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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

内容にもよると思うけど。


いつもお世話になっている病院から紹介されたカウンセリングルームに行ってきました。
各停しか止まらない駅だけど、静かで良い場所だったと思われ。
そういえば、大学の頃に一人暮らししたいなって思った時、そこの駅が最寄りだったらいいなぁなんて考えていたっけな。

そのカウンセリングルームはアパートの個室を貸りて営業している場所で、随分と落ち着いた雰囲気のなかで話をさせてもらえたのだった。
今は自分でも結構、気分が大人しくなったなと思うけど、どうだったろう。

先生に45分の間、思いつく限り、いろいろ話した。順を追って話していこうとしていたけど、途中から伝えたいことがいっぱい出てきて、結局、プロのまとめる能力に頼ってしまった。
その先生をして、「何でもありな、いろんな経験をなさっているのねぇ」なんて、呆れとも何ともつかないコメントをいただく。
まぁ、自分でもそんじょそこらでは経験できない類のことしてきたなって思うけど。

今回の話が起こった原因と自分で思っている、とある姉さんと、子ども堕ろすことになったサイコパスとの一件を話した。
今回、僕が駄目になってしまった話を聞いた先生は、相手の子を「とてもしっかりしているし、冷静に話ができている。良い人ね」と評価する。
それは僕がどんな状態だったなら、言えたことだろう。確かに冷静だし、しっかりしているのだけど、僕がこんなだから時折それが冷たく見えることもあるの。

と、同時に、それだけ冷静で落ち着いて、しっかりしている人間に対しての、この僕の愚かさと浅ましさが浮き彫りになって、生きるのが辛い。
相手を称賛すればするほど、僕は汚い生き物のままで、向かい合っていると自分の本当に駄目な部分が見えすぎる。
僕は逃げたいだけだろうか。だって、相手がすごいからそれに合わせて自分もすごくなろうなんて、それこそ馬鹿だ。身の程を弁えていない。

相手が僕に話してくれたことを、僕はちゃんと聞いていなかった。
弱音とも取れるようなその話をされたことを、僕は信頼の証のように捉えることができなかった。周りの人間の方が、よっぽどあの子の話を聞いて、役立つことを言えて、楽しい思いをさせて、気分を変えられるだろう。あの子を変えられるだろう。
僕にそんな力は無いんだ。あの子の為にできること、少しはあると思っていたけど、全然無かったんだ。当たり前だ、自分のこともままらないのに、あの子の為にできることなんて。

「なんだか、寂しいね。あなたは自分が糧になれている思えない。それが、あなたの一番辛い部分だね。相手が弱音を吐いてきても、何で? と思って話を聞いてあげられない。何かしたい、何かしないと捨てられるといつも思ってしまう」
「いつも現物支給のような形だけど、気持ちのやりとりをしないと。その方は自分から動くような方ではないから、あなたが会いにいって話に行っている。押しかけなんとやらね」
「そんな部分を変えたいのなら、最低でも4、5年はかかる。カウンセリングしていくなかでも、自分と向き合わなくてはいけないから、ストレスも溜まるしね」
「あなたはピッチャー役が多いね。自分の気持ちは素直にぶつけている。でも、たまにはキャッチャー役もやらないと。対等に言って、言われての関係を作るなら、そうしていかないとね」

と、大体、そんな感じで言われてしまった。当たっているので、特に何も言い返すことはできず。
僕は自分の話ばかりで、相手の話を聞けないのだろうか。
思い返せば、その子に関しては、ずっとそうだった。
その子が弱ったような姿勢を見せた時に、ただ話を聞くということができなかった。何かしなくちゃ、僕が何かしなくちゃとそればっかりで、自分のことばっかりで、恩着せがましかったのは言うまでもない。

他の友達にはできるんだ、できたんだ、普通に。
捨てられるかもしれないとか、いなくなってしまうかもしれないと思っても、また繋ぎにいけばいいと思えたんだ。
その子を失うことが怖くて、何でもいいから必要としてほしくて、無茶なことばかりをやっていた。否、それが無茶だなんて思うことなく、できると思っていたんだ。

何もできない。自分のことだって、零している。


新しいPCが来たので、暫く書くことに専念しようと思います。
自分のなかが、ちからが、穢れを溜め込んでいるのだということが、すごくよく解る。
部屋を真っ暗にして、不可視の存在にひたすら語り掛けました。
自分のなかから言葉にして出したものが、漂っている。
自然に触れることがなくなった所為なのか、発散することが下手くそなのか。
僕はその子と友達でいることを選んだけれど、今の僕にはそれができないだろう。
ただ暗く狭く続く道が、僕とその子を繋いでいるとは限らない。
それでも、不可視の存在にすら見えている、薄い細い糸を切らずにおこう。
書き続ければ見えてくるものがある。僕の中のものが、その子に対する感情やことばも。

4、5年が経っても、同じことを言っているかもしれない。
それでも、僕は最低限、そこから逃げずにあの子と友達でいたいと思えるのでした。
その資格が無いとしても。必要とされていないとしても。


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