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約束はしてないんだけど


何となく思い出してほしい。
また笑って話せるほど、綺麗な分かたれ方ではなかったから、そこが残念。
他者の関係性や思惑に流されず、意思を貫ける人間であってほしかった。
そんな人間でないというなら、今後そうなるように努力してほしかった。
僕は変わり続けている。
でも、変わらないところもある。
書きたいし、歌いたいし、遊びたい。
そのなかに、情けないかな、まだあの子の影を見る。
だって、出会いの兆しはいつも突然なんだもの。

少し会わない間に環境が変わったよ。
いろんな人と知り合って、話して、勇気を持って始めてみたこともあるよ。
子どもだって、あんなに渋って恐れていたのに、前に進もうって決めたよ。
僕の人生だから、決めるのは僕自身。
あの子との再会を決めるのも、こっち側?

約束はしていない。できなかった。
だけど、ポポルは笑っていた。「だいじょーぶ、会えるようになるからね」と元気づけてくれた。

今年は書けなかっけど、次こそは。
生きている間は何だってできるさ。

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2025/03/06 日常 Comment(0)

アンドリューNDR114 / Bicentennial Man

    何とか時間を作ることができたので、無料期間が終了する前に映画を観ておくことにした。
 積んでいたのは『アンドリューNDR114』、それから『悪魔のいけにえ』の二本。
 前者は友人から、映画そのものというより小説の話を聞いていて、映画があるらしいけど有料なんだね~って話をした。「どんな内容かも解らないのに支払わせるわけにもいかないし」と友人が渋っていたのも思い出した。
 そんな映画が狙ったように無料で公開されていたので、感謝しつつ観ることにした。
 ちなみに友人にもこの情報は伝えて、彼女は先に観ていた。曰く、恋愛描写が強めとのことだったので、原作を読んだらまた印象が変わるのかもしれない。

 原作は読んだことがないので、まるっきり映画から入ったクチ。
 それでもアイザック・アシモフの名前は聞いたことがあったし、サムネの画を観たらどういう話なのかは予想がつくようになっていた。機械が心を持って云々ってことかなぁ、と。
 今でこそ機械にまつわる創作はたくさんあるけど、その原点となるのがこの原作と言っても過言ではないらしいので、それを映像化した作品ならきっと良い気付きを得られるだろう、とわくわくしながら観ていた。

 今更どうこうあらすじを書き連ねるものでなし、ネタバレという程のこともなし、昔の名作に野暮なことは言わないのが吉だ。
 人でないものが人のような感情や心を持った作品っていうと、僕が思いつくのは『ブレード・ランナー』だろうか。あとキツくて最後まで観られなかった『A.I.』とか??

 この映画の主人公であるアンドリューは最初から感情があったわけじゃなく、長女の命令がきっかけで感情を会得したのね。業者から見れば確かに故障とか、不良品、欠陥品になるわね。
 でも、このアンドリューが実に面白く、愛されるようなキャラクター性を持っている。見事な体現をしてくれたロビン・ウィリアムズに脱帽よ。この方、『ジュマンジ』でも凄く良い演技をなさっていたな。
 とにかく感情が芽生えてからのアンドリューはコミカルで、愛嬌があって、見ていて気分の良いキャラだった。
 そんな彼を友人とするサー、どちらかと言えば父親寄りの感性を持つリトル・ミスが良い味出しているのよね。立ち回りや、アンドリューへの影響等々。
 母親とグレちゃった長女は「あくまでも機械」というスタンスだったけど、そういう視点もあった方がリアルだ。誰も彼もがアンドリューを”人間”のようには扱えないね。

 アンドリューの外観が二足歩行だったからなのか、それとも演じた方のグッジョブなのか、不気味の谷現象はあまり発生しなかった。
 そんなつもりないって自分で否定していたけど、僕はどうやら人でないものが人の真似をすることに嫌悪感を抱き易いらしい。そうなのかなって思ったのは初音ミクの台頭の時で、確信を持ったのはニーア オートマタの機械生命体の諸々を見た時だ。
 これもまた自然な感情なんだと思うけど、相手からすればあまり気持ちのいいものではないよね。って、こうやって人間扱いしようとするのに、彼らが人間に限りなく近い振る舞いをしていると、理屈ではない部分で「うーん」て思ってしまう。
 そも人間とは何かって定義をしないことには・・・・・・難しいなぁ。
 劇中でも、一部に人工的な臓器を使っているなら、完全な人間なのか、それでも人間なのかって思わせるような問答があったけど、そうだよね、生身が人間なのか、機械でも心があれば人間と呼べるのかって、かなり複雑な内容だわ。

 機械と人が愛し合うってのも、心があってこそだね。だって、人間を愛するメリットなんて機械には無いからね。
 アンドリューは最後に人間らしい終わり方を選択し、好きな人の隣で目を閉じたけど、これって幸福な方法なのかね。そうかもしれないね。
 ポーシャもまた生命を維持することをやめて、アンドリューと再会するべく静かに永眠したね。あの終わり方、とても綺麗だとは思った。
 それを看取ったのがガラテアってのがね・・・・・・ガラテアは何を思うんだろう、彼女も感情を獲得しているんだよね?
 主人が居なくなって、アンドリューも居なくなって、そうやって知っている人が減っていくことに対し、寂しいって思ったりするのかな。

 寂しいといえば、アンドリューは自分が関わってきた人達を見送ってきたんだもんね。
 歳を取ったからだと思うけど、最近こういう「皆を看取り、自分も息を引き取る」という展開にとても弱い。自分も最後はこうやって、関わった人達を見送ってから静かに去りたいなって思う。
 幸い、僕は次世代を残すことに恵まれたけど、それが死ぬ時の満足感にどう繋がっていくのか、今からは何も解らない。自分の世界が存続できればいいって考え方も、勿論捨てていないけど。

 人間が心を失うことだってあるわ、それって人間っていうより化け物って言われることの方が多い気がする。
 心があるか無いかが人間の分かれ目なら、どういう分け方ができるのでしょう。感情じゃないよ、心だよ。じゃあ、感情と心ってどういうふうに違うんだろう。


 あと素晴らしいのは音楽。大袈裟じゃなくて、素朴で、でも耳に残る良い音だった。
 OPも良かったね。ものつくりの工程を見ていたら、『イノセンス』を思い出した。SF作品を作る人なら、アシモフは読んでいて当たり前だったりするのかね。

 時間が無くてとっちらかった感想になったけど、観て良かった。
 晩年にまた観たくなる気がする。それがいつのことになるのか、僕にも解らない。
 いつその時が来るのか解らない、それが人間の寿命なんだって。怖いね。怖いけど、自然なことだ。
 自然であること、あるがままを受け入れること、難しいけど人間だからこそやっていきたいね。

2025/01/22 (主に)映画感想文 Comment(0)

聖剣伝説 VOM(ネタバレあり)


 何か感想らしいこと書けるかなって考えていたけど、本当に浮かんでこない。
 これでいいんだよっていう、何だか上から目線の言葉しか出てこない。
 それぐらい、ほんっとうに期待していなかった。こんなにしっかりしたゲームで世に出てくるなんて思っていなかったな。

 最初にプレイを始めた時は、4年周期で御子を捧げるというサイクルに引いたもんだ。かなりの早さで魂を消費するんだなーと。
 更に、そのお役目について主人公とヒロインが何の疑問も持っていないように見えたのも、若干引いた。勿論、その常識が後で覆ることになるだろうとは解っていたけど、二人ともあんまりにも綺麗な心の持ち主だから。
 その理由も物語を進めていけば、そういう意味だったのねって解るようにはなった。どのナンバリングに於いても、マナの女神は人の助けなしでは存続を危ぶまれるもんだな。

 システムに関しては特に言うことなし。育てる楽しみがあっていい。
 ただ、覚えるスキルが最初からボードで提示されているから、暗に「クリア後もありますよ」って解るようになってて、そこがちょっと・・・・・・隠しておいてほしかった。あと二列、どうやって埋めるの? って思ったら、そういうことか。

 魔法の唱え方がみんな同じなのも、少し不満。いや、戦闘中にちんたら格好つけて唱えられたら、それはそれで嫌なんだけど。
 もう少し個性のある光り方だとか、詠唱があっても良かったな~と思いつつ、魔法を唱えることに焦点を当てているゲームじゃないから、こんなもんかな。
 過去作品の魔法が出てきたのは嬉しい。ヒールライトとヒールウォーター、ティンクルレインとリフレッシュがきっちり役目分かれて使えるようになっていたのイイ。
 でも、攻撃魔法でジュリがスパイラルムーンを使えるのには驚かされたし、召喚魔法でボスが呼べるのも驚いた。自分で設定したけどさ、いきなり画面にフルメタルハガー出てきて、追加のボスかと思ったぞ。

 神獣も3の時のが出てくるのかと思ったら、違う名前とデザインのが出てきたな。光の神獣だけ人型なのがアレ、どういうことなんだ。
 闇の神獣に関しては、ゼーブル・ファーのデザインが秀逸だから、そのまま出すことになったんだろうか?
 マナの女神のデザインもTOMとは違っていて安心。TOMの時はどこからツッコんでいいのか解らんかったもの。可愛いデザインとは思うけど、女神っぽくはなかったなって。

 今作にもフェアリーが出てくるんだけど、こいつは全然目立たなかったな。
 御子の指名して、神獣倒す時に何となくついてきて、存在を忘れていたらラストにちょろっと喋って。
 僕はこのフェアリーが黒幕なんじゃないかって疑っていたし、なんならラスボスとして立ちはだかるもんだと思っていたから、何も無くて肩透かしを食らった気分。
 デザインはめちゃくちゃ可愛いし、TOMのフェアリーの動きを継いでいるところもあったんだけど、ただの時報みたいな感じで・・・・・・

 主人公のヴァル、それから彼と最初からもう恋仲みたいな雰囲気のあったヒナは、めちゃくちゃ毒気の無い聖人君子っぷりが、毒気にばかり当たっていた自分には刺激的だった。
 鼻につくとか、そういうことは無かったんだけど、こいつら何を食って生きてきたんだ? という純粋な恐怖はあったかもしれん。
 それぐらい、歴代主人公の中では一番の純粋培養、無垢で健気で良い子だった。その分、尖ったところが無いから印象が薄いってのもあるけど、聖剣の主人公はこれぐらいの方がいいのかもしれない。
 ヒナとの関係も、最初からもうお互いに好き同士って感じで、プレイヤーの意思が介入する余地なし。二人のほのぼのとしたデート、いやさマナの樹への旅路を見守ることになる。
 ヒナの方がお役目に対して恐怖や疑問を持つのが早かったけど、ヴァルのためにって気持ちが強かったから、いろいろひっくるめて耐えようとしていたんだろうね。
 その辺がTOSのロイドとコレットを思い出させた。ここにロイドが居たら違う展開になっていたろう(ロイドに側に居てほしい病)

 仲間になるキャラも基本的には良い子だったな。
 デザインで一番好きなのはやっぱりカリナ。ラムコとセットということもあって、彼女を操作することが多かった。衣装も可愛いやらかっこいいやら、派手なのが多かったしね。
 一番着替えていることが多かったのは、やっぱりウンディーネかな。ドラゴンマスターの露出はまだ許容範囲というか。オンミョウジ、レイゲントウシも好き。和風の格好が多いね。
 基本の衣装が一番可愛かったから、クラス変えてもあの衣装が着られたら良かったんだけど。それはこれから解放されたりするんだろうか。
 歴代キャラの衣装もしっかりお布施したんだが、リースの衣装・・・・・・うぅーん、あんまり合ってない、ような・・・・・・。槍使いだからリースになったのかな。プリムとかLOM主人公でも良かったんじゃないかな。
 最初は押しが強くて苦手かもって思うこともあったけど、話が進むにつれ、内省が活かされていくのが良かったね。恋バナが好きとか、女の子らしい一面も見えたりして。
 ドラゴン族がみんな関西弁なのかと思ったらそうでもなかった。どうしてこの娘は関西弁だったんだろう、いや、親がそもそも訛っていたから、あの一族だけがそうだったのか?

 次にモートレア。獣人らしい獣人が出てきて、ケモナーの自分は歓喜した。カリナもドラゴンっぽい見た目にすれば良かったのにって思ったけど、それだと人気は出ないんだろうな。
 モートレアの性格も真面目一直線だったな。それもこれも過去の過ちがあるからなんだけど、それを克服する機会があって本当に良かった。月の神獣は戦うのが大変だった。
 彼のクラスはホークアイを踏襲しているんだね、ワンダラーなのにニンジャマスターと同じ低姿勢で武器を構えていて、ちょっと笑った。
 好きなのはハーミット、フォーチューンテラーだな。笛やカードが武器ってのがいい。ボス戦終わった後に一人で笛吹いているのもいい。
 しかし、彼はいつパルミナを好きになったんだろう? いきなりそんな事実が出てきて動揺した。TOGのヒューバートとパスカルの時並みに気付かなかった。
 彼に合う衣装は何だったんだろうな・・・・・・ホークアイは本人にしか着こなせないし、瑠璃かって言われると何かが違うし・・・・・・アマンダの弟君とか?

 で、パルミナ。衝撃の下半身。そんな格好で女王ってほんとにぃ???
 露出度が最初から高いのに、礼儀正しく、指導者のお手本みたいな性格の人なので、尚のことあんなに露出する意味が解らない・・・・・・ので、何となくこの娘は苦手意識がありました。良い子だけどね。
 魔法攻撃が得意なキャラってことで、アンジェラのクラスを踏襲しているんだけど、水の衣装が一番すごいな。そんなんで町に入るんか、君は。
 一番好きなのはマスカレード。仮面とか好きそうよね、彼女。怪盗紳士パムになっていたくらいだし、変装とか喜んでやりそう。それも宝石泥棒に憧れてってことなら、キャラ衣装はサンドラが良かったんじゃないだろうか。
 アッシュと仲良しって設定で、最初こそ「パメラ」って読んでいたけど、その後ずっとパルミナ氏だったのはどうなんだ。
 このゲームは古参に対しての過去作サービスが所々にあるんだけど、使い方に首を傾げることもしばしば。ディラック号とプリム号って。

 最後の仲間、ジュリもまた草人って聞いたのに見た目が人間でびっくり。草人ってそういう・・・・・・LOMの印象が強かったから、人間が草人のコスプレしているみたいに見えたぞ。
 厭世観の強い子だったけど、旅を通して変わっていったのでお気に入りへ。しかし、回復使える子が加入するの、ちょっと遅くないですかね。場所が場所だから仕方ないけども。
 ポポイの衣装がよく似合っていた。この子が着るしかない。でも、ハンマーが武器だからってエタンセルの黒柱を持たせるんなら、レディパールを着せた方が良かったのでは。
 ジュリの衣装は可愛い感じ、淡い感じが多くて目に優しい。スカラーとか好き。シャルロットのクラスなら、ハンマーはパルミナに持たせて、ジュリはフレイルでも良かったのでは。ベルティナモールがハンマーになって出てきたのは嬉しいけど。
 個人的にジュリを演じた花守ゆみりさん、カリギュラの少年ドールの時から好きだったので、イイですよ。少年と子どもっぽさがあって、かわいい。

 全体的に雰囲気が柔かくて、サブクエひとつ取っても達成後が清々しい。ちゃんと御礼を言ってくれるし、悪いことした奴は謝罪する。子どもでも安心して遊べるゲームじゃなかろうか?
 台詞回しとか少し幼いかもってところは否めないけど、全年齢ができるようにするにはこういう台詞になるのかなー、と思ったら、対象年齢12歳以上なのか。パルミナかな。

 まさか聖剣のストーリーを追って普通に60時間も遊べると思っていなかった。まともなゲームっぽいじゃないか。
 そこでの感動が強くて、話にあれこれ難癖をつけることはない。なんなら、聖剣だったらこれぐらいの話がちょうどいいよねって思っている。
 とはいえ、途中でヒナが死んでしまうことには驚かされたぞ。本当に退場するとは。
 だからこそ、EDのクレジット流れた後の展開がいいんだろうね。僕はああいう「死後に当時の姿のままで逢いたかった人に再会する」て流れが好きなので、マナの樹の元でヴァルとヒナが再会できたのは良かったな。二人が行く先に当時の仲間が待っていたりしたら最高だったけど・・・・・・各種族の寿命が解らん。
 ヴァルじいちゃんはきっと生涯を独身で過ごしたんだろうのぅ・・・・・・子どもができたら、魂石の能力を引き継ぐことになるしね。それとも、ディロフォロスを倒して、コーダが還ったから、能力も消えたのかな。

 ED後の追加シナリオ手つかずなので、そっちもやったら改めて感想を綴りましょう。
 ヒナもプレイアブルだったら良かったのになぁ。

2024/10/04 ゲーム Comment(0)

聖剣伝説 VoM(ネタバレなし)


 約17年ぶりの新作ということで、ナンバリングを外しての堂々お披露目。
 新作が出ると聞いた時は驚いたもんだが、とあるスタッフの名前を見て「あー期待しないでおこう」と冷静になった。
 それから事前に発表される情報を何ひとつ仕入れず、発売日に買って少しだけプレイ。
 軌道に乗るまで早く、戦闘もBGMもキャラの動きも気に入り始める。
 サブクエを拾い、できる限りの要素を埋めて、いざラスボスへ。ちょっと大変だったけど、EDを見ることができた。
 産後鬱でしんどい時期に光明となってくれたことに感謝したい。

 聖剣伝説といえば、僕にとっては礎となっている大事な作品である。
 小学生の頃に出逢って、それから周囲の友人に「聖剣好きだもんね」と周知されるくらいには、寝ても醒めても聖剣聖剣で、その世界に沿って物語を書くことを未だ続けている。
 ゲームとか作品とかより、もう一つの世界だった。自分の精神を有り体に映し出してくれるものだった。
 それはきっと他の人とは違う感覚での「聖剣が好き」なので、共有はならないものだと解っている。

 そんな同担拒否みたいな心持ちでシリーズを追っかけていたら、聖剣4から始まって、アプリやら、リメイク聖剣2やらで死体蹴りを食らった気持ちになった。
 まぁ出来が酷い。話の端折り方も凄い。或いは、ゲームとしてちゃんと遊べない。強制終了の連続。グラが表示されない。仲間キャラの戦闘中の挙動がSFCの時のまま、などなど・・・・・・
 およそリメイクとは思えない、アプリであれば重くて表示されなくてまともに遊べない、そんなストレスフルなゲームでばかり出てきていたので、近年の聖剣にはまったく期待しなくなった。

 なので、今回のVOMも「どうせいろんな国が発表されても一ヶ所しか行けず、何でこういう結果になったのかも解らず、30時間とかで終わるんじゃねーの」と斜に構えて静観していた。
 発売当日には買うけど、批判するならゲームをやってからという思考が働いたからそうするってだけで。
 なんとも後ろ向きな気持ちで発売を待っていたものである。ちょっと斜に構え過ぎだろう。

 しかし、いざやってみたら段々と面白くなっていく。
 TOMの時のグラから更に色合いが綺麗になって、キャラの眼の表現もキラッキラになって、イラストの雰囲気を柔かく再現していた。
 兎にも角にも世界観よ。これぞハイ・ファンタジーって景観が果てしなく続く。冒険している感が出てくる。
 お馴染みの敵モンスターも挙動が可愛い。戦うのがなんだかんだ楽しくなってくる。
 フィールドでは制限やスキル等細かいことは無しに、二段ジャンプや回避行動ができる。やっぱアクションゲームはこうでなくちゃ。二段ジャンプがスキル扱いのゲームばかりやっていたから、最初から跳べるのは嬉しかった。
 BGMも一部、あの人かなって解る曲があったり、気に入ったものが出てきたり、今作の雰囲気にとても合っていたと思う。惜しむらくはというか、ブースカブーの曲がSplash Hopのままなら、フラミーの曲もCan you fly sister?か、未知への飛行が良かったな。それっぽい旋律はあったんだけどね。

 話の筋に関しても、細かいことは言わない。こういうのでいいんだよ、その王道を突っ走っていった感じ。
 聖剣って、ここでって時に大切な人との別れが来ること多いからね。
 でも、その中でも想いを受け継いで、意志を受け継いで、いつかの石井さんが仰っていたような、聖剣の大事なものが、ちゃんと描かれていたと思う。非常に聖剣らしいというか。
 聖剣はLOMの世界観が近年では一番好きだったんだけど、VOMも負けず劣らず素敵なもんでした。

 EDは見たから、この後に追加シナリオをやる予定。更に10時間以上は遊べるのだろうか?
 まだサボテン君も見つけきってないし、精霊の棲処(大)も全然できてないから、トロコンまでの道程は遠い。できるのだろうか。

 話についての感想、キャラごとの印象などはまた別で書こうかと。
 自信を持って勧められるゲームになっていて嬉しい。

2024/10/04 ゲーム Comment(0)

まるで最果てに居るかのようだ


 そう感じるくらい、孤独感や焦燥感、不安、憂いが溢れて止まらない。
 これが産後のホルモンバランスの崩れから来るものだとしたら、なんと過酷で厳しい状況だろうか。
 毎日が乱高下、気分はジェットコースター、そんな精神状態で我が子の世話をしろなどと、人間とはつくづく侭ならない生き物だと感じた。
 そんな他人事みたいな顔をしているけど、その苦渋によってどうしようもなく追い詰められたのは自分だ。

 もう少しだけやれると思っていた。あれだけの苦難を乗り越えてきたのだから、もう少し強くなっているだろう、と。
 実際には、立ちはだかる壁に遮られて落ち込む日々。怒涛の如き変化に追いつけず、昔を懐かしむような感覚に苦しみ喘ぐこと多数。
 戻らないものを欲したところで、どうにもならない。だって、もうそこには無いんだから。
 何度もそれを痛感し、乗り越えたんじゃないのか。どうしてこんなに追い詰められるんだ。

 しかし、幸いにして周りからの助力が手厚い今、何とか耐えることができている。
 否、耐えるというよりも、逃げ出さずに済んでいるだけか。逃げずにその場に留まって、時間が過ぎるのを待っている。

 経験者は口を揃えて言う、「あっという間に大きくなるよ」と。その”あっという間”が全く来ない。
 そりゃそうだな、だって正に渦中にあるんだもの。子と過ごす一日は何故かとてつもなく長く感じる。
 最近やっと短く感じる瞬間が増え、もうこんな時間か~と思うことが多い。

 不満も不安も体調不良も爆発して、実家に子を預けてから三日は経った。
 様子を見に行きはするものの、連れて帰ろうという気になれない。世話ができるか不安だったし、精神状態も定まらなくて「養子に出すしかないのでは」と極端な考えを起こしていた。
 それでも子に会えば、その世話は染み込んできた習性で難なくこなせる。周りはそれを見て「できてるじゃん」と僕の不安を不思議そうに捉える。

 僕にも解らない、何がそんなに不安で、怖いのか。
 自分の時間が取れなくなることは、或る程度は覚悟していた。そこは家族の協力もあって、少しは確保できる時もあるし、実家が預かってくれれば羽を伸ばせる。
 でも、そうじゃなくて、恒久的なあの平和が好きだったんだなと、改めて思った。
 特に何を生み出すことがなくても、あののびのびとした時間を僕は確かに欲していたし、安定の素として愛していたんだ。

 とはいえ、そういう過ごし方ができるようになったのは、去年から。
 その前はあわや人間不信になりかけた人のことで傷付き、悩みまくっていたし、その子と疎遠になるまでも、なんだかんだ悩んでいた。すっきりと晴れた気持ちでいたことの方が少ない。
 去年はどこか吹っ切れた。久しぶりに書く熱量が増して、毎日が楽しかった。いくらでも書けるし、何でも思いつくっていう万能感が強かった。
 ・・・・・・その不摂生が祟って、小腸の軸捻転を引き起こしたわけだが。

 精神的にも肉体的にも耐え忍ぶ修行のようなものを経て、出産から子育てに至るこの過程は、僕の人生らしからぬ出来事の連続だった。
 これで閉ざされるようなものは何も無く、時間が取れようが取れなかろうが、書きたいものは書けるのだと理解した。
 だから恐れることなく出産に踏み切ったのだ。既に息づいていた子どもに会ってみたいと思った。

 そんな経験と心持ちで臨んだのに、ホルモンバランスの崩れ、気温差などで心身は不調をきたした。寄る年波には勝てない、それもあると思う。
 子どもと過ごすことを考えるだけで吐き気がして、頭痛がして、心が焦った。どうにもならない焦燥感で嘔吐く。
 どうしてこんな気持ちになるのか、まるで解らなかった。納得済みでやってきたことを、いきなり自分が覆そうとしている。
 結局、自分は我慢もできない駄目な奴なのかと、心底から落ち込んだ。できるようになったから産んだのに、産んでから「やっぱ駄目かもしれない」なんて、それはないでしょう、と。

 でも、それが自分の本心ではなく、ホルモンバランスの所為だとしたら、まだ望みはある。
 このホルモンバランスというのが厄介で、自分の気合い一つではどうにもできない。整え方はあるようだけど、効果抜群というものには未だ出会えず。
 精神が肉体を凌駕できるほどであれば、こんな思いはしなかったろう。まぁ、無いものねだりをしても仕方ない。

 今はただ周りへの大きな感謝を持ち、少しでも体調を良くするため、子どもから離れて生活している。
 これもあんまり続くと、自分の生活から子どもを追い出しかねないので程々に。
 子どもがこちらを認識して、呼びかけに応えるようになると、また変わってくるんじゃないだろうか。
 休むことも離れることも自分に許せなかったが、いろんな人と話してちょっとずつ自分を認めて許せるようになった。
 完璧にできなきゃ、なんて思ってはいなかったが、どうもそうだったらしい。こうあるべきだ、という捉え方に縛られていた。

 友人も、家族も、わだかまりを感じていた母でさえも、子育てに挑む僕に協力的だった。
 それがありがたくて、申し訳なくて、でも心強かった。
 それだけのものを受け取れる、与えてもらえる、そういう関係を自分は作ってこれたんだな、と誇らしくなった。
 誇れる自分というものに去年からずっと会い続けている。良い傾向だ。

 ルーンの言うところでは、ハガル、イング、エオロー、マンナズと今回の状況を予見するようなカードが出ていた。
 相変わらず、あの子に関してはウィルドを中心に、会えるような会えないような示唆。今はそうかもしれない。
 劇的な何かが訪れる、そんな気がする。誰かに会えるような。

 子どもと過ごしたい、その成長を見守りたい。
 だけど、今はまだ吐き気がする。自信が無く、そわそわして落ち着かない。
 薬が効くのが先か、僕が思考の潮目を見つけるのが先か、どっちでもいいけど楽にはなりたい。

 本当は恐れるものなんて何も無いし、子どもはすくすく育っている。
 以前と同じ過ごし方だって、しようと思えばできる。周りが協力してくれるからこそ。
 そうこうしている間に子どもは勝手に大きくなり、自分で考えて動くようにもなる。
 僕に足りないのは尚、忍耐と見守る心じゃなかろうか。いつもそうだ。

 最果てに居るような気がするのは、孤独感があるから。
 その孤独感は何の役にも立たないが、確かに僕の中に存在するものだった。

 あの日々に戻りたいなんて、毎日何かを生み出していたわけではないのに。
 でも、余裕のある時間ばかりだった。何でも思い通りにできた。
 それが抑制されたくらいで何だ、またそういう日々は巡ってくる。必ず。
 今は書ける幅を広げるためにも、経験を積む時だ。腐らずに何とかやってみてくれ。
 新しい人間関係が増えたとて、僕の根幹はずっと変わらない。

2024/09/06 日常 Comment(0)

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