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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録


こんばんは、藤香です。今日は友人とお出掛けしてきました。
昨夜、否、今日の早い段階から映画を観に行ったので、眠気が常に残っております。ぐふぅ。


愚弟様と観に行ってきました、まどマギ「叛逆」。映画をずっと待っていたんですよー。
先行上映を観に行くって愚弟様が言っていたので、それについていきました。
26日の24時50分とかいつの時間だ!と思いつつ、小田原まで。

結構、人が来ていました。物販もそれなりに賑わっていました。
目当てのパンフは初回版で買えましたー。グッズもちょっとだけ買いましたー。
何でべべがあって、なぎさちゃんが無いんだ・・・・・・orz


で、観てきた感想をまた書いていきます。今回はかなーりいろいろ考えました。
不完全燃焼に近い形なので、もしかしたらもう1回くらい観に行くかも?
見所はあったけど、そ以上に「どうしてそうなった?」と思う部分が多くて。

他のファンの方はどのように捉えられたのでしょうね。
藤香さんは何だか物悲しい気持ちになりました。致し方ないこととはいえね。


だば、書いていきます。





叛逆はまったくの新しい話として書かれるということで、すごくどきどきだったな。
その分、期待していたわけだけど、今回はそれを良い意味でも悪い意味でも裏切られてしまったような気持ちに。
要点を上げて整理しながら話さないと、自分でも解らないという・・・・・・。


キャラデザの担当さんが代わったということだったので、若干、雰囲気も変わったなー。
動きやすそうな絵になったというか。足が長いからそう見えるだけかな。

戦闘シーンはよく動いていましたね。マミさんとほむほむの戦闘シーンは熱かったね。
映画だから動かしてくれるだろうと思っていたけど、銃撃戦であんなに燃えるとは思わなんだ。
マミさんは強いっていう話だったけど、本当に強いな。どうしてお菓子の魔女に勝てなかったのか、逆に不思議。調子悪かったのか。

アニメシリィズでは微か3話で退場を余儀なくされたマミさんだけど、まどマギの中で一番好きなキャラです。
3話までの戦闘を見るに、彼女の戦い方には花があって(しゃれではなく)、安定していて、見ていて楽しかったのです。
それが今回のような激しい戦闘もできるとは! パンフにあったけど、「最強の魔法少女と言ってもいいぐらい」らしいので、改めて、ほむらや杏子がマミさんとすぐに戦わない理由が解りましたね。
そりゃマミさんだって「見逃してあげる」ぐらい言うわ。かませじゃなくて本丸だ、あの人。ほむらの時間操作に合わせて戦っているのを見ると、特に。
マミさんが魔女化していたら、「ワルプルギスの夜」よりも強烈な魔女になっていたのだろうか。

異空間、相変わらず魅力的でした。魔女空間も好きだけど、悪夢空間も好きです。
イヌカレーさんは本当に良いお仕事をなさいますね。あの空間の絵で壁紙が欲しい。
だけど、今回のは踊りを踊る娘達が多く出てきて、その影絵っぷりがウテナの「影絵少女」を彷彿とさせました。「かしら、かしら? ごぞんじかしら~?」て聴こえてきそう。

異空間だけではなく、普通に背景だって見所です。
見滝原の街並みはそのまま美しく、特に夜景と、新たに出てきた丘(ほむとまどかが話した場所)が印象的でした。
あの街って隅から隅まで本当におしゃれだなー。まどかの家ひとつとってもおしゃれすぎる。でも、洗面所は広すぎると思う。洗面台、あんなに小さいのに。

音楽、今回も素晴らしかったですね! 戦闘の局面に於いても、ストリングスが明るかったのが嬉しいところ。梶浦さんらしいといっていいのかな。
んで、EDテーマがどツボでした。「君の銀の庭」、良いわー。早く覚えて歌いたいです。


今回は冒頭から女の子っぽさ満載で、「あ、そういう路線でいくのね!」と覚悟を決めました。
今更になって「魔法少女もの」らしい動きや台詞回し(5人一緒の掛け声とか)が出てきて、むず痒い気がしながらも「きっとこういう世界もあったんだろうな」と、どこかほくほくしていました。
でも、変身シーンや空間の設計のおかげで、ウテナとセーラームーンを一度に見ているような気持ちになったのは、藤香さんだけではないと思いたい。

特に気に入ったのは、お茶会の場面。いきなり歌いだして、ナイトメアに物食わせるから何かと思った。
ナイトメアは察するに、人の心の弱くなってしまった部分が具現化したもの――魔女より弱い存在だから、満腹にさせて文字通り満たすことで、救うことができるのですね。
パンフにあった説明にすごく納得して、ただ戦うだけじゃなく、ナイトメアそのもの(相手の人間)にも救いを用意するっていうところが、とても気に入りました。
それなら、まどか達が絶望しきることもないですもんね。「今日も良いことしたねー!」て思えるのかな。

とはいえ、違和感はそこかしこにあって、だんだんと視覚的にも表れて、それを解明する為にほむらが杏子に相談する。そこも納得いきました。
パンフにあった通り、杏子ってなんだかんだでリアリストだから、あの中では一番、相談しやすいのでしょう。

何度も通り過ぎてループしてしまう見滝原の中を見ていたら、何となく今回の首謀者が解ってきて、嫌な予感。
新キャラの「べべ」が居たけど、恐らくシロなのだろうなーと思っていました。
というか、なぎさちゃん出てくるの遅いな! いっそのことべべの姿のままにしておけば良かったのに。
でも、さやかも魔女の力を使っていたし、ほむらにそのまま呼ばれてしまったのなら、べべ=なぎさちゃんで成立するのか。


なんていうのかな、「叛逆するのお前かよ!」て感じ。

ほむらの気持ちはすごくよく解る。まどかが決意した裏の心を知って(皆と離れるのは淋しい云々)、ショックだったのも解る。
だけどね、あなたはそれも込みで、まどかの決意を見届けたのではなかったの?
まどかは皆と離れるのが怖かった淋しかった、だけど決めたから概念の一部となった。それを憶えていたいと思ったのは、忘れたくないと思ったのは、ほむらじゃないか。

覚悟していても、実際になってみると覚悟が脆くも崩れ去ることってありますよね。
ほむらの絶望、魔女化は、溢れ出す心の痛みがすごく表れていて、なるべくしてなったんだなという気もします。
だけど、最後にほむらとまどかは通じ合ったし、いろんなことを覚悟の上で、それでもまどかの意志を尊重したから、ほむらは戦い続けることを選んだのじゃないのか。

今回、ほむらが所謂「悪魔」になったことで、すごい形でまどかを裏切ったように見えてしまって。
そりゃーテレビの最終話を観ても、始まり~とかの映画の最後を観ても、まどかが概念になっちゃって、ほむらの努力が報われなくて、やるせないなーとは思ったけど。
それでも、ほむらが戦い続けるというのなら、それはすごく尊いことだと思っていただけに、今回の魔女化は「なるべくしてなった」けど、「できれば見たくなかった」当然の結末と言えるのかもしれない。

そうだね、何度も繰り返して、たった1人だったから、溜めてきた孤独も絶望も誰よりも濃いよね。
そうなると、痛みですらその絶望ですら相手と繋がる為の糸だから、愛しくもなるでしょう。
無関心になられるより、憎まれてでもいいから相手に自分を見ていて欲しいでしょう。
それが愛、それも愛。ほむらの愛が世界も宇宙も歪めて、まどかを神話のように切り離した。
まどかの声優さんは上手いこと言うなーって、やっぱりパンフ見て思いました。

その愛の有様を否定はできないな。自分だったらどうかな?って考えたら、やっぱりほむらと同じことしていたと思うし。
だけど、それなら最初から相手を離したりしたくなかったとも思う。でも、そんなこたー後になって言えることだから、意味がないね。
悪魔だろうが何だろうが、愛している相手と繋がれることが大事なんだ。哀しいまでに。
結果的に、まどかのやったことを台無しにしたよーにしか見えないが・・・・・・それでもってことだろ、愛だね、そのわがまま。


しかし、キュゥべぇが安定のクズっぷりを発揮してくれて、逆に安心した!
出てきた当初から「きゅう?」しかいわなかったから、「こいつ何可愛子ぶってやがる」と思っていたけど、そういうことね。良かったよ。
でも、一番最後に矢を浴びせられるところで「わけがわからないよ」と言わせるのは、演出としてどうなの。まどマギの中でワースト1位でないか? ギャグか。

そんでもって、さやかの株がどーんと上がりました。概念に近い存在になったことで、一皮剥けたのかな?
アニメシリィズの時から、さやかはあんまり好きじゃなかったのだけど、今回で初めて好きになれました。
そして、杏子とさやかが仲良しでにまにましてしまった。可愛いよお前ら可愛すぎるよ!
魔女ほむと戦う時の、尖塔の上で背中合わせのまま手を繋ぐところがすっごい好き。お前らの方がよっぽどユウジョウ!しています。
さやかは成長したなぁ。本当はひとみさんとかみじょーさんが付き合って辛かったのだろうけど、それを杏子が癒してくれたのでしょう。
この2人はいいなぁ。背中を預けて戦って、全部終わって家に帰ってからは一緒のふとんで寝てほしい。可愛いよ杏さや!
さやかが「杏子!」て呼んだとこで感動してしまった。アンシーが「ウテナ」て呼んだ時並みの感動だったな。


まだ魔法少女たちの話は続くのだろうかな。第2期もやるかもしれないんだっけ。
これ以上、悪化するようなことはやめてーて思っちゃうけど・・・・・・、もう少し動き回る彼女達を見てみたい気もする。複雑。



と、思いの丈を書いてみました。ふぃー。
いろんな人と語りたいなーと久しぶりに思いました。みんな、どう思ったのだろう。







作業用BGM
 fateful #1 / 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ サントラ 梶浦由貴

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