ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
会社の人間に思うところはあれど、自分が悪いのだと考えながら8ヶ月が経った。
当初は辛かった事務所の空気も、席替えの甲斐あって何とか居られるようになってきたので、少しずつ自分を晒けていけると思っていたのだ。
それはやっぱり夢であったと感じざるを得なかった。
会社の飲み会については、前回が前回だったもんで、今回はどうしようか考えていた。
でも、工場長も居るし、メシに行く若手組も来るから行ってみようかなーなんて。
まぁ、そのうち一番話す奴は大怪我に因り、来られなかったが。
こういう機会は大事にしよう、こういう時にこそ飲みニュケーションなんて思ったが、とんでもない。
やはりわたしには荷が重い。無理だ。
人がたくさん居るというだけで辛くなる。気持ちが悪くなる。
一対一なら話せるのに、たくさん居ると、どこに居ていいのか解らなくなる。
自分の居場所も探せないなんてこの歳で情けない、と居た堪れなくなる。
周りは普通に話している。わたしは話せないでいる。笑えないでいる。
何しにきたんだろう、帰りたいと思ってしまった。
その後も、話し慣れている人達と話したり、工場長に話を振ってもらえたりしたけど、心の中はぐるぐるしていた。
んで、薬飲んでくればよかったーと後悔した。こんな時にこそソラナックス。
工場長からは「もっと素を出していいと思う」と言われた。大丈夫だ、と。
期待してもらえているし、わたしの相談をちゃんと聞いてくれる。頼り甲斐のある方だ。
そんな方の為に仕事はきっちりこなそうと考えていた。それは今でも変わらない。
じゃあ、何でこんなに泣けてくるのか。
やっぱりわたしは普通になれねーんだな、と感じてしまった。
以前なら、こういう場では率先して話していったんだ。頑張ろうと思ったんだ。
だけど、新人の事務員♀を紹介されて、先輩♀に「2人とも人見知りかー」と言われて、何故か傷付いた。
わたしは人見知りだったけど、それを治したんだ。自分からどんどん話しかけて、いろんな人に関わって自分を豊かにしようとしていたんだ。
なのに、いつからこんなに閉ざしてしまったのだろう。
まるで小学生の時みたいに、縮こまって誰かに話しかけてもらうのを待っているような。三十路でそんなんないわ、ないよ。
前はもっと話しかけられたんだ。笑いかけることができたんだ。人に関わるの、こんなに怖がってなかったんだ。
変わってしまった。変えられなかった。わたしは治すことができなかった。
そう思うと悔しくて悲しくて、それなら動けるのかって言われると、動けない。
新人の女の子はまだ若い。初めての会社だし、男性ばかりの飲み会だから、わたしからもっと気を遣ってあげなきゃいけなかったんだ。
だけど、できなかった。自分のことでいっぱいいっぱいだった。
まだ若い女の子を放置して、自分だけ楽しんで、それは駄目だろう。わたしが女の子の立場だったら、そんな先輩にガッカリする。
しかし動けない。話しかけられない。気遣いができない。誰とも話したくない。関わりたくない。わたしを視界に映さないでほしい。わたしを居ないものとして扱ってほしい。
天然石の店で培ったものは多かった。
唯一、喪失してしまったのは社交性。元々なかったものを頑張って伸ばしていたのに、また失われてしまった。
今は人混みも怖い。自分から入っていけない。苦しい。皆等しく怪物で、陽だまりの住人だ。
わたしが話しかけても楽しくさせられない。どうせなにか言うのだろう。
辛いのは気持ちが矯正できなかったことか、それとも誰ともちゃんと話せなかったことか。
わたしはこの3年間であまりにもこわれすぎたのではないか。
悔しいのかな、やはり。
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