ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
こんばんは、藤香です。2525の生放送で「ムカデ人間2」を観てきました。
このまま寝るとすごい夢を見そうなので、ここで吐き出していくことにします。ぐへぇ。
ちなみに、アリーナ156の席(っていうの?)でした。
生放送とか初めてだったから、どうなるのかなーって思っていたけど、どうもならなかった。
2525で観た方々、お疲れさまでした。なんかすげー映画でしたね。
口の中に物を入れるのを躊躇います。水すら飲めなかった。
んだば、ネタバレありきで感想をば。
と言っても、バラすほどのネタは無いんですけどね。
前作の「ムカデ人間」が実は本当に映画でしたーってオチになって、その映画に影響された青年が、見様見真似でムカデ人間を作るというトンデモ内容。
その青年が主人公なわけだけど、どうやら発達障害を抱えている模様。母親からはつらく当たられ、父親からは性的虐待を受けた――のかな?? ちょっとそこは解らなかったが。
定期的にやってくる先生に喘息の薬をもらっているのだけど、その先生もゲイのようでした。じーさん元気だなオイ!
駐車場の警備員の仕事をしている主人公は、次々と人を拉致、監禁。女性も男性も含めて12人近く本当に集めてしまうという。
その中には妊婦さんも混ざっている。どうやら本当の妊婦さんを使っている、のか? ひやひやしたわ。
しかし、主人公は子どもには優しいようです。あやしていたしな。
母親との軋轢は埋まることなく、ムカデ人間を作る為のノートを裂かれて罵倒された際に、ぐっちゃり殺してしまいます。さすがに素材に使えなかったか。
薬くれる先生も、車の中で女に口淫行為をさせているとこを見つけて、射殺。父親のこと思い出して、辛くなったのだろうか。
繋げる為に主人公は麻酔なしでみんなをくっつけ始めるのだけど、これがまた見ていて「雑だろ!!」と視聴者様方にツッコまれる有様。
いや本当に、こんなん1の先生が見たらブチギレて飛んでくるわ。マーティン君、それあかんやつや。
医者としての技術があるっていうだけで、ムカデ人間を作った1の先生が良い人に見えてくるんだからふしぎですね。
主人公、雑ながらも歯を引っこ抜き、膝の皮をべろべろ剥き、尻の皮も剥き、ホッチキスで雑に留めてムカデ人間を作成。その間に妊婦が仮死状態に、もう1人は本当に死ぬ。
先頭にされたのは、映画に出演した女性で、あんまりにも五月蝿く反抗的だからか舌まで抜かれてしまうという。
結局、最後はみんな殺されて、主人公の夢オチなのか現実なのか曖昧な感じで終わりました。
1時間半ぐらいのこの怒涛の展開。気ぃ張るねぇ。
先ず何が一番きたかって、下剤打たれてみんなが下痢して、それを呑まされている図を見せられたことだよね。
スカトロプレイなどに免疫ある方には特にどうってことない映像だったかもしれないが、耐性がそんなに無い藤香さんは水を一口含むこともできずに眉をひそめておりました。うへぁ。
音がまたリアルでね。飛び散ったりもしてね。ホッチキスでの留め方が緩いんだね。
んで、主人公がものすごく特殊な性癖の持ち主で、紙やすりで性器をこすらないとオーガズムに達せないという・・・・・・なんという・・・・・・。
そりゃ世の中にはいろんな人が居るし、そういう性癖もあるかもね。大地に性器こすりつける人とか、車の排気ガスのとこに嵌める人とか居るようだしね。
しかし、見ている分には痛いだけにしか見えないんだが・・・・・・、皮剥けて血ぃ出ない? 痛いのがいいって言っても、限度があるんじゃない??
更に、ムカデ人間の最後尾が女性で、その女性を強姦するのだけど、その際に主人公が自分の性器に有刺鉄線(らしきもの)を巻きつけて、それで突き刺すのです。
どちらの穴かは解らないけど、痛いことに変わりなし。何でそんなやり方しないといけないの、普通に嵌めるんじゃ駄目なの??
妊婦さんは産気づいたところを必死に逃げて、車に乗り込んでそのまま逃走。
車の中で子どもを産むという荒業をやってのけたそこはもう凄いけど、車動かしてそのまま主人公を轢き殺して皆を助けるもんだとばかり・・・・・・。
しかし、よくよく考えてみたら、そんなんしても捕まるだけだね。子どもを手放すことになるね。助けぐらい呼んであげて。
1と比べると、博士のような美学も技術も無いので、見苦しい場面が続きます。
模倣犯って本当に退屈だな。美学が無いってのが一番嫌だ、何をやっても美しくない。真似するだけ。
コメントにもあったけど、「作品に愛が無い」んですよね、2の主人公は。やってみたかっただけ。
それじゃ駄目だよ、作品に愛を持ちなさいよ!
それはそうと、この主人公を演じた俳優さんの演技がとっても良かったのですよ。
特に目力すごいね。何となくチカチーロを思い出した、目が飛び出しているように見えたからか。
発達障害だからか、ちゃんと喋れなくて、泣いたり怒ったり引き攣った笑いを上げるぐらいだけど、その表現力がすごい。
そして、映画は終始一貫してモノクロ。本当にまずいとこにはモザイクあり。
2525での放送だもんね、さすがにね。BD版だと無修正でカラーらしいですが。
後味悪いなって思うのは、たぶん下痢だの下剤だのってあったからだね。
それ以外で言えば、やっていることは凄惨だけど、sawシリィズを観た人からしてみたら、まだ息がつけるなーっていうレベルなのではないでしょうか。
そりゃ実際に歯ぁ無理に抜かれたり膝切られたら痛いとは思うけど、あれだったらsawの方がえげつなかった。相手を追いつめる方法ばかりだったし。
というわけで、目を逸らさずに、音を消すことなく、何とか観られました。評価は「3」、普通です。
さすがに口直ししないと辛いから、この後、銀魂でも観て寝ようと思います。うぐぐ。
ムカデ人間、3もやるらしいけど、この2のクオリティだとあんまり期待したくないなぁ。
500人とか、わけ解らんぞ・・・・・・。
作業用BGM
#クッキーババア官能小説 / あいんしゅたいんP
PR
こんばんは、藤香です。今日も映画を観ました。その前はマザー2を進めていました。
マザー2はきっと順調です! 今、主人公「なす」くんの心の中に入っております!
しかし、ちていたいりく まで来て、初めてツーソンの町から行ったとこの じぶんのばしょ に行っていないことに気付くとは。
そういえば、「後で行こー」と思いながらスリークに行って、そのまま意識の外に行ってしまったような・・・・・・。
ともあれ、今のレベルでは瞬殺だったので、楽々と「なす」くんの心に入ってきたわけですが。
ゆうき を連れていって、やられるとお墓が立つのね・・・・・・。FF5の羊料理食べると羊が居なくなるのと同じね。
・・・・・・もう連れていけぬ。背負えない、そんな死は(;ω;)
さて、今日観た映画は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」。
ハリポタで一躍名を馳せた、ダニエル・ラドクリフ君が主演の映画ですよ。いぇーい!
正直、そこにつられて観てみようと思っただけなので、特に事前情報も何も仕入れずに観ました。
ちょろっとネットで調べてみたら、スーザン・ヒル原作の「黒衣の女 ある亡霊の物語」を基にした映画らしいですね。と言って、こちらの原作も読んだことはないのですが。
まぁ、原作読んでいなくても普通にそのまま観られると思います。レビューも見ないで観てみることをお勧めします。
恒例の、ネタバレありきの感想ですので、これから観る方はここでしめやかにサヨナラ!!
所謂、「ゴシック・ホラー」というやつに当たるらしい――と、これは他のご覧になった方のレビューで知りました。
廃墟になった洋館(曰くつき)、古いヨーロッパの片田舎(超閉鎖的)、ホラーを演出するのに欠かせない雰囲気はたっぷりあったと思われます。
ホラー映画っぽい脅し方が多かったけど、どきどきして観られました。
ホラーに耐性ある人にはつまらない演出だったかもしれませんが・・・・・・
音によるびっくり系の脅かし方が多いので、苦手な人は苦手だろうなー。
しかし、ツッコミどころは幾つも見つけてしまって、考えずにいられない。
あんな潮の満ち引きに左右されるような場所に家を建てるとか、物好きだな!
金持ちの思考回路が他の人間と同じかそうでないかは解らないけど、藤香さんの身近に居た金持ちの息子さんは、自分が金持ちであることを自覚していたし豪語していたし、その母親も息子のことをそのへんの女にはやりたくないとお考えでした。
育ちの違いで思考も変わってくるのは当たり前だけど、世の中にはそういう人も居るのだし、ああいう住みづらい所に家を構えたい人も居るものかもしれない。
他にも例えば、ナサニエル君の養母になった夫人は、何故に姉から息子を譲り受けたのか。
本当に姉が精神的に病んでいたのか、それとも仲が悪かったから嫌がらせしたかったのか。
黒い女が自分の子を亡くしたから他の子どもを連れていく(殺してしまう)のは解ったけど、そうする意味は何だ?
息子を捜してほしいとか、息子が淋しくないようにとか、お前ら(助けてくれなかった村人)も同じ目に遭えとか、そういうこと?
それにしたって、外部からやってきた主人公が黒い女を一目見ただけで、村の中の子ども達が死んでしまうとか、とばっちり過ぎるだろ。
霊媒師を逆に呼べ。洋館に入りさえしなければ大丈夫ってことだったのか?
「黒い」女として出てきたのも、何か意味があるのかと思ったけれど、あまり無さそうですね。
あれだったら、「息子を亡くした夫人」というだけにしておけば良かったのでは。黒いことに何か意味があるんじゃないかと思って、深読みしていたわ。
主人公を助けてくれた、村の中でも金持ちなおうちの方は、何であんなに良くしてくれたのでしょうね。そこにびっくりした自分。
息子を早くに亡くしたということで、洋館に戻る主人公についていった時も、息子を見かけていたけど、あのへんも何だったのだ。何で閉じ込められたのだ。
もうね、解らないことが多過ぎて、いつも以上にまとまらないのですが・・・・・・
理由ありきで自殺して、所謂「怨霊」のような形になったモノは、その理由を何らかの形で解決或いは見つけてあげると、解放されるもんです。
途中で主人公もそれに気付いたのか、沼で死んだまま遺体の見つからない息子を、黒い女に戻そうとしてあげようとします。
でも、その際に身体張りすぎでしょ、沼の中から車を見つけるとか。あそこ十字架も建っていたし、もうちょっと頑張れば揚げられたんじゃねーの、村の人よ。
もういっそ、弁護士じゃなくて霊媒師っていう設定にしちゃえば良かったのに。
何の知識も持たない主人公が、遺体を沼から引き揚げて、夫人が自殺した部屋にその子を寝かせて、バースデーカードを回りに並べて、オルゴールを次々と鳴らす様は、見ていて正直「ノリノリですな!」て笑いそうになってしまった。
返したいだけなら、場所を整えずに遺体を抱えたまま、夫人を呼べば良かったんじゃないの。
んで、息子の遺体をわざわざ一緒に埋葬してあげたのに、主人公は息子と一緒に列車に轢かれて死んでしまうのですよ。
なんだそれ。恩を仇で返したようにしか見えないのだが。いいじゃんもう。息子帰ってきたんじゃないのかよ。
まぁ、主人公も、奥さんを亡くして意気消沈したままだったし、息子も淋しそうだったし、この先に生きていく希望を見出せなかったのなら、結果的にそのまま死んで奥さんと再会して天国で幸せに暮らす――方が、ハッピーエンドに近いのかなー?
死んで救われるなんて間違っても思ってはいけないことだけど、他者が受け取る印象としては有りなんだろうね。
でも、あれだけ黒い女にしてあげたのに、それでこの終わりはなぁ・・・・・・。
主人公も何だかずっと情けないし。いや、黒い女が居るのに部屋に行ったり森に行ったり、火事の家に飛び込んだ行動力はすごいけど。
ゴシックな雰囲気とびっくりホラーが好きな人には良いかもしれないけど、もう少しだけ捻った話が欲しかったなーと、藤香さんは思いました。
黒い女に救いをあげて欲しかった、というか。息子と再会した描写とかさ。最後まで恨み節だったよ、あの人。
なんともいえない後味です。んー。
演じたダニエル君はどう感じたのでしょうな。
にしても、父親役なんてやるぐらい、ダニエル君も歳をとっていたのだなぁ。
小さなハリーがまだ記憶に新しい自分は、何だか成長した近所の子どもを見るような気持ちでした。
あ、あと犬が可愛かった。部屋に行く時も犬を連れていけば良かったのになぁ。
作業用BGM
檻の中の花 / Sound Horizon
こんばんは、藤香です。夕飯の支度前に観てきたので、ちょろっと感想を書きます。
当然、ネタバレしておりますので、これから観るよーって方は、ここでサヨナラ!!
でもですね、この映画はやばい。「saw」並みに人に勧められない。
パッケージの絵からして、邦題の酷さからして、ギャグなのかホラーなのかと訝りつつも、たぶんグロ系(人体改造系の)と思ってはいたから、或る程度の覚悟はできていたものの・・・・・・
精神的にも肉体的にもエグい部分は、場面としていっぱいあるので、視聴される際には充分、ご注意ください。
先ずね、「その発想はいらなかった」。2525的に言うとこんな感じですか。
シャム双生児の分離手術などで高名な医師として名を馳せたという天才外科医・ヨーゼフ先生が、「創造したいんDA☆」といって考えたのが、このムカデ人間なるもの。
今回は3人の人間をくっつけていました。先頭は日本人男性、そのお尻にアメリカ人女性、そのまたお尻にアメリカ人女性。顔の下半分がくっついています。
先生によれば、先頭の人が摂取した栄養分がそのまま3人目まで行き渡るんですって。それでひとつの生命体。
でも、それって排泄物を食うってこと? スカトロプレイと何が違う?
まったくもって、このムカデ人間を作るメリットが見当たらないよ、ヨーゼフ先生!
でも、こういうイッてしまった人にとっては、メリットだ何だって関係ないよね。
そこに可能性があるなら、やる。やるか、やらないか。それだけなんだよね。
自分の欲求に忠実だから、他者の持つ感覚とかハナっから知らんぷりだからね。
天才の考えることって解らん。
サイコパスとかシリアル・キラーとかもっともらしい単語も浮かぶけど、藤香さんからしてみたら、ヨーゼフ先生は「完全にイッちゃった人」でした。
話はムカデ人間を作り、手懐けようとしているうちに、警察が来て結局ヨーゼフ先生が死ぬというオチ。
ムカデ人間は1人目は自決、3人目は病気で死んで、間の女の子1人だけが生き残って、彼女の咽び泣く声(1人目の尻に口がくっついているので話せない)を聴きながらエンドロールです。
このアメリカ人女性2人はただ旅行に来ただけなのに、不慣れな土地で、見知らぬ人から渡された物飲んで、次に目を覚ましたら研究材料っていう最悪の事態に遭遇してしまうのです。
だから終始、泣きっぱなし。ムカデにされてからも手を繋いでお互いを励ますも、3人目にされた女の子が死んだ時の2人目の絶望といったらありませんよ。観ていて居た堪れない。
んで、先頭にされた日本人男性が関西弁の人で、喋っている言葉が解るだけに、何だか痛ましいやら勇ましいやらで、更に観ている人に妙な感情を起こさせます。
しかも、ヨーゼフ先生はドイツ語と英語を話せるようなのですが、この日本人男性はどっちも理解できなくて、意思の疎通が取れないという。そこはちょっと笑ってしまった。
でも、自決はしなくても良かったんじゃないのかな・・・・・・。2人の女の子を励ましながら先生から逃げていた時はかっこよかったのに。
ところで、このヨーゼフ先生はものすごい激情家で、それがきっと弱点だったのではないかと思うのです。
潔癖だし、ちょっとツッコミ入れられるとすぐに怒るし(その怒り方もハンパない)、激昂したと思ったら笑い出すし、ムカデ人間を見て「美しい」と言って感涙に咽ぶし。
人間嫌いなんだーと言っておりましたが、そんなあなたを周りの人間も嫌っていたと思いますよ!
才能のある人はちょっと道を踏み外すだけで、偉人か奇人になるのね。コワイ!
だけど、このヨーゼフ先生の演技をされている方が、空気も何もバッチリ合っていて、引き込まれました。
高笑いと激昂するところが激しくていいね。びっくりしたよ、藤香さんは。
せっかくDVDで観たのだから、撮影風景とかインタビューとかあると思ったのに、無かった。
これの撮影とか、見てみたいのぅ。どんな感じなんだろうのぅ。
洋画は字幕と音声とで観る癖がついたので、最近はずっと元の方で観ていますが、日本語吹き替えだと若本さんらしいですね。そっちで観ても良かったな。
とはいえ、短期間でもう1回観直そうという気にもなれん・・・・・・。「パーフェクト・ブルー」観た時並みに疲れました。
うーん、世の中にはすごい突飛な発想で物を作る人が居るものだなぁ。
でも、実際に可能なのかな、こんなこと。
栄養分はどうしたって口から摂取した1人目にしか行き渡らない気がするのだけど。
2人目以降は排泄物しか食べられないし、それだって栄養が詰まっているわけじゃないし。
先ず仮定が破綻していたようにも思うんだけど、どうなのだろう。
作業用BGM なし
こんにちは、藤香です。今日は結構早い時間から書いています。
昨日から観ていて、途中でぶつ切りになってしまった、映画版「サイレン」。
今日は一気に観られたので、忘れないうちに感想を書いておこうと思います。
当然、ネタバレありきなので、これから観るよーって御方は、ここでバックです! サヨナラ!!
wikiを見てみると、「SIREN2」を基にした~てなことが書いてありますね。
藤香さんはなんだかんだでサイレンはプレイしたことが無くて、外国人が主役のやつ(1のオマージュ?)のプレイ動画しか見たことないのですよ。
面白そうだなと思いはするのだけど、たぶん自分にはプレイできないだろうなーっていう・・・・・・。
んで、映画版「サイレン」は、なんというか、えー・・・・・・「かまいたちの夜2」の妄想篇、「忌火起草」のラストを彷彿とさせる終わりで、ちょっとガッカリしたような、「まぁでもこんなもんなのかな」と納得せざるを得ないような・・・・・・。
本当にびみょーなのですよ、評価する点が。つまらなかったわけでもないし、かと言ってすごく面白かったわけでもなく・・・・・・。
主人公の女の子が弟に対して過保護なまでに世話をするのは、母親が居ないから責任感強いんだろうってだけだと思っていたけど、まさか既に弟が亡くなっていて、病んでいたのが彼女自身だったとは・・・・・・。
弟くんが実は居ない存在でしたーっていうのは、びっくりしました。えぇ。だから一言も喋らなかったのね。
だけど、消化しきれない点がいっぱいあるんだよなー。
島民はみんな居なくなってしまっていて、屍人化していたように見えたのは、サイレンが聴こえている主人公にだけってことだとしても、じゃあ何でそんな物騒な島に、あの先生(ココリコ田中)は居たのですか。
父親も、あんな島で療養させようって、既に弟の幻覚見ているんだぞ、娘は。何するか解ったもんじゃないんだから、病院に入院させるとか、もっと直接的な方法あったでしょ。何を呑気に島に来てんの。
島の人達が消えたってことを父親は知っていたし、雑誌の取材も兼ねていたのかもしれないけど、それにしたって無用心というか、考えが足りなかったのでは?
娘に本当に良い環境であるかどうか、すぐに察せないものか?
娘と仕事とどっちが大切なのかって話になるけど、だからこその島生活だったのかねぇ。解らん。
島の人達の奇怪な儀式、首輪だけ残して居なくなった犬(オスメント)、父親の不可解な言動、屍人に追われる、これら全てが主人公の幻覚って、結構無理のある設定ではないか・・・・・・?
あの外国人いっぱいの場所も、「どうして誰も居ないの?」て2回目に来た時に言っていたから、あれは現実が見えていたってことか。
現実と幻覚との境目が非常に解りづらくて、一口に「主人公の幻覚ね!」とは片付けられないことが幾つかあるのが、何とも残念。
例えば、茂みの中から主人公を狙っているような、屍人の視点とか。あれは結局何だったのだ。
あと、あの赤い衣の女! 主人公の本来の姿?とか深読みしてしまったのだけど、全然違うようだ。
人魚伝説がどうのって話だったから、あれは島に呪いをかけたという人魚なのかもしれませんが。
というか、そうでなければあの人の居る意味が解らない。
だけど、あの女の存在を、島に住んでいるのであろう医者が知らないってのも、おかしい。
それから、サイレンは精神に異常をきたした人にしか聴こえないってことで、聴こえる回数によって、来す異常も違うようで。
4回目のサイレンで皆殺し、とは、またトンだなぁなんて思ったけれど、これってこの島特有の異常事態ってことでいいのかな?
サイレンが聴こえる者を隔離しないと殺される云々っていうことなら、あの島自体を閉鎖してしまえばいいのではないのか?
なーんか、どうにもあの島を野放しにしすぎている気がする。
危険であると解っているのなら、対策を打ってもいいのではないのか?
あの医者にだって解っていることだったんじゃないのか?
あの赤い女とて、島にもう誰も来て欲しくないのではないか?
或いはゲームをやれば世界観を踏襲できて、もう少しこの映画を読み解くことが出来るのか?
「全て幻覚でしたー」と言ったら何でも有りになってしまうから、主人公が病んでいた設定を活かしたまま、あの島の呪いを解き明かしていって欲しかったなぁ。
サイレンについても、島についても、何も解らないまま終わってしまったから、こっちは不完全燃焼ですよ。
「DOG」とか「LIVE」を鏡に映すと云々のくだりとか、だから何?って感じだよ。それもゲームでは重要なファクターだったのでしょうか。
雰囲気が怖そうだっただけに、何だか残念だなーという感じが否めません。
ゲームのあの題材を活かして、精神異常の狭い世界観で終わらせちゃうのは勿体無いよー(;ω;)
もっかいプレイ動画観てこよー。
作業用BGM
奉神御詠歌 / SIREN
こんばんは、藤香です。今日の夕飯は、ぶりの照り焼き。白いご飯が進みますな。
Twitterにて、botさんやなりきりさんとお話するのが楽しくて、最近ずっと話しちゃいます。
鬱陶しかったら、ほんとすんまっせーん!!
今は休職中故、そういった他愛ないことでも嬉しく、また楽しく感じるのです。
とはいえ、そろそろ3ヶ月経つしな・・・・・・。これからどうするか。
もうちょっと考えないといけないのだけど、どうも今は考えることを放棄しがち。
身体に異常が出ることを抜きにしたら、以前は職場に戻ろうと思っていたのに、今は・・・・・・むぅ。
それよか、やっとこ「コンセント」の映画を観ました。今日はその感想を書くですよ。
田口ランディさんは、中3の時に「モザイク」を読んで一気にハマりました。
その時はちょうど仲良しだった幼馴染みの1人と喧嘩をして、相手に絶縁されてしまったのですよね。
しかも、5月にそんなことがあって、年末まで引き摺っていたという。同じクラスだったしな!!
彼女を避けていたら、自分が居た筈の場所に、自分の嫌いな人間が溶け込んでいくのを見てしまって、すごく生々しい殺劫を感じました。
実行する度胸も無いし、それ以上、幼馴染みに嫌われたくなかったし、殺した奴のなんやかやを背負いたくない怖いという諸々により、思うだけに留まりましたが。
しかし、この時ほど、自分の中で激情が渦巻いたことは無く、すごい経験を積んだなーと今でも思い出します。
そんなきっつい時に、心理学、シャーマニズムときたら、もうドのつく勢いでハマってしまった。
高校生になってからもずっと読み耽っていて、仲良しになった保健室の先生に「独学で心理学は勉強しない方がいい」と釘をさされた程。
心理学によって、心の作用云々が解き明かされ、或る程度のカテゴライズができる。
そのことが、自分のよく解らない心を明るくほぐせた気がして、心理学さえあれば自分のことは何とかできるかもしれないと過信しておりました。
田口ランディさんの書く文章ひとつひとつに魅せられ、勇気付けられたものです。
一番気に入っているのは、「モザイク」にあった言葉かな?
「妄想は自己救済の要だ」というやつ。あれ、「コンセント」だったかな。
正にその通り!と思って、自分の望みうる全てを自分の内側に求めることに没頭しました。
結果的に、今の変人具合に落ち着いたというか。これでも自己解体は重ねてきたつもりだけど。
そうでもしないと、自分のよく解らないものを抱えたまま生きていかなくちゃいけなくて、それがとても辛かった。暗いトンネルの中を延々と彷徨っているような感じですかね。
さて、自分語りはそのへんにして、と。
「コンセント」は確か中3の終わりぐらいに買って、一気に読んだ記憶があります。
「モザイク」ほどは好きになれなかったな。主人公のユキに否定的だったように思います。
映画になっていたことは知っていたのだけど、観ようとは思っていませんでした。
一度観てしまったら、次に内容を思い出す時に自分の想像ではなく、映画の場面を思い出すようになってしまうんじゃないかと思って。
同様の理由で、音楽だってPVは滅多に見ない人なので、長いこと映画の存在は無視してきました。
今は「観てもいいかな」と思える程、田口ランディさんから離れているので、落ち着いて観られました。
以下、感想を思いつくままに書きます。ネタバレ有りなので、これから観る人はここでサヨナラですー。
えーと、先ずADIEMUSの音楽が使われていることにびっくりしました。そんなに綺麗な話だと思っていなかったし。
だけど、観ていくうちに映画の雰囲気に合っているような気がしてくるから、不思議。映画っていうか、ユキに合ってきていたのかな?
役者さん達みんなハマり役の方ばかりでしたね。ちょっと棒な人が多かったように思いますが。
こう言ってはなんですが、飛びぬけて美人・イケメンな人が居なくて、それがかえってリアルであり、田口ランディさんの世界観に近かったように思います。
個人的に好きなキャラは律子なのですが、きれいな人でした。もっとガツガツくるかと思ったけど、そこまでじゃなかった。
「これも修行よ」が聞きたかったけど、無かったな。残念。
山岸も結構好きなキャラですが、うーん、想像と違ったな。もうちょい細身な人だと思っていた。
でも、原作よりも忠実な関西弁は良かったです。原作では途中まで怪しい関西弁だけど、終わりではもう標準語って感じだったからね!
国貞先生、思っていたよりもきもちわるかった!(褒めています)
うんうん、いいよいいよー思った通りのマザコンだったよー。演じていた方の入り込み方がすごく良かったのでしょうね。
夢の中で壁に釘を打っているところはシュールでちょっと笑えたけど。映像にすると、あんなにおかしかったのか・・・・・・。
で、ユキですが・・・・・・最初はちょっと棒なところが気になったのですが、ものすごく体当たりな演技をされていたので、だんだんと「あ、ユキだ」と思えるようになってきました。
映画最初と終わりで、雰囲気が本当に違うのね。すっごい美人というわけでもなく、すっごく可愛いというわけでもないのに、人を惹きつける何かを持っているようなところが、ユキにそっくり。
どんな感じで役作りを行ったのだろう? 気になります。
原作との変更点はちょいちょいありましたね。
惜しむらくは、中国訛りの男と公園の公衆便所で交わるとこがまるまるカットされていたことですか。
あの時の空の模様とか、「この靴が臭い」とかの、今後にまったく関わるのかそうでないのか解らないやりとりや描写、好きだったのになぁ。
でも、原作になるべく忠実に作ってあったんですね。
妙な表現の仕方がギャグを思わせるとこも多々あったので、アニメ向きの作品だったのかなぁなんて思いました。
ホラー映画の「回路」を観た時の残念な感じとちょっと似ているな、そこらへん。
兄の幽体とか、事故った人達の幽体とか、もっと表すことは出来たんじゃないのか。B級らしさがすごく出ていて、もう少し上手くやってほしいなーなんて思ってしまいました。
田口ランディさんの話って、広がるんだけど「え、そういう終わりなの?」てことが多いのですよね。
「モザイク」は綺麗に終わったように思っていましたけど、「アンテナ」とか、未だに何でああいう終わり方になったのかが解らない。
「コンセント」も結末の内容が理解できなかったけど、ユキが覚醒するっていうことでいいのか?
言葉にすると、どうしても陳腐に響きますね。シャーマンとして覚醒した~ていう話なら、もっと違うもっていき方があったと思うんだけど。
しかも、最後の最後まで、律子は「それはプラグ。コンセントは差し込む穴よ」てツッコミ入れなかったよね。
ユキが映画の中でプラグ持った兄を見て「何でコンセントなの?」て問いかけるけど、それプラグだよね。
それで良かったのか、コンセント。
ユキはプラグからコンセントに進化→ホストコンピュータになったっていう感じで、だからいろんなことが解るようになったわけで。
解るようになったっていうのは、世界と繋がったからで。振動に重なって全て解るようになったってわけで。
世界はフィルターなんだって言って欲しかったな。「解った、解った、やっと解ったの」て山岸に電話するとこもカットだもんなー。
これでは映画だけ観た人にはよく解らなかったのでは、と思います。
ユキに起きた変化、彼女が何者になったのかの描写がちょっと薄いような??
じゃあ他にどんな表現のしようがあったのかというと、二次元での表現だったらいくらでも可能だった気がしますが・・・・・・どうでしょうね。
三次元では三次元なりの表現の方法があるのだろうけど、それと「コンセント」と合わなかっただけなのかな?
何だか惜しい映画だったように思います。ADIEMUSの音楽はすごく良かったけど!
「7days in BALI」とか映画にしたら、面白そうなのになぁ。何で「コンセント」にしたのだろう。
さて、次は「サイレン」観てみようかな。
作業用BGM
Ein Wiener Walzer / ADIEMUS
最新記事
(04/22)
(04/12)
(03/06)
(01/22)
(10/04)