忍者ブログ
ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

自分でも気持ち悪いなぁとは思う。
それはただ感じたことというだけで、それ以上でも以下でもないのだが、痛い目を見た自分に対しては少し呆れた。
まだ人間に期待しているのか、縋りたい気持ちがあるのか、仕方のない奴だ。

先日、オンラインゲームで知り合った友人らに愚痴を零したばかりだった。
自分が仲良くしているフレンドを、別の人らに取られたような気がして落ち着かない。
だけど、そもそもそんな気持ちを持っていること事態が可笑しい、僕はフレンドの何者でもないのに。
そんなふうに話して、とりとめのない内容ながらも友人らは「そう感じるのはべつに変じゃないよ」と言ってくれた。

その次の日、誘おうかと思っていた矢先に、件のフレンドから遊びの誘いが入った。
正直、僕とコンテンツに行くより、周りの人間と行った方が効率としては良いと思うが。
でも、その人は効率より何より、ただ楽しく遊びたいだけなのであった。

僕はその人の特別になりたいと思っているわけではない。
そうなれたら、それはそれできっと楽しいことだけど、いろんな問題や価値観によって為されないことだと理解している。
無論、恋愛など差し挟む余地は無い。それ以上の何かに近付けるなら、代償を払う甲斐もあるというものだが、そうはならないだろう。
その人がそんなことを望まず、誰かを自分の中に招くのも嫌だから。何となくそう感じていた。

僕はその人に勝手に親近感を抱いている。
感性が似ているし、好きなものも嫌いなものも方向性が被ることが多い。
誘い誘われのタイミングも似ていて、細やかな気遣いや、あっけらかんとしているようで壁が厚いところも気に入っている。
だけど、それだけだ。同じ気持ちではないことも解っているから、それだけなんだ。
友人に言われた、どこかの本にあった「私はあなたのことが好きだけど、それはあなたには関係のないこと」という内容そのままの思いで、その人と遊んでいる。

僕は基本的に二人で遊びたいし、話したい。
そのなかで、その人と遊ぶ時間は穏やかだった。自分でも不思議なほど。
辛いことや苦しいことを分かち合う必要は無く、話せば聞いてくれるけど、話さずにいてもいい。
どうでもいい話をしながらでも、黙ったままでもいい。
そういったタイミングだとか価値観だとか、非常に近いものを感じる。
だから僕はその人が好きだし、仲良くしていきたいと思っている。

その人を他の人間に取られると感じた時、寒気がした。自嘲した。
そんな勘違いや期待が、かつての喜劇を生み出したというのに、まだ懲りないのか?
人間には無理なんだ、貫き通すことは無理なんだよ。
そんな弱き者どもに縋らねばならんほど、僕は弱いのか?
否。人間風情に、もっと言えば異性愛者風情に支えられるなど、一生の恥だろうに。

なのに、居心地の良さを感じて、手放したくないと思っている。
長年の癖のようなもんだ。あの子と居た時のような、淡い期待と深い絶望だ。

勘違いするなよ、僕が勝手に抱いて、勝手に気に入っているだけなんだ。
相手は同じにはなれないし、たくさんの関係を持っていて大事にしている。
僕はどこかに留まっちゃいけない。相手も同じ気持ちにならない限り、留まれないんだからね。

だけど、だけどと感じている。
あの子と離れて4年ばかり、またこんな気持ちに浸れる日が来ようとは。
僕はまた居場所を見つけたような気分で、その人の隣の居心地の良さに安心している。
最近またあの子の夢を見るのは、そのへんの記憶が刺激されるからか。

あの子との再会が遠くないとして、その人との付き合いは大事にしたい。
でも、誰かの声が聞こえる。恋愛なんじゃないのって言う奴が。
僕はあの子に対しても、その人に対しても、子孫を残したいなんて思ったことはない。だから恋愛ではない。

僕は安心できる場所に居てはいけない。
なのになぁ、何だか懐かしくて、安心もできて、週に一回は遊びたくなる。
相手も同じ気持ちなら良かったのに、と思う時もある。
そう思う度に、仄かな失意と4年前の辛苦が意識を苛むんだよ。

でも、まぁ、こうしていろんな気持ちを感じられる人に逢えたこと自体は、幸運だった。
もし同じでも同じじゃなくても、僕が勝手にその人のことを好きなことに変わりはなく、同じものが返ってこなくてもべつにいい。
一緒に居ること能はずとも、僕の力にはなってくれる。

PR
<< NEW     HOME     OLD >>
Comment
Name
Mail
URL
Comment Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 
Color        
Pass 
<< NEW     HOME    OLD >>
忍者ブログ [PR]
 Template:Stars