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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

やっと、やっと終わったぞ、P5・・・・・・長いようで短い2ヶ月であった。
というか、僕にしては集中してプレイしていたと思うので、短いかな、うん。

総プレイ時間は150時間弱。
達成できたコープは少ないかな、4つほど。まぁ、ゲーム進めて否が応でも上がるもんを除けば、そんぐらいだ。少ねぇ!
しかも人間パラメータが全て上げられなかった。唯一、”優しさ”だけは上がりきったけれど、他のは追いつかなかったんだよなぁ。悔しいね。

先ずは、若年層が標的のゲームなら、こういうもんかなって感想を抱きました。
熱心なペルソナファンってわけじゃないけど、P3の方が肌に合っていたなと、途中から感じてはいた。
けど、キャラがこっちのが好きだな。ベタベタしすぎてないと思い、かといって主人公に甘えっきりでもない。

世直し怪盗団を高校生がやるって時点で、様々な観点からの挫折やら疑念やらが浮かんできたけれど、なんだかんだで楽しくやれていた。
なんといっても、ジョーカーかっこいいし。モナかわいいし。双葉が好きキャラ過ぎて辛い。
他のキャラも好きなんだけど、上位三者はこの子達だな。ジョーカーは特に、怪盗の恰好も普段着もかっこいいからね。良いキャラデっすよ。

音楽は引き続き目黒さんがやっていたということだけど、今回はそこまでグッとくる曲は見つけられなかったな。
オタカラルートを確保してからのオタカラ盗みにいく時の曲は好きだが。
パレスもそれぞれの個性が出た曲ばかりだけど、僕はオクムラとニイジマが好きかな。
あとは・・・・・・街を歩いている時の曲とか、落ち着いていて良かったな。四軒茶屋駅前とか、特に似合う。

周囲は既に2周目が終わった方ばかりで、僕は遅れて2周目を開始します。
超覚醒させたいし、コープとペルソナ全書をコンプしたいからな!
手際が良くなったとして、100時間くらいはまた遊んでんじゃないかと思う。
この前、ぶっくおふさんで「クーロンズ・ゲート」とP4も買ったから、これが終わってもやれるゲームはまだあるんだけどね。
けど、2周目をゆったりやっている間に、ニーアが出るだろうし、トリコも出るから、またプレイするのが遅くなるな。これは悩みどころ。

・・・・・・でも、ライドウ衣装とキャサリン衣装でプレイしたいから、2周目いくぜ。
こんな短期間で2周目始めるとか、初めて。ゼノギアスもクリアしてないのにな!(あっ

ともかく、P5は楽しいっす。それに尽きる。
システムで語れるような者ではないので、物語で語らせていただきましょうか。
ネタバレ含むし、否定的な意見も出てくると思うので、隠しておく。





ジュブナイル且つピカレスク・ロマンということで、その主旨を理解していたとしても、所々で「うーん」と首を捻ることが多かったってのが、正直な印象。
まぁ、言うて子どもといえば子どもだもんな。高校生だもの。自分が高校生の時だって、そんなに大した存在だなんて思っていなかった。

そんな「子ども」に覚醒した「反逆の力」がペルソナ、もうひとりの自分。その力で始めた、世直しする怪盗業。
見通しが甘いのも、しょうもない罠に引っ掛かるのも、全ては等身大の子どもであればこそ、だ。
自分が同じ歳の時にあんな目に遭ったら、はたして冷静でいられただろうか? 戦えただろうか?
何度もそんなことを考えながら、悪い大人達の『改心』を進めた。

しかし、いつからだろうか、この子達が「正義」と連呼するのが気になってきたんだよなぁ。
「正義」なんてものの為に、こんな大それたことを始めていたっけ?
どうにも、プレイヤーと怪盗団の間で齟齬が発生している気がした。というより、僕がちゃんと理解していなかっただけかな。
世の中を創っているのが大人。その大人が悪いことをすれば、皺寄せは子どもにいく。だから、子ども達が立ち上がった。そういうことなんだろうが・・・・・・

言い出せばキリがないけど、そんなに単純なものではないんだよな、大人ってやつも。
僕はそもそも大人が昔から嫌いで、大人と子どもという境界線こそ悪だと思っていたんだが、大人どうこうよりも個人が「悪」なんじゃないかって、未だに感じる。
だから世直しする怪盗団になったって、大人を相手に~よりは、自分達にとっても悪い相手となる奴を相手に~って考えた方が、しっくりきていた。

あ、これは怪盗団の目線に立てていませんね!
2ヶ月も結局、何をやっていたんだ、僕はwwww

・・・・・・と、草が生えるところだけど、いや、本当に「悪」って何だろうね。
大衆の思い描く「悪」と、そもそもその大衆を作っている人間の描く「正義」って何だろね。
勧善懲悪にしては、余計なものを引っさげすぎな気がしないでもないんだ。
もっと単純にならならいと、「正義」=「良い人、行い」が見えてこない。

こっちだって悪人になって、犯罪を犯しながら人の心を本人の知らない間に変えるという、一見すれば非人道的なことやっているだろう。
けど、自分達のことが見えていないって辺りが、やはり子どもと呼ばれる所以か?
「正義」と口にすればするほど、その意志は確かになるだろうけど、意味はぼやける。
そんなことの為に怪盗に徹しているつもりがなかったから、そんなに「正義」にこだわっているなんて思わんかったよ、君達!

主人公の台詞は生意気だったり、ぼんやりしていたりで、自分では楽しみながら選んでいたけど、「正義」を選ばせたことはそんなに無いかな。
こう、自分のやりたいようにやった結果、大人が理不尽な圧力かけてくるから、それを変える為に外道には外法をってなもんで、最善とされる選択をしていたつもりだ。
そこに一般的な「正義」なんて無くて、逆に我欲しかない。だけど、それでいい。大人達もそうだったが、子ども達だってそうだろう。皆、自分の為に動くものだ。

だけど、これは怪盗”団”だからね! 仲間が居るから!
仲間の為にがんばる、それが一番の「正義」になるかな。理屈がどうとかより、目の前で困っている友達を助けたいって思いから動くことが、正義も悪も越えた何かに通じていたんでないかな。
わりとそれに早く至ったのは、三島のコープでだったと思われ。あの子はちゃんと気付けたよな。「正義」と口にしていたけど、それより何より自分を助けてくれた友達の為に、身体張っていたと思うんだよな。
僕にとっては「正義」なんかより、「誰かの為」が友達の為ってことの方が、大事だった。

そうそう、コープの中に、冴さん、そうじろう、ダメ寅さんが居るのが嬉しい。
彼らは大人って立場から物を言うけれど、けして偉そうではなく、相手を認めて話す姿勢が良いんだ。且つ、まだ子どもである者達を導き、良い背中を見せようと頑張ってくれている。
こういう人達の「正義」は一般的なものではなく、もっといろんなものが混ざり合った主義主張となるだろうが、それこそが「正義」の正体に近いかなって感じるのだ。

主人公達の言う「正義」ってのは、一般論に近くて馴染みが無い。
だけど、誰かを助けたくて、自分の力で何とかしたくて・・・・・・そういうことなら、解る。
ただ単に僕がひねくれているだけかな。「正義」なんて、そう連呼して示すもんじゃない。自分の為でしかないのだから。


仲間は終始、仲良くやれていたと思うけど、たまに竜司が空気読めてなくて困ったなー。
モナにさすがに言い過ぎだろ、と思うことは何度かあって、その度に杏ちゃんが諌めたりしいていて、なんとなく竜司と杏ちゃんはお似合いだなとかね、はは。
真と佑介は戦闘に一番参加させたキャラで、普段の言動もどこかズレていて好きだった。怪盗の服も個性あったよね、もう潜む感じまるっきり無し!
春ちゃんの怪盗服は可愛かったな、本人もほわほわしていて、だけど戦闘になると鋭さがあって、ふしぎな娘だったねぇ。
双葉はいわずもがな、久々にツボってしまったキャラだった。外見に僕のロリセンサーが反応していたよ・・・・・・なにより、ジョーカーと恋仲になった時の反応にきゅんきゅんした。いやほんと発狂したよ、ノンケのカップルに。いつぶりだよ。

で、すっかり触れられなくなって本当にかわいそうだなって思ったのは、明智君。
みんな、もうちょっと彼のことを考えようよ・・・・・・同世代があんな壮絶な死に方したんだぞ・・・・・・?
メディアが明智君を忘れてしまうのはしょうがないけど、お前らが過ぎたこととして扱うのは駄目だろう。
主人公が居ない、モナが居ないって沈んで、戻ってきてわいわいやるのは良いんだけどさ、誰かひとりくらい、締めの台詞の中に(真とかがいいな)明智君のこと出してあげてよ。
あれは辛かったと思うぞ? 誰かと比べるもんではないが、やっぱり辛いよ、何より明智君が辛かったと思うよ。散り際まであんなだったんだぞ。
獅童の謝罪の中に、明智君のことももう少し入れておいてほしかったな。あっさりしすぎ。

実は最後に明智君すら帰ってくるのでは、と思ったけど、さすがにそれは無かったみたいだ。
モナが帰ってきたの、だいぶびっくりしたけど、まぁペルソナっても女神異聞録ではないから、そこまでダークじゃないし多少はね?

主人公はやっぱり地元に帰るのか、親らしいことしてくれない親の元へ帰るのか、帰って何するんだ・・・・・・とか考えてしまったんだが、どこへ行ってもいいんだよな、うん。
・・・・・・いや、ほんと何で帰ったんだろ。また高校に入り直すの? 受験始まるって時に?
あのまま秀尽で卒業すれば良かったのにーって思うのは、後々の経歴のことを考えてなんだが。いや、保護観察で入れてくれた学校って、ずっと居られるわけじゃないのか?

解らないことだらけだが、モナがついてきてくれて良かったよ。
双葉とは遠距離恋愛になるけど、大丈夫だよな。あ、これで一本書きたい。


「正義」はよく解らんかったけど、「世界」は自分でつくっていけるってのには同意だ。
認知が変われば、変わるもの。モナが言っていた「本当の世界なんて無い」っての、すごく納得しました。
みんな自分の見たいものを見て、感じたいことを感じて、信じて、そうして無限に拡がるのが「世界」なんだな。うん、きっとそうだよ。
このへんは不可視の仲間達と共有する意識に寄り添った価値観に近いな。

モナが消えるとこと、双葉が泣いてしまうとこと、泣ける場面はそこそこあったりして。
けれど、一番きたのは、やはりモナが消えるとこかな。消えるモナに向かって、主人公が手を伸ばしていたところかな。
猫からニンゲンになるんだ、なんて壮大な目標だけど、モナには今のままでいてほしいなぁ。
いや、横に並んで主人公とそっくりさんやってもらっても・・・・・・


2ヶ月、とにかく考えさせられた作品でした。どうもありがとう。
僕はゲームのプレイ自体は下手だし、ちんたらしているもんで、周りが次々とクリアして周回プレイしているなか、まだのんびりやっていました。
この後、もう少しのんびりやるぞ。みんなのペルソナの真の姿を見させてもらおうぞ!

主人公の名前は「楓 透弥」(かえで とうや)、「あまねくものを透かせ」という意味だけで、楓の花言葉は「美しい変化」だった。あながち間違いではないか。透かせっつってサードアイが作中でできるのには吹いたが。
ペルソナシリィズの主人公の苗字は一文字だけにこだわっている。3の男の子は「晶 陽月」(あきら ひづき)、「水晶の如く透き通り、太陽と月を照らし出せ」。女の子は「宝 志帆」(たから しほ)、「己が宝を見つける為、志の帆を張れ」という意味を込めている。
が、男の子は「佳月」にすれば良かったと、未だに悔やんでいる(何
今回の名前は結構、気に入った。名前通りの子だったかな。

怪盗団の名前は「トワイライト☆チルドレン」といって、高校生っぽく、杏ちゃんや竜司の色味が濃いもんにしてみたんだ。
「黄昏のこどもたち」なんだが、当初は「黄昏の羔(ひつじ)」としたかったが、ひつじで変換できなかった。こひつじ、だったんだな。失敗。
聖剣の”Melidian Child”から着想を得たのは言うまでもない(解るわけねぇ


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