ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
今がとても辛い状況なのだと、誰に対しても話すことができる。
それぐらい、追い詰められているのか、それとも周りが見えないのか。
一つ、諦めることがあるとすれば、僕はまっとうな精神で会社に居られないということ。
適応障害になって5年は経つが、転職のきっかけはいつもこれだ。
人の輪に上手く入れない、自分が悪く言われている感じがする、仕事ができない・・・・・・など、様々な事柄が自分にすぐ結びついてしまう。
そんなに自分を中心にして、世界の物事は起きているだろうか?
巷で溢れる殺人や自殺に、僕がいつか起こした何かしらの出来事が繋がっているだろうか?
そんなバタフライ・エフェクトじゃあるまいし。
しかし、可能性はきっとゼロではないのだな。
何がそんなに辛いのか、自分に尋ねる。
悪化していく精神のほつれ、怒り、殺意は僕の日常を狂わせるには充分だ。
否、本当はこれが普通の状態なのだろうか。
一方では、今付き合っている人との結婚の話がまとまってきていて、夏には入籍できそうだーなんて浮かれていたじゃないか。
だけど、その為に必要な貯金を完遂するべく、仕事をしようって言ったら、いつもこうなる。
僕に堪え性が無いのかもしれない。病気の所為で上手く脳が機能していないのかもしれない。
よく解らない夢をたくさん見る。懐かしい顔もたくさん見る。
まだ人は死んでいない。現実でも夢でも死んでなんかいない。
時々それが悔しく、哀しく、自分への劣等感を増す。何故、殺せないと思う。
何故って、殺したら大変だからなんだけど。何がだろう。
日々をまっとうに生きていくだけで精一杯だ。
思いの丈をぶちまけたいと思うのに、文章が上手く繋がらない。
何を書きたいのか、何を思っているのか、漠然とではなく確かに胸の内にあるのだが、変換して外へ出す過程で解らなくなる。見失う。
外に出す時の形や言葉を思い出せない。咄嗟に言葉が出てこない。何故だろう。
若年性健忘症ってやつだろうか。僕はいつのまにここまで自分から離れてきてしまったのだろう。
仕事は行っている、自分の義務はきちんと果たしているつもりだ。
職場の先輩方が悪人ではないと認識しているし、そういう言い方しかできないんだって、そもそも違う人間なんだって、それも理解している筈なのだ。
だけど、腹が立つ程度では済まない。怒りが治まらない。
お前達の様な人間にもう遭いたくなかったのに、何故遭った。どこにでも居る人間だ、解っている。そういう人間への対処法を学んだ筈だ。
だのに、また間違ったのか。傷付いたんだな。痛がっている。
不可視の仲間のお犬様は、「お前の友達を見習えよ、『他の人間はこんなことで怒るんだ~』って言えるようになれよ」と言うけれど、僕と彼女はけして交わらない思考を持っている。
今から近付いて真似たところで、出来の悪い劣化版と言われるだけではないか。それは僕ではない。そんな気がする。
いやでも穏やかに過ごせるなら、その方がいいのかな。僕じゃない方がいいのかな。
適応障害の所為で、集団に紛れるのが怖いのだ。
適応障害の所為で、仕事の小さなミスが増えるのだ。
適応障害の所為で、ロクに人付き合いも仕事もできないのだ。
だけど、適応障害になったのは僕の所為だ。
そう思うから、どんどん自分の首を絞めていく。辛くなっていく。泣けなくなっていく。
解っていることだらけで、そのくせどうすればいいかだけはハッキリしないで、時間が過ぎていく。
僕は何処に居る。僕は何をしている。
本当はどうしたい。何故、ただ生きるだけのことができない。
何も産み出せないなんて、そんな悲しいことを自らに決めてくれるな。
まだ僕は生む準備すらしていないのではないか。
僕に価値が無くても僕の生み出すものに価値を付与してくれる、心ある者達はそんなふうにして僕と関わっていく筈なのだから。
だから、僕はぼくの為に力を使う。
ただのずた袋をどかす、屠畜するだけの行動。
正常 / Syrup16g
何年かぶりに、本格的に行う。其れは蠅の姿をしていた。
巨大な蠅は僕の心臓を指差す。これを取ってくればいいのか、と確認する。
僕は只、頷く。
先輩が悪い人じゃないのは解っている。こういう人だから仕方ないねってのも、解っている。
だけど、これ以上の我慢や忍耐はできない。僕だっていっぱいいっぱいだよ。
だから、何の責任も負わずに好き勝手言い続ける先輩よりも残酷な方法で、僕は僕の気持ちを晴らすことにする。
誰に話したとて、僕に返ってくる結果は変わらない。
恐らく、また身体を蝕む高熱に苛まれるだろう。嘔吐が続き、腹痛に喘ぐ時間が始まるだろう。
それでも、僕は僕の力そのままにあなたに貰ったものを返そう。
目の前に雑草が群れていたら、通るのに邪魔だから切るよね?
それと同じで、通るのに邪魔だからちょっと切らせてもらうんだ。
邪魔だからって、根っこまで頑張って何本も引っこ抜く人は、そう居ないと思う。
だから、千切るだけ。千切って捨てるだけ。
元は残っているから、その元に気力があればきっとまた伸びるんじゃないかな。
千切った後のことは知らない。枯れるも良し、伸びるも良し、僕には関係なくなる。
僕はこの話を、聞いてくれる人にいくらでも話せる。世間話と変わらない次元での話。
話したことによる懲罰なんて、もう受けることは決まっている。それでも僕は五体を持ったままだ。
オマエは恐ろしいと言われた。そんなことない。誰だって力があれば、これぐらいするだろう。
それとも、我慢して、”大人になって”、それで済む話なのか。
僕はもう我慢できないだけで、全然真逆の方へ成長しているだけで、それだけじゃ済まない話なのか。
音も景色も歪んでいく。
帰り道はくだらないことがたくさん気になる。みんな殺して歩き回れたら。
それはもう別の病気だ。統合失調症ではなかろうか。自覚症状ってあるのかな。
友人ひとりを此方の世界へ誘ったけれど、なかなか踏み込まない。
結局、誰も覚悟なんて決められないのだ。提示された可能性に釣られて代償も考えずに。水辺に寄ってきた草食動物と同じ。
僕は水底から皆を眺めていた。仲良くなりたいと顔を出して手招きした。身体半分浸かっているくせに、「帰りたい」とか皆言い出すんだ。
ピンクのワニにはなれない。僕の価値なんて、僕以外の人が勝手に決めることだ。
僕はただ帰りたいだけなんだよ。
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