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ふらみいの、とうかの、言葉吐しと成長録

依然として、混乱した日は続く。
情報源をひとつ遮断した。これで少しは楽になると思った。
ついったは楽しかった。いろんな人と会うことができた。
だけど、知ったばかりにおかしくなることも、見てきてしまった。
自分がこんな状態でなければ、親しい者達のついーとを見ても「楽しそうだなー」で済ませられたのだが。

巡るのは、もう10年前のこと。秘密にされていた、僕が関わることのできなかった事実がひとつ。
それは確かに僕が知らなくても、関わることができなくても仕方なかったことなのだけど、それをもっと早くに知っていたら、僕はあんな愚かなことはしなかっただろう。
もっと早くに知っていれば、僕が敵うわけがないと、そっと離れていたことだろう。

僕が大事にしたかった者同士が繋がった話。
よくあることだ。友人同士が知らない間に肉体関係を持っていることなど。
高校生の時もあった。付き合った人は、その時にとても仲良しだった娘と関係を持っていたようだった。

知るのは、いつも後。今回も。

今回の件を知ったのは3年前。だから、もう乗り越えたものだとばかり思っていた。
しかし、その2人が2人だけで遊んでいるのだと解った時に、ODをしても、友人に泣きついても、覚悟を決めようと思っても、心がちゃんと鎮まることはなかった。
2人の中ではもう過去のこと。僕のなかでは、まだ生々しい事実。

僕は2人が好きだった。憧れていた。精神的な強さを、肉体的な美しさを。
だから、2人が僕よりも先に会うことが辛かった。それを叱られたこともあった。
僕がいけなかったよな、なんて思ったけど、僕がまったく関係ないところで繋がっていた2人。
それをずっと黙っていた。隠していた。僕には関係のないことだから。
姦ったくせに、何も言わなかったくせに、エラそうこと言わないで。

どうしてそんな美しい娘と肉を繋げた後で、僕のようなおぞましいものと繋がった?
責任なんて、他のことなんて、何も考えられないけど、繋がった。僕とも繋がってしまった。
その穢れは、忘れようとも、忘れようとも、絶対に君から離れない影のようにつきまとうだろうさ。

彼女と姦ったことを知っていれば、君と繋がろうなど、そんな方法で役に立とうなど、考えなかった。
元より代償の方が大きそうだとは解っていた。なにせ、二次元でも三次元でも美しいものを見慣れている男など、相手にしたら僕が壊れることは高校の時分より解っていたことだ。
それでも、気に入ってほしくて、好きになってほしくて、役に立ちたくて、無茶なことをした。その結果がこれだから、あの子もさぞや呆れたことだろう。

あの子が、知っているかは解らない。たぶん、僕が知っていることなど、知らない。一生、言わないだろう。自分のことは言わない子だから。
僕はもう知っている。ずっと知っていた。心が膿んでいくのを止められなかった。
君と独立した関係であることをちゃんと解っていたら、依存せずにちゃんと関係を構築できていたら、僕がこんな底まで堕ちなければ、そんな事実があったとて揺らぐことはなかったかもしれないよ。

今はもう全て泡沫のなかの記憶。夢みたいだ。何でこんな目に遭っているのだろう。
僕には力も、覚悟も、何もない。美しいものも持っていない。何の取り柄もなく、身体は醜く、人に捨てられてばかりだった。
大事なものも持ってきていたのに、やり方を間違えた。どこで間違えたのか、遡っても遅いんだ。

僕がこうして後悔して自分を苛んでいると、きっとあの子は呆れて溜め息を吐くだろう。
もう関係なくなったから。僕が悲しんでいても、辛くなっていても、あの子が心配してくれるようなことはない。遊びにくるわけでもなし、話にくるわけでもなし。
それをまた繋げよと、関係を構築していけと、言うのなら、僕は死を選ぶ。
死ぬことで、償いと贖いとが済むように。今の僕にできることなんて、微かもない。
もう、本当にあの子にとって必要じゃなくなった存在が、僕なのだろう。関係の再構築と言われたけど、こんな遠い場所で、どうやって君は僕を再評価できるというのだろう。

苦しいことばかりだ。辛いことばかりだ。
僕は何故、こんなにもあの子を信じることができないのだろう。
喉がすぼまる。涙が零れる。だけど、まだ信じることができない。近付けない。
僕は今までずっと何をしてきていたのだろう。あの子の力になれるだろうかと、何を。
もう力になることすら許されない。何もしちゃいけない。一番いいのは、あの子に近付かないことじゃないのか。
それが違うというのなら、教えてほしい。僕はどうしたらいい。自分で見つけなきゃいけないことなのだと解っているけど、間違ってばかりだ。失ってばかりだ。君はどこへ行くのだ。元から一緒になんて歩いてなかった。だけど、もう死ぬ時に思い出すことができなくなってしまう。

僕は死ななくちゃいけないのだろうか。怖いことばかりだ。
落ち着いていたと思ったら、こんなふうに荒れるのだ。
気持ち悪い。気持ち悪いよ。そんな気持ち悪いものに僕を巻き込まないで。
僕は彼女もあの子も好きなんだよ。ただそれだけでいい。それだけでいい。
嫉妬したくない、羨ましくなんかなりたくない、張り合わなくていい、2人のことは2人のことだから、僕には関係することは許されないの。
ただ、2人に何かできる自分で在りたかった。姦ったなんて知りとうなかった。秘密になんてされたくなかった。2人とも、馬鹿。酷い。

またひとつ、心壊れて朽ちていきます。カウンセリングは再来週です。遠いよ。
こんなに荒れているけど、彼女は何事もなく家事や子育てに奮闘するでしょうし、あの子も何事もなく仕事して友人らと楽しく過ごすことでしょう。
僕だけがいつも二の足を踏んでいる。何かしら気にして動けずにいる。2人がどうやって乗り越えたかは解らない。僕には解らない。
僕が弱いだけかもしれない。僕が駄目なのかもしれない。2人とも好きなら好きでいいのに、どうして許せなくなる。この怒りは、憎しみは、嘔吐きは、何なの。

僕は僕自身で在りたいと願っていた筈だ。
しかし、こんなにも女だ。性の役割を恋仲相手に担うようになってから、堕ちていった心はまた元に戻れない。
子を殺しても、女に裏切られても、男に代替品にされても、まだ女だ。卑しい蜘蛛のように巣の中心で待つ。おこぼれでも何でも、もらえればいい。

これ以上、僕が僕でなくなる前に、死にたい。
ひとつ、またひとつと言葉と心を重ねる度に、僕が崩れていく。
でも、吐き出し続けなければ、僕はもっと違うものへと生き続けることになる。
時々、こうなるんだ。もう大丈夫だと思った次の日、朝起きるともう気分が決まっていて、駄目になったり、良くなったりする。
捨てられたくない、失いたくない、侮られたくない、大事にしたい、忘れられたくない、好きでいたい、僕は僕のままで大事なものを大事といえるようになりたい、そこに男も女も人か者かも関係なく、僕は何かに左右されずに僕の信じるものを信じ続けたい。
それは誰もが当然のようにやってきて、行っていることだ。今頃になって始めている僕がおかしいのかもしれない。もうそれは仕方ない。

苦しい。辛い。喉がすぼまる。窒息しそうだ。
本当は今すぐにでも、痛くないのなら、怖くないのなら、手首を掻っ切って死んでしまいたい。
雨のなかを飛び出して、山へ。境界線を越えて、守護者達の元に還りたい。
僕の居場所はどこだ。自分で作ってきた筈だ。今回はそれを自分で壊してしまった。だから、また自分で作るのだ。そう思ったばかりではないのか。
心の強さを、肉体の美しさを、願う僕の苦悩など、彼女にもあの子にも解らないだろう。解らなくてもいい。もう秘密なんか無しにして。全部を受け入れられるような強さを手に入れるから。そしたら、きっと誰を傷つけることもなく、僕は僕のままでいられる筈だ。

もう自分しか居ない。僕には僕しか居ない。失うわけにはいかない。
君の目を見て話せるようになるには、僕が僕を見つけて成長させて導くしかないんだ。
それは僕にとって、大事なことなんだ。たとえ、君にとっては面倒事でしかないとしても。
だけど、死にたい。喉が絞まる。絞められる。自分が自分じゃなくなる。

死にたい。でも、死にたくなかった。怖いのだ、忘れられることが。



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