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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

この時期はニコニコの生放送で毎日ホラーを流してくれるので、怖いもの見たさで観る分にはいいのだ。
コメントも多く、気の抜ける会話もあって、ちょっとほっこりしたりする。
一人でホラーを観るのだったら、洋画がいい。邦画は無理。
というヘタレ精神で、『メキシコ・オブ・デス』を観た。

オムニバス形式で、一話は十分くらい。
台詞は少なめ、演出はグロが強め、R18入るぐらいにはエロス、だけどグロめ。
食事の前後では観ない方がいい。気持ち悪くなると思われ。グロ耐性あっても。

ホラーというよりも、実話とか逸話を基にした話がごろごろしているという感じ。
内容は以下に。サイト参照致しました。

「いけにえの祭壇」若者の失踪事件を追う記者が見た衝撃のメキシコの実態
「ハラル・デ・ベリオ」傷付いた犯罪者二人が迷い込んだのは淫乱な魔女の棲む館だった
「排出」姉の膣から経血を取ってこいと悪魔に囁かれた少女の運命
「ささいなもの」キャンプ場で処女を襲う好色トロールの衝撃
「重要なのは中身」幼女が恐れる浮浪者の正体とは
「人形」謎の人形島のとある秘密とは
「7回の7倍までも」インディオの儀式により、死人を蘇らせる男。その目的は?
「死者の日」蘇る美女たちの地獄のショータイム

と、こんな感じです。

印象が強かったのは「ささいなもの」と「7回の7倍までも」かな。
というか、「ささいなもの」は女の子のヒス加減も相まって、結構観ているのがキツかった。
「精霊は”ささいなもの”を奪っていく」と言っていたけど、トロールは精霊なのか・・・・・・。
まぁ、綺麗なものだけが精霊ではないもんな、うん・・・・・・。

個人的に好きなのは「7回の7倍までも」と「死者の日」ですね。復讐劇が好き。
あとビジュアル的に死者の日のメイクが好きなんです。カラフルな骸骨ってなんかセクシー。
ベリオも結構好きです。あの魔女が好きなのかな。
ハニートラップにかかった男性を嘲笑うことなかれ。あんなん誰だって引っかかるわ。たぶん。

見応えはあるけど、グロいんですよね。
グロテスクというか、エロもあるけど吐瀉物とかね・・・・・・別方面でグロですね。
人に勧め難い映画であることは確か。




 
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という映画を観たのさ。
ピエロ恐怖症な二人と、ホラーに興味津々な一人と、流されるままに観る二人と、計六人で宅飲みしつつ観たのさ。

いやー大勢で観て良かった。
一人で観ていたらモヤモヤしすぎて、ここに書くまで耐えられなかったわい。


あらすじとしては、
デリーという町を舞台に、主人公とその仲間達が奇怪な目に遭うことから始まるおはなし。
それは幻を伴い、最後には恐ろしいピエロの姿となって彼らを襲う。
やがて、彼らはそのピエロが見える者と見えない者、そしてピエロがやってくる経路の共通項に気付く。
その間にもピエロの魔の手は伸びてきて……

というホラー映画。ピエロがテーマと思しき映画。
要所要所でビックリ要素があり、ピエロが神出鬼没なため、ピエロ恐怖症の方にはお勧めできません。
本格的なホラーを好む方にもお勧めは難しい。ちょっと肩透かしを喰らうようかも。

主人公の男の子は弟を水難事故で亡くしているのだが、遺体が見つからないために心のどこかで「まだ生きている」と信じている。
仲間の男の子達にもそれぞれの事情があり、ピエロも最初は恐れていたのだけど、仲間の危機を知って団結して、恐怖に立ち向かっていくのだ。

こう書くとホラー要素が薄くなるけど、本当に団結してピエロに立ち向かうんだよ。
ピエロの正体も最後までよく解らない。けど、勝つために戦いを挑むんだよ。
グロテスクな描写も、ビックリ要素もあるけど、仲間達が皆してピエロを囲んだ時のが驚いたわよ。

なんというか、ピエロを敵のテーマにしてあるだけで、ピエロなりの動きやら追い詰め方っていうのは、あまり感じられませんでした。
本当に姿がピエロなだけで、何故この町で周期毎に目覚めるのか、人の恐怖と肉を食うなら浮かべたままにすることに意味はあるのか、設定をつつきだしたらキリが無さそうだ。

恐怖に駆られた子ども達の演技はこっちもハラハラした。
それ以上に、ピエロのピエロっぷりもハラハラさせる。本当に何者だおまえ。そんなギャグのよーな動き方で怖がらせられるとでも?

B級ホラーという感じにわたしは受け取りましたが、どうでしょ。
特典映像のギャグシーンは面白かったですよ。
期待していたほどピエロ要素が活用されていなかったのが惜しいとこだと思います。
1と2と観てきたら、観ずにはいられない。それが続編というものだ。
というわけで、観てしまった。「ムカデ人間3」を!!!

CMがあるとかで、ネットでちょろっと観たけど、出来上がったのはここ近年の話だったのね。
今度は500人とかいうから、結構な長丁場になるかと思ったけど、そうでもなかった。

別の感想でも見かけたけど、今回はグロさは控えめ。
ブラックユーモアみたいなものを感じさせてくれる……というのは、「ムカデ人間」を観てきた方々だから言えることだと思うけどね!!
わたしもどこぞの感想を読んで「コメディ色が強いです」とかあったから、へぇ〜笑って見てられるかな〜とか暢気に観てたけど、そんなことなかった!!!

あらすじとしては、
とある刑務所の所長であるビル・ボスは独裁的で、刑務所内での残虐な私刑も平気で行う破綻した人間。
補佐や秘書もその言動には困り果て、しかし逆らえず、おかげで刑務所の職員の離職率は高く、囚人達の暴動や再犯率も高かったので、知事は二週間の猶予を与え、それまでに現況を改善できなければ所長ともどもクビにすると言ってきた。
正気を保っていられないビルに、補佐のドワイトが助言する。
「ムカデ人間という映画があります。あのように、囚人達を繋げてしまえば、経費も浮くし、再犯率も減りますよ」
こうしてビルとドワイトは囚人五百人を繋げる壮大な”囚人ムカデ人間計画”を実行するのだったーー。

この映画の主役であるビルは、「ムカデ人間1」の先生役をやっていた方。
ドワイトは「ムカデ人間2」の主人公をやっていた方。
更にムカデ人間の構想を以て協力する役として、この映画の監督自ら出演もしております。
キャストはすごく豪華だと思いますよ、1も2も何がすごいって、発想もだけど演技が光っているんだよな。
特に先生役を務めた方のイカレた演技は記憶に強く残ります。これは字幕版で観ることをお勧めしたい。
と言っても、日本語版だと吹き替えは若本さんがやっていらっしゃるとのことなので、それはそれで迫力ある演技が聴けると思うのですがね。

音楽とか演出とか、それは彼方に捨て去って、ただただ演技と画面の中の凄惨さに圧倒される映画。
確かに、1と2を観た人にこそ観てもらいたい映画かも。この一本でも話が解らないわけじゃないが、より世界観に浸りたいなら順番に観るのが一番だ。

ただ、前作より描写は少ないとはいえ、グロテスクな場面や残酷な場面はそこそこあります。
ムカデ人間なので、先頭より後の人達の食事はビタミン剤の投与と前の人の排泄物です。
そういった胸糞悪いものが苦手な方には全くお勧めできません。観ているだけで気分が悪くなるのは正常な反応。
あと、ビルの言動が下衆な下ネタ混じりの暴言ばかりなので、品性は感じられません。食べているものも趣味が悪いので、特に男性の方は気を付けて観ることを強く勧めます。

結果、一般的な方は観ない方が胸糞悪い思いをしないで済む、のかな。うん。


では、ネタバレは隠しておきます。




という映画を観たんだ!

先日のニーアショック(と言う程でもないけど)から立ち直って、「何かえぐい映画を観たいなぁ」と思い、また探し始めた。
巷で「後味悪い映画」に選ばれている中で、あまり名前を見かけなかったので、可もなく不可もなくといったところなのかな? と思い、こちらを鑑賞することに。


あらすじとしては、
バカンスを楽しもうと別荘地にやってきた、とある一家。
湖にボートを出して、片付けをして、さぁのんびり過ごそうという時に、上から下まで真っ白な服を着た奇妙な青年に「卵を分けてくれ」と言われました。
奥さんは気前よく卵を渡すけれど、二度にわたって台無しにされ、携帯電話も水没させられ、だんだんと苛々してきます。
いつの間にかもう一人、青年が入ってきて、最初は普通と思われていた青年二人は徐々に理不尽な物言いで一家を追い詰めていきます。
それこそが、青年二人の”ゲーム”だったのです・・・・・・


と、そんな感じであった。
最初は家族のほのぼのストーリーみたいな演出していたのに、タイトル出る時のBGMが予想外過ぎて笑ってしまった。
落差が激しいんだよ、クラシックじゃないのかよ!

でも、随所で感じる不愉快さや苛立ちなどは、監督に仕組まれたものだということで。
確かに所々で「何でそうするんだよ」とか「今だ、今しかないんだ!」と思わせぶりな場面や、好機と見える瞬間があるのだけど、そのことごとくが潰される。
その潰され方と、一家が味わう理不尽さ、絶望感がとてもリアルなものに思えるところが、この映画の魅力なのかなぁ。

わたしは主人公補正の掛かっていない話の方が好きみたいで、メリバじゃなくても、そういう路線であればいいみたいだ。これ観て解ったわ。
今回の映画は悪役とされる青年二人に補正が掛かっているような感じで、上手くいかないんだよなぁ、一家のやることなすこと全部覆されるんだよなぁ。

それから、間を持たせているところが多いので、テンポの悪さは否めない。
絶望して放心している状態とか、現実で考えれば急に頭を切り替えるなんて無理だけど、映画とか娯楽に於いては無駄な時間と捉えられて、観客が苛立ってしまうんだね。
実際、他の方の感想を読んでみると「苛々した」とか「この間は要らない」とか、展開は面白いけど冗長で飽きがきてしまうところが勿体ないと思われているみたい。

わたしは嫌いでも好きでもないな、リアルだなって思うだけでした。
やっぱり人にお勧めはできませんが。


そうそう、わたしが観たのはリメイク版? らしくて、オリジナルがあるらしい。
そっちは本当の夫婦が演じているとかで、演技がすごいのだとか。
でも、構図やら演出やらがほぼ同じらしいので、よく調べてからオリジナルを観るんでも良かったかなぁと思っています。
これはこれで好きだけどね、うん。

以下、一応ネタバレありの感想です。



誕生日に弟からもらったBlu-rayの中に、これがあった。
“ダークファンタジー”というところで、わたしが気に入るんじゃないかと思って買ってくれたらしいので、早速視聴。

あらすじとしては、
1944年のスペイン、山中のゲリラ狩りを行う大尉と再婚した母親にくっついて、主人公のオフェリアは大尉の山荘へやってきた。
周りは軍人ばかりの物々しい雰囲気で、身重の母親はこれ以上の旅はできない。
重苦しい日々の中、オフェリアはナナフシを見つけ、妖精の姿を教えた。その場で姿を変えたナナフシは森の奥の迷宮へとオフェリアを連れていく。
そこで出遭ったパンという存在に、「あなたは魔法の国の王女だ。いつか戻ることを信じていた。満月の夜までに試練を乗り越えなさい」と言われ、一冊の本を渡される。
かくしてオフェリアの試練は始まった……

と、こんな感じ。
音楽は所々ファンタジーなのに、雰囲気が暗い。
ダークファンタジーらしく、代償もつく。
近くで軍人とゲリラがドンパチやってるもんだから、人の死も珍しくないのです。
ファンタジーというと、楽しくてきらびやかな雰囲気の美しい世界を思い浮かべることが多いけど、こちらは現実に即している所為か、どこかどろどろして真っ暗なのが逆に良いですな。

それを代表するかの様に、妖精達の姿がなんだか気持ち悪いね!!!
虫が絵本から着想を得て象ったものだから、妖精と言われればそんな気も……
とはいえ、妖精は本来あぁいう存在なのかな。
パンも角がどう見ても悪魔の角で、それ信じていいの? って思ったけど、あんな存在が出てきて「あなたは王女だ」と言われたら、そらー信じたくなるわな。

主人公のオフェリアが空想大好きで、虫や異形を恐れないところが、真のファンタジー好きって感じがして好印象でした。
それから、給仕のメルセデスね。オフェリアの空想を否定することなく、ただ受け入れているところが良い。
対を成すように冷酷なのが、大尉。自身の怪我も厭わず、誰を殺すも容赦なく、本当に血も涙もない人に見える。軍人だから、それが当たり前なのかもしれないけど。
キャラクターの性格とか置かれた立場がハッキリしているから、物語がよく動いていたのだと思います。

音楽はファンタジー色を感じることもあるけど、基本的に暗い……かな??
わたしにとっては好きな方の曲調なので、あまり暗いとは思わなかったのですが。
本を読み始めた時の曲とか、好きだなぁ。


一般的に見れば、あまりハッピーエンドとは言われなさそうな作品なので、人に勧められるかどうかは……うーん、びみょーなとこです。
ハリポタとか指輪物語を好きな人には良いのかもしれない??
ファンタジーだけど、エグいデザインのクリーチャーも出てくるので、グロテスクが嫌な人には向かないかな。あと拷問やら痛い場面もあるし。

メリバといえば、そうかもしれない。
わたしはこういう終わり方好きです。

以下、ネタバレなので隠しておきましょう。


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