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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

今日はとってもキモチワルイ内容で日記を書くことにする。
いつも? そうだな、いつもだ。

題名にある通り、歩いて婚活「歩婚」に行ってきた。
元々、店のサブがツーデーマーチっていうイベントに息子くん達と毎年 参加していて、そのイベントと一緒に歩婚という催しもやっているから、良かったら行ってみては? と言ってもらえたのだ。

婚活なんて行ったことも、やったこともない。正直、不安でしかない。
だけど、今年に入ってからやらかした日々を思い、今までと同じじゃ駄目だ、変わっていかねば、胸を張って逢えるようにならねば、なんて意気込んでいたものだから、普段行かないようなとこにも行って、いろんなことを知って成長したかった。
婚活ってのは要するに、みんなでわいわいやるお見合いみたいなもんだと思っていたから、何人からも評価されるの嫌だなーと思っていたけど、恐れず行ってみるかー、と(・ω・)

でも、1人はさすがに無理だから、幼馴染みメンバーのキングに一緒に来てもらっての参加となった。
キングもいろいろあったし、何か良いきっかけになるかと思ったんだけど、進行役を買ってくれて無理しちゃうかもしれんと思ったら、やっぱりそうなってしまった……。
そこは反省。もっと僕が進み出て、彼女を庇えなければいけなかったんだ。


んで、歩婚そのものは結構、楽しめた。
いくつかの班に分けられたんだけど、キングと同じ班になれたし、吾らの班には積極的に話してくれる人が多くて、「話ができない」「話が盛り上がらない」ということが無かった。
D班は本当、仲良くできた方だったと思う。
そして、ショートカットもせず、6kmを無事に完歩。
長いさんぽだと、あれぐらい歩いたりするから、苦ではなかったな。
強いて言えば、夜のこと考えて、中は薄着の上着ありだったから、日中はめちゃくちゃ暑かった(; ・`д・´)





こんな感じで、ばっちり快晴!!!
うろこ雲がすごく綺麗。きっと何かあったのだろな。



6kmを完歩した後、居酒屋に移って、初めて婚活らしいことが始まった。
26人居る男性が席を順繰りに回って、1人2分くらいで話して印象をメモって、後で「この人いいなー」って思った番号を書いて提出、スタッフさんが成立したカップルを発表するというものだった。
忙しない席替えタイムと、印象に残った人の番号を書いたり書かれたりで、かなりめまぐるしい時間だったな(´・ω・`)

今回は11組できたってことで、僕もその中の1人となった。驚き。
相手は同じ班だった人で、キングとよく話してたから、キングのこと狙ってんだと思ってたんだよな……。
で、番号を書いてくれたものの、キングとその人と、その人の連れと4人で飲みに行ってみたくて、その為にテキトーに書いたのかと思ってたん。
しかしまぁ、そうではなかったみたいだ。ありがたや。

僕もその人を2番の希望に書いていたんだけど、本音を言えば、その人は最初に見た時から、こう、あったかそうな人だなとは思ったんだ。
話が合うだろなとか、どんな人かなって以前に、何かこう惹かれるというか。いいなーと思った。
でも、僕のそういう勘は近年、外れる傾向にあったから、同じ班になってもキングとくっつくだろうなーと思って、少しキングが羨ましかったりして。
とはいえ、今までと同じじゃ駄目だって言ってんだろ! と、自分からも話しかけようと思って、話してみた。
そしたら、話しやすくて、気遣いできる人で、その人の隣は居心地が良かったのであった。

あと、もうひとつは、カップル成立を記念して、顔は写さずに写真を撮らせてくださいと言われたんだな、スタッフさんに。
その時にスタッフさんが「男性の方、リードしてください」とか言って、その人がごく自然に「こんな感じですかねー?」と手を繋いでくれた。
それが嫌じゃなかったんだな、寧ろすげー緊張した。久しぶりに人と手を繋いだなって思って、離していいのかいけないのか一瞬で解らなくなってしまった。

好きな人間との触れ合いは、僕は好き。
それは恋人や友人を問わずに好きなのだ。
けど、手を繋ぐってのは大事な行為だから、もう簡単にはやりたくなくてね。
フリとはいえ、知らない人と手を繋ぐってのは予想外で、これがもし他の人だったら……と思うと鳥肌が立つ思いよ。

そう、他の人からマンツーで話しかけられたんだけど、そっちは全く弾まなくて、いやーまいったまいった。
悪い人ではないんだけど、天然石の話に食いついたから、そっちが話したいのかと思ったんだよな。
だけど、話しかけてきた人と同じ班だったっぽい、よく話す人が「早く告白しろよ!」とか野次っていたから、あーガチなのかー? と驚いた。
そのわりにはこっちの目を見て話してくれないし、呼び出したのに話題があんまり無いしで、何とも奮わない方だった。
きっともっと良い人が居ると思います。

なもんで、話しかけてきた人ともし成立して、手を繋いで写真を撮るハメになっていたら、たぶん僕はキングと一緒に二次会に行かないで帰っていた。


結局、二次会で わいわい騒いで、その時に成立した方と仕事の話などもして、だいぶ仲良くなれたのかなーと満足している。
二次会の後、成立した方、その友人+成立した方、キングの5人で三次会に行ってみたりしてね。
そこでかなり本音を話したりしてて、みんな面白かった。

そうだな、今日は婚活ってのを抜きにしても面白かった、楽しかったんだ。
あの班だからこそだし、この面子だからこそってのはあると思うんだけど。

成立した方とはLINEを交換し、後日、水族館に行こうという話をしました。
お互いに初めてのところに行こうって話して、それが社交辞令でないことが嬉しい。
もっと話せる、もっと一緒にいられると思えて嬉しい。
自分でもかなりキモチワルイ状態だけど、久しぶりにこんな状態になったなと笑うしかない。

どこかで今年中、悩んだことを、大阪の子とのことを思わないわけではないんだが。
しかし、もう関係や形に囚われる必要は無いのだ。僕はもう一度、あの子と仲良くなりたいのだ。
そりゃあの子と手を繋ぐのは好きだし、一緒に寝るのも好きだけど、それが無きゃ駄目なわけじゃない。信じてほしい、繋がっていてほしいって思うんだ。
それと、恋愛事とはまた別の話。

僕はもう進むんです。それは僕の為です。
その先にあるもの、その先で摑むものを見たいからです。
変わろう、成長しようと思ったから、またあの子とともだちになりたいと思ったから、僕はまだこんな足掻いているわけだ。

僕が幸せになっていい日なんて、訪れるんだろうか。


とりあえず、あーだこーだ考えずに、その人と水族館に行けることを楽しみにしていよう( ゚ー゚) ( 。_。)
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というわけで、今年も行ってきたよ、酉の市。
これもそろそろ自分の中では恒例行事のようになってきたな。

11月は酉の市というものが開かれる。
調べてみたけど、諸説あって解らなくなってしまったよ。
昔の農民が収穫祭をやったことと、ヤマトタケルの戦勝祈願にちなんで行われる祭りということでいいのかな?
毎年行っているのに大した起源も知らないようでは、強面のおじさん達に顔面を潰されてしまうよ。
でも、これ間違っていても叩かれるよな。合っているのかな。

それはともかくとして、行ってきた。
この酉の市に行く最大の目的は、もう日本に一軒だけになってしまった見世物小屋を見にいくこと。
何で知ったか忘れたけれど、数年前に蛇を食ってみせた小雪太夫を一目見たくて、ここに毎年通うようになったのだ。

しかし、待てど暮らせど彼女が出てこないので、もう引退されたのかもしれないなぁ。
まぁ、そんなに長くやれる職業でもないだろうし(何と言っても体当たりだから)、世代交代も仕方ない。
小雪太夫の後はアマゾネス・ピョン子ちゃんが入ったんだけど、今年は彼女も居なかったのだ。
去年と一昨年に見た、扇風機の刃を舌で止める芸がすごかったんだけど、それで何かあったのかと心配になってしまう。無事だといいけれど。




異世界への入口。
この光景に、初めて来た時は心躍ったもんだよ。
日常と日常の間に現れた、非日常。そんな感じ。



その近くにある、新宿ゴールデン街の看板。
ステッカーがいっぱい貼られているけれど、それなりの高さがある看板なのに、どうやって貼ったんだべな・・・・・・。



齋藤芽生さんの絵を彷彿とさせるこの街並み。
或いは、彼女がこれを知っているのだろうか。
べつにここでなくとも東京の下町といった風景は他にあるのかもしれないが、僕はこれしか知らない。




ちょっと薄暗いけど、この静けさが夜になったら変わるのだろうなと思えて、好きですな。



とある店のにゃんこたち。


とある店のエジプトカレー。存在感。



今年も屋台に白蛇ちゃんは居なかった。あの年だけだったのかなー。
こんなことなら、触れば良かった。ご利益云々でなく、単純に白い蛇が可愛かったんす。
そしてクレープを頬張る。うまし。ただ頼んだだけのクレープにいろいろ刺さっていた。おじさんやさしい!




そして本命の見世物小屋。中は撮影禁止ですので、外だけぱちりこ。
この看板とか、毎年描いているのか。うーん、力作。


見世物小屋の起源が書いてあったので、ぱちりこ。
こんなにも長い歴史があるのに、今では日本に一軒かぁ。
まぁ、やることがやることなんで、批判されたら一気に潰されそうです。
とはいえ、伝統芸もあるのだし、潰れてほしくないなぁ。
来年も行きますよ、おかっぱ様がきっと悪食を披露してくださる。

内容は見てのお楽しみです。楽しみ方が去年とは違ったけれど、あの空気がやっぱり好き。
今日行ったのは一の酉で、まだあと二の酉、三の酉とあります。
17時半から夜中の2時くらいまで、ぶっとおしでやっているとのことです。倒れませんよう!


しかし、800円てやっぱり安いよな、良心的だけど・・・・・・。



今日は友人に誘ってもらえたこともあって、母校の学祭に行ってきた。
そこで在日ファンクなる方々のライブもあるというので、合わせて行ってきたのである。

母校を出て7年は経つだろうか。
全く近寄ることのない場所だが、久々に登下校の道を歩いてしまった。
なんかこう、郷愁の念とでもいいますか、ふしぎな感じね。


ここが何度も歩いた川辺の道。
朝早くからここ歩いて、何人も抜かしていったなぁ(´ω`)


そして坂を登って、ここに着く。
構内には新しくなった場所が幾つかあって、そこを見ると自分の通っていた時の面影なんて無いもんだから、別の学校に感じるけど、この景色だけは変わらんのだなぁ。


パレストラで行われた、在日ファンクのライブ前。結構でっかいステージだった。

在日ファンクはジャズ要素を取り入れている、パフォーマンス多きバンドさん達だった。
メンバー7人居て、3人くらい卒業生なんだってね。おぉー。
ノリの良い音だったので、ずっとゆらゆらしてました。ライブって良いよね。

ライブの後は、サークルに居た時にお世話になった先生と在日ファンクのトークショーがあったので、それも聞きました。
この先生がなかなかに率直な物言いをなさる人で、いや本当にこの学校の先生らしき人よのーって思います。

僕が居たゼミの先生はもう定年で、この間の3月に居なくなってしまったらしい。
会えたら会ってみたかったんだが。こっちのこと憶えているだろうか。


しかし、久しぶりの母校は新鮮だったな。
学校ってのは、その時に居る子達のもんだと思うから、もう部外者になった自分がぷらぷらしてるってのは不思議だけど。
でも、確かにこの学校に居たし、いろんなこと経験できたんよなぁ。あの場所、この場所に思い出がある。

僕は学校という場所があまり好きじゃないし、小学校、中学校、高校とロクな思い出が無い。
一生もんのともだちはできたけど、それ以外は嫌いなことばかりで、嫌な人達ばかりだった。卒業できて清々したわ。
そんななかで、学校おもしろいなーと思えたのは、大学のみ。
高校も自分で選んだものだけど、大学は自分でも入りたくて頑張った所だから、それもあって思い入れがあるのかも。
この大学に入って良かったなーと思ったもんだ。

変なとこだ、とにかく。
先ず僕に勧めてくれた高校の先生が「あなたみたいな変な人がいっぱい居ますよ」と言ったのだ。
言われた通り、変わった奴ばかりだった。力を持っている奴は進んでいくし、何もしない奴は停滞したまま。
それを見て、大学とは自分が試される場所なんだなって感じたもんだ。

勉強したいことはしたし、できることはやってきたつもり。
まぁ、惜しいと思うこともある。もっと勉強したかったとか、サークルに頑張って居続けるべきだったとか。
けど、それは今だから言えることで、当時の自分は「これが最良で、今の自分にできること」と思っていたわけだから、今更どうこう言うことではないんだ。

今の時期と10年前を思うと、けっこーきついものがある。
大事なものを手に入れて、その後ずっと一緒だった。
まぁ、いろいろやらかした。けど、許してもらえた。好きなものは好きだと、はっきり伝えられたのだ。
今は袂を分かち、何をしているかは知らないが、幸せになってくれているといいなぁ。
その結末も、やはり知らなくていいのだ、僕は。
そんなことは僕に関係なく進む物事で、あの子が下手やらかす筈がないからね。

…たまに、戻りたいような、会いたいような時もある。
一番、僕を大事にしてくれたひとだしな。僕も大事にしたかったのに、ちゃんとできていなかった。
冷えた手に驚いたことも、まだ憶えていたりする。女々しいものだ。

随分と遠くまで来たんだなぁ。あれから10年も経っちゃったんだ。
次は来世で、また会えたら会いましょ。今世ではもう会えない。
それでも笑っていられるのは、その子と過ごせた時間のおかげなのでしょうなぁ。


ちょっと、落ち込んでいるのかな。
大丈夫、僕には僕の世界があって、それは少しずつ形を変えているけれど、生きていたら必然なんよ。
描きたいものの為に書く、歌うことが、今の僕にできることよ。

何かしたい。始めたいのだ。


というわけで、行ってきたんだぜ、横浜アリーナ。

今日は、ゆずのTOWAのツアー初日。
以前、鎌倉の店で少しだけ一緒に働いていた娘が居て、その娘の友人がチケット取れたってことだったので、連れてってもらったんだ。
その娘とはそもそも2回くらいしかご飯行ってないし、その友人っつったら初対面だからね!
なかなかハードルたけー初ライブだったね!

そう、初めて。ゆずのに来たのは初めて。
いつもチケットなんて取れないし(会員ではないしなぁ)、ゆずは好きだけど生活の中心にするほど好きなわけじゃないから、真性からしたら「このにわかめ!」って感じなんだろうけどなー。

わたしがゆずを好きになったキッカケはまぁともかく、中学で聴いて以来、アルバム聴いたりシングル追ったりはしていたな。
岩ちゃんの高音に憧れていてね。
あとわたしがハモラーだから、ゆずのハモリが気持ち良くてね。
それが生で聴けるってんなら、行くっきゃないのさ。

それで冒頭のアリーナ内部なわけだが、あれだけ見たらサンホラの公演みたいだな!!(・∀・)


じゃーーーん


今回はアルバムを出す前にライブで新曲を披露して、みんなで作り上げていくアルバムってコンセプトがあるらしい。
確かに、普通はアルバムを聴き込んでからライブに行って、アレンジとか生音を楽しむもんね。
初めての試みってことでしたが、結構楽しめました。とにかく新鮮。

それに、2人がのびのびと歌っていて、それを見られただけでも来た価値はあったな。
中学の時から聴き始めて、時に泣いたり時に笑ったりしたあの歌この歌を作った人達と、同じ空間に居たのか。すごいなぁ。

向こうはわたしなんざ知りようもないが、わたしはずっと知っていた。
テレビとかラジオばっかりだがな!
それが生の姿を見られたんだ。
CDでいつも聴くのと同じ音。プロだからそれが当たり前なんだろうけど、やっぱり感動するなぁ。

あっ、昔の曲も聴けたよ!
“少年”、“夢の地図”、“友達の唄”、“ルルル”など、なかなかにくいところを歌ってくださった。
最近のだと“REASON”とか“慈愛への旅路”かな。

新曲も披露していただいて、そのなかで覚えているのは“みそら”って曲だな。
今日も君が居てくれることに、ありがとうねって感じの歌詞がツボだった。

君が居る、君が生きている今、11文字の伝言……(ゆずとサンホラが手を組んだらいいのになぁ)

ライブ初参加だけど、楽しまなくちゃ損だわ! ってことで、手拍子ばしばしやって、友人がタオル貸してくれたから“T.W.L”の時に振り回して、満喫しまくっていたな。
手拍子とか、最初ははずすけど、だんだん合うもんだ。


これはライブ終了後に出てきたやつっすな。
今日は結構、短めの方だっ
たらしい。残念。まぁ仕方ないか。また来られるかな?


ライブに行ったら必ずTシャツを買うんだ。
タオルは今回いいやーってのけたけど、あんなに振り回すんだったら買っておけば良かったな。
ライトは大丈夫、絶対に買うと決めていた。

TOWAのアルバム、今から楽しみだなぁ。
これでまたゆずを聴いて嬉しい気持ちになりますな。
新しいこと、始めていかなきゃなぁ。




……まぁこれで終われば良かったけど、ちょいと残念なこともありまして。
もうライブの余韻が完全に失せた。ありゃないわー。

それを通して、自分がどれだけ最低なことをやったのか、またわかりました。
良い経験値を積みました。
もう絶対に、不機嫌になって黙って空気をぶち壊すのやめるわ。話すわ。


次は純粋にゆずが好きな人と一緒に行きたいかなぁ……(´・ω・`)


何の話をしているんだか、よく解らない。
でも、そういうことなんだって、最近思えるようになってきた。

誰かが僕を抜きに遊んでいる。
でも、それは僕を傷付けるようなことではない。

誰かが僕を抜きに話している。
でも、それは僕を傷付ける為ではない。

誰かが僕を抜きにして幸せになっていく。
でも、それは僕が傷付く為に行われることではない。

そんなふうにして、少しずつ周りの事象と自分とを切り離すことを始めている。
最初の頃は「そんなことしても無駄じゃないかな」とか、「寂しいことに変わりはないのに嘘吐いて誤魔化す気なのか」とか、いろいろ思ってしまったんだけども。
周りの人間に起きていること全てに過敏になっていると、何が大事で何がいいのか解らなくなってくる。そもそも、そんなに難しい話ではなかったのに。

言うなれば、関わり過ぎた。過干渉だったのだ。解っていたのだろうか、それを。
確かに、寂しいとか悲しいとか思うけど、それが攻撃的感情に転化するのは、見捨てられ不安から来るものだった。
捨てられる前に捨てろ、裏切られる前に裏切れ、壊される前に壊せ、そうなった後の責任なんておまえよりも僕の方が取れるのだから、と思わずにいられなかった。
実際にそうなった事案はほぼ無いけれど。皆、土壇場で理性が働くものらしい。

僕を傷付けるのは、いつだって僕だ。僕の記憶や影ばかりだ。
一度しか言われなかった悲しいことや辛いことも、時間が経てば風化していく。
でも、忘れてはいけないのは、言われた内容ではなく、何故それを相手が言ったのか、その時の自分はどう感じてどうしようと思ったのか。
外側の枠をいくら大事にしたところで、中身の本質を理解したってことにはならないから。

まだ辛く感じる時はある。僕が居ない方がいいのかな、他の人とは行くのに僕は誘ってくれないんだな。
だけど、それは風に流してしまうに限る。心の中にいつでも風を吹かせて、停滞したり腐敗しきらないよう努めるに限る。

頭がまた一段階可笑しくなった僕の言うことには、守護者に加えて、鎮守府や本丸の面々の姿を借りて、誰かが話に来るのだ。
気付けば、その話を聞いて、その通りだと答え、自分が先ずは吹かれることだと考える。
気が違っているのだと思うけれど、そうやって僕は今まで生きてきた。動けなくなるまで、これでいくつもりだ。

本丸にも鎮守府にも、僕の居場所がある。守護者達がそこに居る。
あたかも、この現実世界から分離する準備のようだ。それでもいいや。
4月から続いていた倦怠感、8月にあった病んだ時に比べたら、随分と楽になれた。


しかし今更、こんなふうになったところで、それまで起こしてきたことは覆せないね。

先日、4月の終わりに連絡が途絶えていた友人と和解できた。
曰く、「ふらみいちゃんの物言いが激しすぎて攻撃的過ぎて、もう話したくないと思ったから切った」。
まぁ、好きな相手にすら呪詛を吐きだせるから、人によっては聞いていて苦しくなるのかな。

その友人は、誰かに対する言葉を気にしてしまうほど、優しい娘だった。
優しいというか、それは人との境界線が曖昧過ぎて、ちょっと辛いと思うけどね。
僕は、誰かが誰かのことをすごく強く悪く言っていたとしても、言葉の裏の感情に当てられても、そこまで挫けたりしない。聞きたいからね、吐き出させないと。
でも、そうできない人も勿論、居る。特に僕みたいな存在を相手に話を聞くと、疲弊する人は多い。だから、僕は僕の話を聞いてくれる人をすぐ気に入ってしまうわけだが。

でも、本当はそれも皆、どこかで辛かったのかもしれないな。
病んでいる時なんて、何を話しても全然からわまりだ。意味が無いって思うだろうな。
病んでいる僕からしたら、「それでも聞いてほしい、助けて」って手を伸ばしてしまうんだけど、相手も同じように心があるし、傷付かないわけじゃないもんね。無理させていたんだな。

だけど、彼女はそれを乗り越えて、僕の話を聞けるようになったのでした。
この半年の間に成長を遂げていたのです。
僕はどうでしょう。成長しただろうか、強くなれただろうか。
今でもまだ辛くなったり、悲しくなったり、怖くなったりするけれど、それを笑って流せるようになってきた。
それは時々、虚しく感じられる。自分に嘘を吐いているのだろうかと思ったりする。
僕は僕の為に、風に吹かれ続けないといけない。

誰の心も自由に受け止めて、そのまま流すことができたらなぁ。
それはきっと、愛していないわけじゃないんだよな。どうでもいいわけじゃないんだよな。
僕はやっぱり君たちと一緒がいいな。



作業用BGM
サラのテーマ / 光田康典『クロノ・トリガー&クロノ・クロス アレンジアルバム/ハルカナルトキノカナタへ』

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