ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
とうとうこの”奇作”と呼べるゲームをクリアしたぜ。
プレイ時間が表示されていないから、いったいどれほどのもんか解らないけど、50時間くらいはやっていたのか?
攻略サイトにお世話になりました。自力でやろうとしたら、たぶん途中で投げているだろうよ・・・・・・。
PSが出たばかりの90年代は、とにかく試行錯誤の末に様々なゲームが軒を連ねていたと思われる。
今なら作らなさそうなゲームもたくさんあると思うのだ。
その中で、いっとう名前を聞いたのが、このクーロンズ・ゲート。
元々は、好きなゲーム実況者さんがやっていて、そのプレイの様子を見て興味を持った。
と言っても、あの特徴的な移動のムービーは、動画を観ているだけのわたしには結構辛かったが・・・・・・。
それでも、中国の九龍城砦をモデルとした退廃的な雰囲気に惹かれた。
更には、ゲーム大好きなおじーちゃんが好きなゲームにコレの名を挙げていたことから、俄然、やる気を出したのだった。
そして見つけた初回限定版。ぶっくおふで900円くらい。
これはもう運命だねって買ったはいいけど、メモカの容量が足りない。
メモカ買わないとなーとか言っているうちに、友人からアーカイブスが再配信されていることを聞く。
そんなこんなで、コレクションとしてソフト自体は持っていて、プレイはPS3のアーカイブスでやることにした。
前述の通り、これは実際に中国は香港に存在していたという九龍城砦を基にしたおはなし。
主人公は超級風水師として、陽の世界から陰の世界へと派遣される。陰の世界の気の流れを正し、神獣の見立てを行うことが目的だという。
そして降りたつのが、アジアンゴシックを感じさせる作りこまれた九龍城。
とにかくこのゲームは開発に時間が掛かっただけあって、当時ならえらい水準のグラフィックを誇っている。
移動の間にムービーは入るし(厳密に言えば違うらしいが)、九龍城の細部に亘り、街の様子も景色も作りこまれている。
その中で出会う様々なキャラクターも強烈だな。
設定も作りこまれているので、世界観は濃厚。
妄想、双子がキーワードになる辺り、BAROQUEを彷彿とさせる。
どっちも好きになれた人は妄想の権化になれそうよ!
わたしは紅頭たちとダミアヌスが好きで、話よりも彼らの言葉しか追っていなかった気がする。
ただ、グラフィックと雰囲気とBGMとは相まって素敵なのだけど、誰にでも勧められるゲームではないな。万人受けはしない。
ダンジョンと普通の街の差、一風変わった風水による戦闘、解りにくいフラグ立て、アイテムの用途やキャラの台詞が曖昧で煙に巻かれる感覚!!
苦手な人は苦手だろうし、実際にこのゲームをクソゲーだと叩く人も多い。そして、その気持ちはすごくよく解る。
正直、わたしも途中で投げようと思っていたんだよなぁ。
フラグが解りづらくて、仕方なく総当たりで街の人に話を聞いていたから、どんどん面倒になっていくんよな。
風水の戦闘も、邪気が漂う空間だとこっちの体力が削れるのだが、その邪気が壁を貫通してダメージを与えてきたりして、さんざん迷ったり死にかけたりと良い思い出はない。
だけど、またやろうかと思える。またあの薄汚い、狭い、カオスな空間に帰りたくなるのだ。
スルメなゲームだねぇ。
再三言うけど、人にあまり勧められないけどね!
以下、ネタバレあるので伏せます。
というか、これネタバレせずして語れないな。
ほんとカオス。カオスさで言えば、BAROQUEと比肩するか、否、それ以上か。
でもほんと面倒だったぞ・・・・・・全く物語に関係なさそうな人が重要な台詞を話し出したりするんだもの。それさっき話しかけた時に言えよ。
最初から何をしていいのか解らなくて、人に誘導されるままに動いたんだ。
そんな主人公をいじるのも久々だった。ドラクエよりも喋らないよ、この主人公。
周りの口振りからして、そこそこし身長のある男性(20代~30代?)と思われる。
でも、わたしはもっと可愛い方がいいので、少年超級風水師と勝手に妄想している(妄人め!)
伏線や謎の多いゲームだったなぁ。キャラの関係とか、よく解っていないんだよな。
どこかのサイトで見た「ゲームキッズは紅頭五号」ってのが気になる。
確かに何であいつあんな助けてくれるんだろう。ウェイと行動を共にしていたみたいだけど、「もう会えない」って、どこに行ったんだ。
魅力的なキャラクターで欠かせないのが、やはり妄人の皆さま。
妄想したことで物になってしまったけど、妄想を捨てなければ人のこころを持ったままでいられるってのは、よくできた設定だと思うんだ。
鬼律も、日本では付喪神と呼ばれる存在がいるから、それに近い。
その鬼律と戦う為の風水戦闘も、慣れると面白くなってくるんだ。
五芒星の描き方は習った通りでなかったから、最初は苦戦したのぅ。
そうだ、ダミアヌス。まさか隠しキャラだったか。
彼のひねくれ具合、ほんと好きだな。
でも、姿は見えないし、お兄さんには会えたけど弟はとうとう声だけだったね。
雑然とした街、怯える人人、個性のないように見えてたっぷりぶっとんでいる妄人はすごいね。
考察サイトとか巡ってみると、少し解ることもありますね。
VRで出るなら、やってみたいなぁ。
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