらず紅弥達が話し掛けてくれるけど、それに応えることも今は難しい。
 内側の声が大きい。被害者ぶっている所為か、どんどん大きくなる。
 自分の状態を理解しているつもりだった。発狂もできない、中途半端で哀れな存在だなと。

 子どもが可愛くない、皆が敵に思える、僕のことはどうでもいいのか、そうやって庇われる歳でもないが、それはお前らが言っていい言葉ではない。
 とにかく憎悪した。妊娠、出産を経た自分を呪うしかない。馬鹿なことをしたものだ。
 子どもも、旦那も、実家の人間も悪くない。全ては自分が悪かった。

 じゃあどうする? 死ぬしかないんじゃないか。知らねーよ。

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2025/10/24 日常 Comment(0)

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