ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
こんばんは、ふらみいです。
もやもやした気持ちのまま生きていくのも辛いので、借りていた映画を観ました。
今敏監督の映画も大体観たなーでもまだ観てないなーと思って、"東京ゴッドファーザーズ"を観ましたよ。
ネタバレしないで言うならば・・・・・・、
えー、なんだろうな、これぞ「ハートフル・ストーリー」て感じか?
ふらみいは家族物が苦手なんだけど(邦画だとより苦手)、これは観ていてそこまで辛くなかったな。
あらすじとしては、
東京の片隅でホームレス生活をしているギン、おネエのハナ、家出娘のミユキはクリスマスの夜に、赤ん坊を拾います。
捨てられたらしいその子の近くには、ロッカーの鍵と出生届がありました。
かくして、金も人脈もない3人のホームレスの、赤ん坊の親捜しが始まるのでした。
ほんと、これだけのあらすじ。シンプルだね。
その捜している最中にいろんなことに巻き込まれ、いろんな人に遭いながら、3人の過去や家族への想いなどを見ていく。
で、この3人がまた良い人柄なんだよね。ハナさんは元から良い人だったが。
ギンもミユキも口は悪いけど、ちゃんと相手を思う心があるのね。ますますハートフルな展開が期待できるわけです。途中で遭う人達も、立場や役職は違えど良い人達だしな。
今監督の作品って、結構、こちらの精神を抉るものが多いなーと思っていたのだけど(パーフェクト・ブルーとか、妄想代理人とか)、
今作ではそこまで抉られるようなものは無く、かえって家族の在り方とか向き合い方を考えてみましょーっていうキッカケになれそうな物でした。
ふらみいは上記にもある通り、家族物が苦手なんだけど、この3人のほのぼの家族な雰囲気は嫌いじゃない。
血の繋がりじゃなく、精神的な繋がりで家族!っていう話は、好みだな。そっちの方がよっぽど家族って感じがするよ。
そう思うのは、自分が血の繋がった家族に対して思うところがあるからなのだが。あまり期待も信用もできない仲だなぁと、昔から思っていました。
そうね、いろんな家族の在り方があるのね。出生時の環境も様々ね。
親が居ないとか、本当の親じゃないとか・・・・・・いったい何が家族と呼べて、何が親と子だと呼べるのだろ。
個人的に、ハナさんが一番辛い子ども時代をすごしていたと思うんだけど、あの人が一番明るいなぁ。
ギンは・・・・・・身の持ち崩し方が自業自得過ぎる。なのに、娘が良い子過ぎる。あんたの娘も天使じゃねーか。
ミユキはどうしたんだ、情緒不安定なのか。その前から親に対して鬱憤が溜まっていたのかもしれないけど、ちょっと解りにくかったなぁ。
ミユキが親元に居た時にぷっくぷくに太っていて、ホームレスになってから痩せたのを見て、なんか微笑ましくなってしまった・・・・・・。痩せると可愛い系なんだね、君は。
捨てられていた子どもはリアルな可愛さでしたね。
そういうとこをデフォルメしないでありのままに映すので、今監督の作品は好きなのです。
実際に産んでみたら、そのかわいさが解るのかなぁ。
ちなみに、ふらみいがぐすぐすしたところは、外国人男性の奥さん?の所で、ミユキが事情を話した辺り。
あの奥さん、優しすぎでしょう。言葉が通じていないのに。やっぱり母親って偉大なんなぁ。
これといってぐちゃぐちゃ語るところもありませぬ。本当、気兼ねなく観られる作品ですよ。
あぁでも、今監督と平沢師匠がタッグ組んでないってのは、逆に新鮮かも。
これで平沢師匠がBGMも主題歌も担当していたら、どんな出来になっていたのだろう。
これはまた観たいな。クリスマス辺りにもういっかい観たい。DVD買おうかな。
子どもは天使か。母親はみんなそう言う。
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