ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録
そういうものがあると、死ぬのが怖くなくなるとお思いですか。
僕には解らないことばかりです。
ただ死ぬ時に「本当は生きていたかった」と思い出すのが怖くて死ねません。
死ぬことは消えることか、失うことと同義だと思ってきました。
死んだら夢が叶うならそれも良し、だけど生きていれば叶うものは手放すことになります。
生きていたら叶うものって、何だろう。
この先をただ生きていても、せっかく築いた関係や環境を失うばかりだ。
その分だけ手に入れてきたものも確かにあるが、失った穴を埋めるためのものではない。
遠い時間を過ごして、いつかの思い出に走馬灯を巡らせて一人死ぬことができればいい。
それができないなら、ここで恐怖を克服して死ぬことも救いになるかもしれない。
或いはならないだろう。
救えるものはこの世に幾何も無い。元から無かった。
救いの幻想を見ることができるのは、何かを信じ続けられる人だけだ。
僕にはできなかった。できないまま死んでいく。
自分で断とうとした瞬間に思い出す情景は、きっと僕をどこまでも傷付ける。
死んで灰になるまでに消えるのは、思い出も精神も同じだ。
なのに、その一瞬だけが怖くて堪らない。こんなに何かを怖がったことがあったろうか。
また傷付いて、心の表面の血液が乾く間も無く、思い出す。生傷が勝手に増える。
それを知らずに、醜いものから離れられて安心しきっている人間が居る。
僕の呪詛はまだ完成していない。永劫に呪い続けるのが決まっているようなもの。
それを知っても知らなくても、人間達の営みには関係ない。
信じたいものだけ信じる彼らには、何も届かないと思われる。
じゃあ、僕が死んだ後も残る呪詛は無駄になるのでは?
させないために、子孫を、現在の環境を余すことなく呪いに浸すんだ。
相手から切り離されたことに気付いて、愕然としている自分にまた驚かされた。
どうしてそんなことをするのか、理由に予想がついているのだけど、それでも傷付いた。
この繰り返しで緩慢に死を感じ取るのが、僕に与えられた罰だと思おうとした。
でも、僕だけが苦しいのは、悲しいのは、どうしても納得がいかなかった。
捨てられる道理が解っていても、実際にそうされるのは嫌だった。
いろんなことが解っていて、理屈もこねられて、相手に理解を示すふりができる。
だけど、それをやりきってしまうと、自分の心が大変なことになる。
そうなった時の責任をあの子が取ってくれるわけではない。
そうやって今までやってきた。あの子の言葉を受け取ってきた。
それは無駄にしないつもりだった。嘘になりそうなのは、僕の所為じゃないと思いたい。
これらの感情も言葉も、どうにか相手に伝えておくれ。
夢でも呪詛でも何でもいいから、余すことなく伝えておくれ。
何も知らず、何も感じず、そのまま生きていくなんて許されないだろう。
僕は許さない。
或いは話の場を設けて対面でなら、違う可能性を見い出すこともできるだろう。
僕にはその自信がある。たぶん向こうも対面なら違う。
それができない。それをさせない。
異性愛者の憂いと呪いと怒りが深くて、他者の関係を壊してでも守ろうとする。
気概には天晴と思うが、君が立ち入っていいような場所ではない。
そんなことも解りたくないのか。話にならない人間だ。
そんな人間を好きだというのか。君はやはり愚かだ。
誰が誰と一緒に居ようと関係ないと思っていた。
僕との関係を大事にしてくれるなら、間に何かが挟まれることはないと。
そんなことないんだ。家族だとか伴侶だとかは、平気で他の関係を踏みにじる。
人間の本能と義務に則って、異性愛者が我が物顔で主張する。
反吐が出るその言動に、僕の大事なものは壊されてしまった。
その言動を受け入れた君は、何がどう転んでも許せないのだ。
いつか再会できることがあるかもしれない。一緒に笑う日が来るかもしれない。
誰かが持たせてくれた希望の分だけ、深みに沈む。
言ってもいいなら何度でも言いたい。どうして僕がこんな目に遭わなきゃならない。
知らない場所でこうして言葉を繰る姿が、不気味に見えるだろう。
誰が壊したのか知っているか。誰が嘘を吐いたのか憶えているか。
伴侶を得た時から呪いは始まっている。気付いていないのは当人ばかりだ。
僕は君と話がしたい。ちゃんと「お前を許さない」と伝えたい。
正面から堂々と自分の力で呪い、言葉をぶつけてやるんだ。
果たされない、いつまで経っても果たされない。
僕はもう疲れているのに、キッカケさえあれば再燃する。勢いだけはある。
本人に加害すれば済む話なのか。そこまで全てを捨てられるのか。
僕ばかりが苦しいとは思いたくないが、きっと僕ばかり疲弊している。
君が探す気にならなければ、見つかりっこない。きっと見つけてくれない。
本当に僕は君に必要ない人間だったんだ。二十年も経って、こんな思いはしたくなかった。
夢の中でも会えるならマシ。
次に会った時は殴らせてほしい。
君も僕を殴るといい。
それで次にいけるなら、これほど安上がりな手は無い。
来世ではもう少し仲良くありたい。他の人間とのいざこざなんて持ち込まないで。
僕は人間じゃなくていいから、そばに居ても許される存在になっておきたい。
どうしてそうまで固執するのだろう。僕にももう解らない。
それが気持ち悪いのなら、君が僕を壊しにくるといい。
死んでも残っているのは、愛に似た執着だけなんだよ。
僕には解らないことばかりです。
ただ死ぬ時に「本当は生きていたかった」と思い出すのが怖くて死ねません。
死ぬことは消えることか、失うことと同義だと思ってきました。
死んだら夢が叶うならそれも良し、だけど生きていれば叶うものは手放すことになります。
生きていたら叶うものって、何だろう。
この先をただ生きていても、せっかく築いた関係や環境を失うばかりだ。
その分だけ手に入れてきたものも確かにあるが、失った穴を埋めるためのものではない。
遠い時間を過ごして、いつかの思い出に走馬灯を巡らせて一人死ぬことができればいい。
それができないなら、ここで恐怖を克服して死ぬことも救いになるかもしれない。
或いはならないだろう。
救えるものはこの世に幾何も無い。元から無かった。
救いの幻想を見ることができるのは、何かを信じ続けられる人だけだ。
僕にはできなかった。できないまま死んでいく。
自分で断とうとした瞬間に思い出す情景は、きっと僕をどこまでも傷付ける。
死んで灰になるまでに消えるのは、思い出も精神も同じだ。
なのに、その一瞬だけが怖くて堪らない。こんなに何かを怖がったことがあったろうか。
また傷付いて、心の表面の血液が乾く間も無く、思い出す。生傷が勝手に増える。
それを知らずに、醜いものから離れられて安心しきっている人間が居る。
僕の呪詛はまだ完成していない。永劫に呪い続けるのが決まっているようなもの。
それを知っても知らなくても、人間達の営みには関係ない。
信じたいものだけ信じる彼らには、何も届かないと思われる。
じゃあ、僕が死んだ後も残る呪詛は無駄になるのでは?
させないために、子孫を、現在の環境を余すことなく呪いに浸すんだ。
相手から切り離されたことに気付いて、愕然としている自分にまた驚かされた。
どうしてそんなことをするのか、理由に予想がついているのだけど、それでも傷付いた。
この繰り返しで緩慢に死を感じ取るのが、僕に与えられた罰だと思おうとした。
でも、僕だけが苦しいのは、悲しいのは、どうしても納得がいかなかった。
捨てられる道理が解っていても、実際にそうされるのは嫌だった。
いろんなことが解っていて、理屈もこねられて、相手に理解を示すふりができる。
だけど、それをやりきってしまうと、自分の心が大変なことになる。
そうなった時の責任をあの子が取ってくれるわけではない。
そうやって今までやってきた。あの子の言葉を受け取ってきた。
それは無駄にしないつもりだった。嘘になりそうなのは、僕の所為じゃないと思いたい。
これらの感情も言葉も、どうにか相手に伝えておくれ。
夢でも呪詛でも何でもいいから、余すことなく伝えておくれ。
何も知らず、何も感じず、そのまま生きていくなんて許されないだろう。
僕は許さない。
或いは話の場を設けて対面でなら、違う可能性を見い出すこともできるだろう。
僕にはその自信がある。たぶん向こうも対面なら違う。
それができない。それをさせない。
異性愛者の憂いと呪いと怒りが深くて、他者の関係を壊してでも守ろうとする。
気概には天晴と思うが、君が立ち入っていいような場所ではない。
そんなことも解りたくないのか。話にならない人間だ。
そんな人間を好きだというのか。君はやはり愚かだ。
誰が誰と一緒に居ようと関係ないと思っていた。
僕との関係を大事にしてくれるなら、間に何かが挟まれることはないと。
そんなことないんだ。家族だとか伴侶だとかは、平気で他の関係を踏みにじる。
人間の本能と義務に則って、異性愛者が我が物顔で主張する。
反吐が出るその言動に、僕の大事なものは壊されてしまった。
その言動を受け入れた君は、何がどう転んでも許せないのだ。
いつか再会できることがあるかもしれない。一緒に笑う日が来るかもしれない。
誰かが持たせてくれた希望の分だけ、深みに沈む。
言ってもいいなら何度でも言いたい。どうして僕がこんな目に遭わなきゃならない。
知らない場所でこうして言葉を繰る姿が、不気味に見えるだろう。
誰が壊したのか知っているか。誰が嘘を吐いたのか憶えているか。
伴侶を得た時から呪いは始まっている。気付いていないのは当人ばかりだ。
僕は君と話がしたい。ちゃんと「お前を許さない」と伝えたい。
正面から堂々と自分の力で呪い、言葉をぶつけてやるんだ。
果たされない、いつまで経っても果たされない。
僕はもう疲れているのに、キッカケさえあれば再燃する。勢いだけはある。
本人に加害すれば済む話なのか。そこまで全てを捨てられるのか。
僕ばかりが苦しいとは思いたくないが、きっと僕ばかり疲弊している。
君が探す気にならなければ、見つかりっこない。きっと見つけてくれない。
本当に僕は君に必要ない人間だったんだ。二十年も経って、こんな思いはしたくなかった。
夢の中でも会えるならマシ。
次に会った時は殴らせてほしい。
君も僕を殴るといい。
それで次にいけるなら、これほど安上がりな手は無い。
来世ではもう少し仲良くありたい。他の人間とのいざこざなんて持ち込まないで。
僕は人間じゃなくていいから、そばに居ても許される存在になっておきたい。
どうしてそうまで固執するのだろう。僕にももう解らない。
それが気持ち悪いのなら、君が僕を壊しにくるといい。
死んでも残っているのは、愛に似た執着だけなんだよ。
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