ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
近頃はポケモンにハマって、去年からずっとポケまぜを、5月からはピカブイのブイ、それが終わった後はアルセウスを始めると、なかなか多忙なゲームライフを送っていた。その殆どがポケモンで、キャラグッズも集められるものは集めている。
ただブイは60時間近くやって、アルセウスも寄り道ばかりしていた所為か、100時間を迎えそうなので、合間に何か挟もうと思って始めたのがこれ、NOSTALGIC TRAINだった。
PSストアで安売りしているを見かけ、いかにも昭和の田舎といった風景と電車というSSに惹かれて購入。値引きもされていたので、良いADVを買えたぞ~とほくほくしていた。
後にSwitchでも出ていると知ったのだが、せっかくPS5があるのだし、高画質で楽しもうと思った。
ウォーキングシミュレーターってやったことないけど、こんな素敵な風景の中を歩いたり、電車に乗って出かけられるなら、昨今の荒んだ精神も癒されそうではないか!
・・・・・・なんて、いろんな期待を胸に始めたら、これはノベルゲームだった。
サウンドノベルというほどSEやBGMがあるわけではなく、美しい原風景を背景にして、主人公のモノローグで話が進む。
タイトル画面でストーリーモードと表示されているのを見て、「歩き方に話も何もあるか」と思ったが、ノベルゲーだというなら話は別。
ということは、ジャンル分けが間違っているのではないだろうか。他の方の感想でもしばしば散見されたが、田舎をぼんやり散策する系ゲームだと思っている方は多かったのではないだろうか。
風景の描写は個人で制作されたと思えないほど美しく、その時代に生きていたわけでもないのに懐かしさを覚える。家の中や学校には入れない。それがちょっと残念。
電車でその風景の中を移動できることに感動はしたが、如何せんマップは狭く、閉ざされているなぁという閉塞感を覚えた。もっとあちこち歩き回れる集落だと思ったので・・・・・・白川郷みたいな・・・・・・。
BGMも同じようなピアノ主体の曲ばかりで、食傷気味。ハーモニカとか、リコーダーとか、もっと素朴な楽器を使っても良かったのでは、と思ったけど、これは個人の趣味なのでね・・・・・・BGMの評価は現在のままでも充分に高いので、自分が可笑しいのだと思う。
肝心のストーリーについては、ネタバレを伏せて書くと「成程ねぇ~」という文言以外、あんまり出てこなかった・・・・・・すんまっせん・・・・・・。
ただでさえ、田舎を歩き回れるゲームと思っていたから、そこで話が展開しはじめて、しかもこんな綺麗な背景でこんな陰鬱な話かい! て言いたくなるような内容で、人によっては落ち込むんじゃないだろか・・・・・・。
途中までは「村にもいろいろあったんだね~」と読んでいたけど、途中からファンタジーな要素が入ってきて(この捉え方は人によっては違うだろう)、「あ、そういう系の話だったの?」と魂消た。円環の理、か・・・・・・。
システムについては、探索のしかたがちょっと面倒だったな。
舞台となる夏霧の村の中を歩いて、探索のためにR2を押して、白い靄が見えたらそこに行って話を読むという仕様。
この探索が、画面が白く発光してから靄を表示するため、目に痛い。あと靄が見つけにくい。途端に作業をしている感が強くなる。
最初から最後までプレイヤーが介入できる部分は靄を触って話を進めることぐらいで、特に分岐があるわけでもない。風景描写に力を入れているのだから、話はおまけ程度かなって思っていたんだけど、壮大な展開を見せるので、人によっては好きかもしれない。苦手かもしれない。
あとこれはものすっごく私見ですが、文章が・・・・・・ちょっと読みづらい・・・・・・。いやいや、これは自分の癖とかもあるので、あんまり人のこと言えないんだけど。
誤字脱字とか、言い回しがとても気になった。個人で作ったのなら、そういうミスがあっても仕方ないとは思うけど、言い回しとかはミスではないだろう。
何て言うか、回りくどい。情感のある語り口調にしようとして、こっちゃこちゃになっている気がする。
モノローグだけならまだしも、登場人物が話している時もたまにそんな情感溢れる語りになることがある。話している時に遣わないでしょ、そんな表現・・・・・・ここは詩人の溜まり場か何かか。
女性が書いたのかなと思わせるほど、柔かで回りくどい文章でした。そして、それはそのまま自分にも返ってくる評価です。・・・・・・精進します。
そんなこんなで、SS撮るのは楽しめたけど、他は首を傾げることが多かった。
一番楽しめたのはフリーモード。やりたかったゲームはここにある。
SSコンテストなんてのもあったんですね、2022年に。3年も前かい。
うーん、ちょっと参加してみたかったかも。
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